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揺れる心と、トキメキ♡
放課後の河川敷――悠真、美咲、里奈、美月の四人は、少し離れて座りながら談笑していた。
だが、微妙な距離感が再び胸の奥に小さな波を立てる。
美咲はそっと心の中でつぶやく。
(……悠真くん、わしのことどう思っとるんじゃろ……でも、焦ったらあかん……)
里奈も少し赤くなりながらつぶやく。
(……美咲も悠真くんのこと考えとるんじゃろうな……わしも焦らんでええけど……)
悠真は二人の視線や距離を敏感に感じ取り、誠実に行動する。
「……二人とも、無理せんでええぞ。わしは友情も恋も大事に思っとるけぇ、焦らんでええ」
その瞬間、手が触れそうな距離、そよ風に揺れる髪、夕陽の光が二人の頬を染める――
甘酸っぱさと切なさ、胸キュンの波が再び立ち上がる。
美月は少しにやりと笑い、ライバルも離れた場所で観察している。
「ふふっ、青春の波はまだまだ終わらんのう……」
友情と恋心、微妙な距離感、小さな誤解――
全てが入り混じる時間の中で、三角関係の胸キュンは再び膨らむ。
夕陽が川面に反射し、長く影を落とす中、心の揺れは止まらない――
青春の甘酸っぱさと切なさは、今日もそっと四人の間で揺れ続けるのであった……




