表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/24

第21話:力の代償と仲間との絆の深化

冒険を終え、ユイたちは小さな森の中で休憩していた。

掌の光はまだ微かに残り、身体の奥には疲労が重くのしかかる。昨日の魔獣との遭遇、力の暴走――すべてが彼女の心身を試していた。

「……まだ、胸がドキドキする」

ユイは膝を抱え、息を整える。掌を開くと、微かに光が震え、代償としての疲労が伝わってくる。力は確かに成長したが、それには心と身体への負荷が伴うのだ。

「ユイ、大丈夫?」

ミナがそっと隣に座り、手を握る。

「うん……でも、少し怖い。力を使うと、まだ自分を制御できないかもしれないって思っちゃう」

レオンは冷静に観察しながら、少し柔らかい表情で言った。

「力には必ず代償が伴う。それを恐れず受け入れることが、真の成長だ」

ユイは深呼吸をする。掌に残る光はまだ微かに揺れるが、恐怖だけではない。希望と決意が、少しずつ混ざり合い、胸の奥に新たな力を芽生えさせていた。

「……わかった。怖くても、代償を受け入れて、前に進む」

ユイは小さくつぶやき、光を掌の中に収める。

その夜、焚き火を囲みながら、三人は静かに会話を交わした。

「今日の冒険で、私は少し自信を持てたかもしれない」

「でも無理は禁物ね。無理すると、力も心も疲れちゃうから」

「力は使うだけじゃなく、守るために使う。仲間や街のために」

友情、信頼、絆――言葉にせずとも、三人の心の中で確かに交差していた。

掌の光は静かに揺れ、森の夜に溶けていく。

ユイは胸の奥で決意する。

「私、もっと強くなる。怖くても、仲間と一緒なら乗り越えられる」

小さな森の夜、焚き火の灯りに照らされた三人の影は、未来の試練に立ち向かう決意を静かに語っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ