笑顔と夕立と晴女
梅雨の時期に投稿した「梅雨とアジサイと雨女」から、一ヶ月ちょっとあとの話です。
歩み始めた少女と、それを見守る少年の後日談。「梅雨とアジサイと雨女」をまだお読みになっていない方は、作者の作品リストからどうぞ。
八月。
梅雨が明けてしばらく経ち、じめじめした空気は一転。カラッとした空気の猛暑日が続くようになる。突然変わった気候には少なからず参るものがあるが、じめっとした空気が嫌いな俺にとっては嬉しい変化である。
爽やかな快晴が続き、梅雨の間待ち望んでいた青空を毎日のように拝むことができる。
――故に、つい油断してしまう時期。
「しくじった……」
学校からの帰り道。その途中にある公園の東屋。"ずぶ濡れ"の俺は、急変した空と油断しきっていた自分の両方に向けた恨みを込めて、"土砂降り"の雨空を見上げた。
「なんとなく、今日は蒸すような感じがする」。朝からそんな風には思っていた。けど、空は晴れ渡っていたし、大丈夫だろうと思っていた。その油断の結果、回避できなかったその気象現象。……夕立。
そう。夏といえば、夕立の季節でもある。別に完全に失念していたというわけではないが、あまり考えたくもなかった。そしてこんな日に限って雨具の類を持ち合わせていない。
「早く止まないかね……」
大粒で、激しく、大量に地面に叩き付けられる雨粒。肌を叩かれると痛いくらいの勢いで降るそれは、梅雨時の雨とは全くの別物にすら思えた。……そういえば、某知識あるバカが、梅雨の雨とは根本的な性質が異なるものだとか言っていたような……。
いや、そんなことはどうだっていい。この忌々しい雨がさっさと止んでくれればいいんだ。
少し走ればコンビニでビニール傘でも買えるだろうが、この雨ではとてもそこまで走る気にはなれない。
雨は依然として強く降り続け、地面に当たっては弾けている。跳ねた飛沫が膜を作るような勢いだ。雨音は周囲の音という音を掻き消し、無数の大粒は一寸先の視界をも不明瞭にする。
「……ん?」
その不明瞭な視界の先に、何かが見えた。
目を凝らす。……どうやら、誰かがこちらに向かって走ってきているらしい。
その姿はだんだんと大きくなり、はっきりとしてくる。俺と同じ、雨宿りに来た人のようだ。
「す、すみません! 失礼、します!」
鞄を傘代わりにしてバタバタと駆け込んできたのは、うちの学校の女子生徒。鞄くらいじゃこの雨は防げないようで、俺と同じくずぶ濡れらしい。
「もう、びしょびしょ……」
嘆きながら、こちらに背を向け、ハンカチで体を拭い始める。が、そのハンカチがずぶ濡れでは意味もない。
……って、あれ? こいつは……。
「おい、お前……」
そう思って声をかけると、女子生徒はこちらに顔を向けた。
血色の薄い白磁のような肌と、空の色を写し取ったような碧眼。短く切られた黒髪に、紫陽花の髪飾り。それは、俺のよく知る顔だった。
「あ……」
相手も俺に気づいたらしく、ハッとして声を上げる。
「よう、遠野」
「あ、朝霧君!?」
遠野千雨。梅雨のあの日以来色々とおせっかいしてやっている、元自称雨女の少女だった。
「お前も雨宿りか」
「う、うん。傘、持ってなかった……から」
遠野は困ったように笑い、外の雨に目をやった。元々雨を過剰なくらい警戒していた彼女なら折り畳み傘くらい常備していそうなものだが、もしかして変わろうとするための努力が裏目に出てしまったのだろうか?
「すごい雨だね。いきなり降ってきてびっくりしたよ」
「ああ、まあ、そうだな」
それにしても、と、改めて彼女の姿に目をやる。
「うーん……」
「? どうしたの、朝霧君?」
視線に気づいた遠野が振り向く。
夏仕様の制服。男子のワイシャツと似たような素材で出来た、真っ白な薄手のセーラー服。それが、豪雨でずぶ濡れ。真正面からその姿をしかと捉え、俺は頷いた。
「……お前、もう少し気を使ったほうがいいぞ?」
「え……? 何が?」
「水色……いや、咲き始めの紫陽花色、と言うべきなのか?」
「ふぇ……? あっ! わ、あ、うっ」
言葉の意味に気づいたらしい遠野は、慌てて鞄で胸の辺りを隠し、背を向けた。
「……いじわるだよ、朝霧君」
そしてそのまま視線だけこちらに向け、横目でジトッと睨んできた。肌が真っ白なだけに、赤くなっているのがよく分かる。
そんな彼女を見て、随分表情豊かになったものだと感心する。
「……にやにやしてる」
「ん? いや、嬉しいなと思って」
いろんな意味で。
「……朝霧君、意外と変態さんだよ」
「健全なんだと言ってくれ」
「も、もう、知らない!」
今度こそ、ぷいっと顔を背けられてしまった。どうやら意地悪が過ぎたらしい。しかし背を向けた所で薄手のセーラー服がぴったりと背中に貼り付いて肌色やら紫陽花色やらが見えてしまっていることは果たして教えてやったほうが良いものか。
「……朝霧君、もっと優しい人だと思ってたのに」
「まああの時はそこまで親しい間柄じゃなかったからな」
「親しくなると、そういうこと言うの?」
「親しくもないのに言ったらただのセクハラだしな」
「し、親しくてもセクハラだよ!」
「あっはっは」
「笑わないで!」
プンプンと怒りを露わにする遠野。やっぱりこいつ相手にはこれくらいやってやったほうがちょうどいいんだろうな。……親しい相手ってことで調子に乗っているのも確かかもしれないが。
「……親しくなれたって、こんなんじゃ、嬉しくない……」
「ん? なんだって?」
「なんでもない」
あれ、なんか刺々しい。さすがにやりすぎたか。
「……雨、まだ止みそうにない、ね」
遅すぎる反省をしていると、遠野は外を見てポツリと呟いた。
「ああ、そうだな」
遠野の言う通り、土砂降りの雨は一向に弱まる気配がなかった。強くなっているということはないように思えるが、良くも悪くも状況は変わっていない。
「……はぁ…………」
しばらく雨空を眺めていた遠野は、不意に小さなため息をついた。表情は伺えないが、その後ろ姿はどこかさっきより小さく、縮こまって見える。
「どうした、遠野?」
「……別に、なんでもない」
背を向けたまま、また一つため息。今となっては見慣れたその仕草に、言葉はなくとも、彼女が何を悩んでいるのかはすぐにわかった。
「まあ、しょうがないだろ。降るときは降るって」
「え……?」
「また、『雨女だから』とか、『自分のせいで』とか思ってたんだろ」
「う……」
図星だったらしい。やっぱり、まだまだ先は長いようだ。
「……ごめん」
「謝るなよ。雨女だって認めるようなものだろ?」
いつものことだからと、いつものように励まそうとする。しかし遠野は、小さく首を振った。
「違うの」
「へ?」
「……ううん。違わない、けど、でも……、やっぱり、違うの」
曖昧な言葉で否定すると、苦笑しながら振り向く。
「私、空回りしてばっかりだなって」
「空回り?」
「うん。……変わりたいって思うばっかりで、いつも空回りするの。今日だって、雨降るかもってわかってたのに、大丈夫だって意地張って、わざわざ家に傘置いてきて……。そしたら、こんなことになっちゃった」
うまくいかないよ。そう付け足して、またため息混じりに空を見上げる。
俺も釣られて空を見る。もうそろそろ弱まり始めているようだ。
「空回り、か……」
はりきりすぎて空回り。努力が報われるどころか、仇となって返ってくる。……しかし、それでも――。
「まあ、逃げてないだけ偉いだろ」
「……そう、かな」
「ああ。あの時のお前なら、さっさと諦めて根暗に諦観決め込んでただろうからな」
「ね、根暗って……」
拗ねたように頬を膨らます。しかし、当時は本当に根暗だったのは否定出来ないだろう。
……言ったら取り返しのつかないほど拗ねて怒ってしまいそうなので黙っておく。そして、誤魔化すように屋根の外へ手を伸ばした。
「ほら、そろそろ止みそうだぞ」
「え? あ……ほんとだ」
さっきまで信じられないくらいの土砂降りだった夕立と言う名のゲリラ豪雨は、気づくとだいぶ弱まり始めていた。俺はそのまま屋根の下から出てみる。
「……よし。これくらいならもういいか」
完全に止んではいないが、どうせとっくに全身ずぶ濡れだ。今更気にするレベルではない。
「んじゃ、俺は行くぞ」
中身が悲惨なことになっていそうな鞄を手に、小降りな雨の中を歩き出す。
「あ、ま、待って! わ、私も行く」
「いいのか? 濡れるぞ?」
「いいよ。私だってもう、こんなだもん」
鞄を胸に抱いたまま、遠野も後をついてきた。まあ、確かに彼女もずぶ濡れだが、そこは男と女の違いを気にするべきだと思う。
しかし言っても聞かないような気がしたので、そのまま二人で公園を歩き出した。小雨が直接降り注いで、肌を叩く。
「ふふ、もうこれくらい気にならないね」
「まあ、そうだな」
雨の中、傘もささずに並んで歩くずぶ濡れの高校生二人組。傍から見たらさぞかし奇妙な光景だろう。
空気は相変わらず生温かく、全身が雨水に濡れているせいで常になにか生暖かいものが肌にベッタリ張り付いているような感じがして、よけいに不快感が増す。しかし、もはやそれすら気にならなかった。
「早く止み始めて良かったな」
「そうだね。……うん、私が来たおかげだよ」
遠野は誇らしげに胸を張った。
自分は雨女ではなく、むしろ晴女だと思い込む。他でもない俺が言ったやり方だが、それを実践する遠野がなんだか微笑ましい。それが同時になんだか照れくさくもあって、つい、また意地悪が口を突く。
「まあ、夕立なんて放っといても勝手に止むものだけどな」
「あう……」
遠野は、今度は反対にがっくりと項垂れた。
「は、励ますのか、いじわるするのか、どっちかにして欲しいかな……」
「あっはっは」
「もう、そういう意地悪は嫌いだよ……。……まだ気にしてるんだから」
「すまんすまん、冗談が過ぎた」
ポンポンと頭を叩くと、遠野はムスッとして目を背けてしまう。
「……これも、親しいから?」
そして不意に、そんなことを聞いてきた。
「は?」
「親しいから、こういうことするの? 誰が相手でも、するの?」
……まあ、確かに親しくなければ意地の悪い冗談なんて言わないが。
「そうだな。親しいからだろうな」
「朝霧君は、その……。……"親しい女の子"って、他にもいるの?」
「はあ?」
一体どうしたというのだろうか。意地悪が過ぎて疑心暗鬼か?
「ねえ」
「あ、ああ。……そういえば遠野くらいかもしれないな、ここまで踏み込んだのは」
「……そう」
「…………」
遠野はしばらく黙ったまま淡々と隣を歩く。静寂がどこか気まずい。
調子に乗りすぎたことを謝るべきだろうか。そう思って口を開きかけると、先に遠野が口を開いた。
「……だったら、許す」
「……許す?」
「意地悪言ったの、許す」
「そ、そうか。あ、ありがとう……?」
なんだろう。今日の遠野、なんかよくわからない。
「あー、まあ、悪かったよ。ごめんな」
「もういいよ」
「う……」
ツンとした答え。自業自得だが、気まずいことこの上ない。俺の不用意な一言で関係破綻の危機?
……って、関係も何も、俺はただ遠野をしばらくサポートするってだけでそれ以上でもそれ以下でもないわけで……。むしろ遠野が一人でやっていけるようになったら俺はもう必要ないわけだ。
……で、そう考えると妙に虚しくなるのはどうしてだ、俺。
遠野に目をやる。彼女はまだ、俯き加減に目を背けていた。
隙だらけの頭頂。なんとなくそこに手を伸ばしかける。
「? どうしたの、朝霧く……」
「とりゃっ」
「わ、わっ!?」
気づかれそうになったので強行突破的に頭を掴む。そしてそのままガシガシと乱暴に頭を撫で回した。
「うりうり」
「あ、あうっ、な、なに、何!?」
パニックに陥る遠野。うん、ツンとしてるのを見るよりはずっと面白い。
「あ、あさ、あさぎり、く、ん、あ、あう」
「まあまあ。良いではないか良いではないか」
「ぜ、全然、良くな、あ、あうう……」
ぐるぐると目を回し始める。顔が真っ赤になっていた。
……よし。こんなもんだろう。
と、何が「こんなもの」なのかは知らないが、俺は手を離した。
「はー……はー……び、びっくりしたよ」
「あっはっは」
「も、もう! どうしていきなりこんなことするの!?」
……さあ、どうしてだろうな。俺に聞かれても困る。
なんて言えないので、適当に言い訳を考える。
「あー、そうだな。なんか、暗いよりかは明るく騒いでたほうが空も晴れるんじゃないかと思って」
「……本当に?」
「あ、ああ、本当だ本当。ほ、ほら、晴れてきたぞ!」
空を見ると、雲が少しずつ切れてきて、晴れ間が覗き始めていた。これ幸いとばかりに指さす。
「……夕立なんて放っといても止むもん」
「そ、そんなことないぞ。遠野のおかげだぞ!」
「……もう、調子良すぎだよ、朝霧君」
諦めたように苦笑する遠野。強引だったが、ギリギリ機嫌を直してくれたようだ。
うん、良かった。なにが良かったのかはよくわからないが、良かった。
「ま、まあ、あれだ。これでまた一歩晴女に近づいたわけだ」
頭の中が混乱している中苦し紛れに言う。また苦笑されると思ったが、遠野は今度はフッと柔らかい笑みを浮かべる。
「……うん。そうだね。私、今日のこと、たぶん忘れないと思うから」
逃げ道に飛び込むように放った言葉に対して返ってきたのは、予想外に素直な、なんだかドキッとする物言い。……だからどうして遠野相手にドキッとしてるんだ俺は。
「えっと……それって、どういう……?」
それでもなんだかその言葉の意味が気になって尋ねてしまう。それに応える遠野は、こんどこそ苦笑いをしていた。
「もう、朝霧君が言ったんだよ? 『自分で作った晴空』に目を向けろって。そうやって少しずつ、自分は晴女なんだって思い込んでいけって」
「あ、ああ……」
なんだ、そういうことか……。そういえば言った気がする、そんなクサいセリフ。
俺は一つ大きく息を吸い、気を落ち着けてから答える。
「そうだな。そうやって少しずつ変わっていければいい」
「ふふ。やっとあの時の朝霧君みたいなこと言ってくれた」
「ああいうクサいセリフ吐きまくる奴の方がお好みか?」
「ううん、そんなことない」
遠野はニコッと笑いかけ、俺の目をジッと見つめた。
「私は、"朝霧君だから"嬉しいんだよ」
「……お前も結構カユいセリフ言うんだな」
「……意地悪は嫌いだよ」
が、すぐにムスッとしてしまう。いや、照れくさくて逃げたなんて、言えないし……。
「と、とにかく、こんなところでいつまでも喋ってないで、早く帰ろう。全身びしょびしょだし、風邪引いちまう」
「そうだね。晴れてきたから、歩いてるうちに乾いちゃうかもだけど」
空はさっき見た時よりも晴れ間が増していた。
湿っぽい所に日が射すと湿度と気温が同時に高くなるから好きじゃないが、晴れてる分には気持ちがいい。雨が空気を綺麗にしてくれたおかげで、青空は普段よりずっと綺麗に見える。
「うん、晴れてきた。私のおかげなんだから」
「はは、そうだな」
ひと月前には絶対口にしなかったであろう言葉。そう言って笑う遠野は、なんとなくいつもより可愛く見えた。
できることなら、彼女が変わることが出来た後もずっと見守ってやっていたい。なぜかは知らないが、この笑顔を見ていると、そんなことを思わされる。
別に、「ここまで来たらさようなら」みたいな明確な線引を前もって設けているわけではなかったはずだ。それをどうしてわざわざそんな風に思い直したのか。
それはおそらく、俺自身の気持ちが、どこかしら変化したからなんだろう。
「……遠野」
「うん? なに?」
これからも、一緒にいていいか?
なんてこっ恥ずかしいこと、聞けるはずもなく。
「……千雨って呼んでいいか?」
何故か代わりにそんな言葉が口を突いて出る。
「……ふぇ?」
……何故だ俺。なにがどうしてこうなった。
「ち、違う! 今のナシだ!」
慌てて取り繕う。が、遠野はおかしそうにクスクスと笑い始めてしまっていた。取り消し不可。申請手遅れ。なにこれ恥ずかしい……。
「クス……いいよ」
「ああ、ありがとな……」
訂正しても遅いので素直に喜んでおく。
「ううん。むしろうれしい、かも。ねえ、私も晴樹君って呼んでいいかな?」
「好きにしろぃ……うぐぐ……」
なんだこれものすっごく恥ずかしい。どうして俺は、こんなこと……。
「ねえ、晴樹君」
「なんだよ、ち、……千雨」
驚くほど自然に俺の名前を口にした千雨に対し、俺の方は若干どもりながら、なんとか名前で呼んでみる。
なんだか色々上手く行かない。心のなかで悔やむ俺の不意を突くように、千雨はまた、驚くほど自然に、その言葉を口にする。
「これからも、よろしくね」
「え……?」
「私、また今日みたいに暗くなっちゃうと思うから。だから、晴樹君が傍で見ていてね」
……「これからも、一緒にいていいか」。言いかけて止めて失敗して心のなかで頭を掻きむしっている俺とは違って、千雨はそんなことも簡単に言ってしまう。
しかしそれは、俺が言いかけた言葉とは少し違ったニュアンス。「変われるまで」という意味は変わらない。
「……ああ、もちろんだ。それくらいお安い御用だって」
そのニュアンスを、俺の思った形に訂正させることなんて出来るはずもなく、俺はそのまま笑って頷き返した。
でもまあ、どんな形であろうと、ひとまずこのまま一緒にいられるならそれでいいだろう。曖昧なところも、わからないところも、そのうちどうにかなる。
空を見上げる。だいぶ雲も無くなって、雲間から覗く晴空の面積も大きくなってきている。それを見上げて、千雨は気持ちよさそうに笑っていた。あの頃の彼女からは想像もつかないような、清々しい笑顔だ。
何もかも、変わり始めている。それは、俺自身も。
いろんなモノが変わり続ける中、このまま「一緒にいる」ことだけが変わらずにいられたら。
「……千雨のロマンチストが感染ったかな」
「何か言った?」
「別に、なんでもないっての」
……そんなことを、広がっていく晴空に願うのだった。
お付き合いいただきありがとうございました。作者の織田です。
「梅雨とアジサイと雨女」の後日談です。前のを書いている時から二人のことが気に入っていて、いつかまた二人を書いてみたいと思っていました。そんなわけで今回の後日談になります。
名前もつけてあげました。朝霧晴樹君と遠野千雨ちゃんです。
二人して少し性格が変わっているような感じがしますが、本来の二人……いや、ちょっとテンション高めな二人なのかもしれません。晴樹君は梅雨がだいっきらいですし、千雨ちゃんは根本的に変わり始めてますし。
ところで、今回はいつもみたいにかっこつけようとする感じではなく、二人の「その後」の日常とか青春的な一幕をライトな雰囲気で書いてみた感じです。若干ラブコメチックです。というわけでジャンルも恋愛にしましたが、二人の関係が恋愛に発展するのはまだ先でしょう。
次を書くかはわかりませんが、変わっていく二人を見守って行きたいと思いました。……なんか読んだ側の感想みたいですねコレ。
さて、そろそろ夕立とか酷いシーズンです。梅雨が明けても念のための雨対策を怠らないようにご注意を。
それでは今回はこの辺で。
公開の場を与えて下さった運営様と、最後まで読んで下さった皆様に感謝を。
ありがとうございました。




