衝撃的な事実?
遂に最後の部屋にやって来た俺達。ここにラスボス的な奴がいると思うんだけど…
「皆大丈夫!?」
「「「うわあぁぁぁあっ!!!???」」」
これには流石に皆驚いていた。まぁ頭上からいきなり少女が降ってきたら驚きもするわな。違う意味で声を上げた奴もいるけど。
「え?血まみれで倒れただけ?死んでない?」
そこはもういいよ…随分情報が遅れてんな。
「だから言ったじゃないですか。そんなに心配しなくてもいいって」
「バルカン!?」
おいおい…今更登場かよ!!遅すぎるだろ、何してたんだよ。
「むぅ~…だってラインがいないからぁ…情報が遅れてたからぁ…」
はいはい…可愛いなぁ本当にというバルカンの言葉をラインが遮った。
「ちょっとガロたん!!何でバルバルを──」
「だってもう殆ど終わったんでしょ?ずっと閉じ込めとくのもあんまりじゃない?」
やけに真剣だな…何の話だ?
「やっと揃ったね…」
……っ!?誰だ…?奥の部屋からガロロンと同じ位の身長の子供が出てきた。誰かは分からないけど、何となく分かる…こいつがラスボス的な奴だ!
「僕はアース…プラネット軍の長だよ…よろしく」
……軍の長ってのは全員チビなのか?
「へぇ…気になる奴が沢山いるね…バルカンにジェット、ギア…他にも………!」
敵が俺に視線を向けたままこっちに向かって来る。え?何?何?やめろ!俺は食っても上手くないぞ!!
「ふふっ…すごいね…こんな奴がいるなんて……まぁまず僕が用があるのはガロロン、君なんだけどね」
あれ?……良かった~…とって食われるのかと思っちゃったよ…
「私?なにかな?(とって食うって大袈裟過ぎんでしょオーバー)」
すると、さっきまでの威圧的な雰囲気がスッと消えて、ガロロン目掛けて一直線に走っていく。そしてヘッドスライディングのように飛び込んで、抱きつき
「会いたかったよ!!お姉ちゃん!」
「え?私?私…の?何?」
そして頬を……………………………………
は?