謎の子供?ジュピター
ライン
相手を徹底的に調べ上げて、必要な情報だけを取り上げるスキルを持つ。親しくなったら♪マークが☆マークにかわる。
ジュピター
普段は子供の伸長を保っている。温厚な性格。あまり戦いを好まない…かもしれない。
「情報整理完了~☆じゃ頑張ってね~☆」
ラインの手がジェットの頭に触れ、直ぐに引っ込んで行った。どういう仕組み?
「んじゃあ…暴れるか!!」
敵も俺に飽きたみたいだ。よかった~後少し続けられたら死ぬとこだったよ。
「さてさてー!?付き人ジェットの実力は~!?」
そう言うと、敵は物凄いスピードでジェットの方に向かった。…敵も速ーなぁホントに!!2ステージ目で出てくるレベルじゃねぇよ。
「なるほど…マーズって言うのか…で、能力は…?…オケ、問題ないな」
「何一人でぶつぶつ言ってんのぉ!?集中しないと危ないよぉ!?」
そう言うと、ジェットの真下からさっきと同じように、鉄の針のようなものが飛び出してきた。ホントに危ないよ!!ボーっと突っ立ってたら!!
「ご心配には及ばねぇよ!!」
ジェットは既に空高くジャンプしていたようだ。まぁ空高くって言ってもそんなに高くないけど。
「高く飛んで逃げたつもり?」
敵…もといマーズの右腕が鉄の槍に変化した。……よく見たら銅だな、あれ。
「おいおい、俺についてきていいのか?」
「はぁ?」
マーズとジェットの真下からミサイルが追尾してきた。いつの間に仕掛けたんだ?
「おぉい!!オーバー!!危ねぇから離れてろ!!」
じゃあ次のとこ行っていいすか!?もう用無しって感じなんでェ!!
「っ!でもこの程度…回避出来るよ?どうする!?」
聞けよ!!
「ならば!!ジェットボム!!」
ボン!!
!?また見えねぇ!!速すぎる!!
敵もさっきの爆発で地面に落ちたようだ。
「ぐっ…でもこんなんじゃあ全然…!?」
敵の真上から一面の中型爆弾が降り注ぐ。っと危ない!!ナレーションしてる場合じゃ無いな!!
ボガァァァァァン!!
「これぞ一連、花!!」
くっ…すげえ爆風…っこりゃ離れとくに限る!!
「ゲホッ…がっ…まだまだぁ…きかないよぉ…?」
まだ立てんのか!?
「分かってんよ!!さっきのは陽動だ!!」
敵の周りに中型爆弾、そして中央に超大型爆弾が乗り、まるでひまわ──
「待て!!言わせろ!!……七連!!ひまわり!!」
ジェットが地上に降りたと同時に一気に爆発する。…図ってやがったな?
「ふぅ…決まったぁ!!」さすがに今度は敵も耐えられなかったみたいだ。黒焦げになって伸びている。…大丈夫か?これ。
「大丈夫だよ。死んじゃいねぇ。それより進んで行った奴等が心配だ。行くぞ!!」
……なーんか今回の相手は強く見せといて実は結構弱かったな……いや相手が悪かっただけか…
まぁホントにそんなことより先に行った奴等だよな…また血まみれ……なんてことは嫌だからな……っ!
「よし、ついたぜ!!」
……ついた…けど……あれ…?誰もいない?
「バァ!!」 「うわっ!」
何だこいつ、どこにいた!?
「おいお前!!……誰だ?」
そりゃその質問が先でしょうね!
「ん?…うーん…うん!僕はジュピター!!プラネット軍の一人だよ!」
なんだ今の間は。それより…
「ここに沢山の人が来なかったか?」
「うーん…うん!来たよ!物騒だったから先に行かせた!君達も行っていいよ」
だからなんだよ今の間は。て言うか通すのかよ
「それでいいのか?」
「それでいいのさ!」
じゃお言葉に甘えて…
「二人共待った!!…この子…人間じゃない!」
は?何言ってんだ?いつになく真面目に喋ったと思ったら馬鹿なことを。
「ん?…うーん…うん!よく見抜いたね!そう、僕は人間じゃない!ガスさ!」
こいつまで…一体何言ってんだ?どう見たって人間じゃねーか。「信じられない?じゃあ…これなら!?」
急にジュピターが消えた。と思ったらまた出てき…!?
「でっっっっか!!なんじゃこりゃ!?」
さっきまで俺と同じ伸長だったのに、今度は部屋を覆い尽くす大きさだ。マジでガスか!?なんなんだこいつ!!
「にっしっし~!!どう?」
くっ…デカイっ…こんなんに襲われたらひとたまりもねぇよ!!
「あ、もう行っていいよ~」
いいんかい!!バトルモード突入じゃないんかい!!
「じゃあね!!」