揺れる気持ち
放課後の図書室――悠真、美咲、里奈は課題を進めながらも、心の中は微妙に揺れていた。
美咲はふとつぶやく。
「……悠真くん、なんか最近、里奈と仲良さそうじゃのう……」
悠真は少し困りつつも真面目に答える。
「……わしは、二人とも大事に思っとるけぇ、無理せんでええぞ」
里奈も少し照れながらつぶやく。
「……美咲のことも、わし、大事に思っとる……」
その様子を美月は遠くからにやにやと観察し、軽く挑発する。
「ふふっ、悠真、二人とも大事に思っとるんじゃろうけど、どっちを選ぶんじゃ?」
小さな挑発に、三人の胸の奥で小さな葛藤が生まれる。
(……わし、どうすればええんじゃろ……悠真くんの気持ち、どっちに傾いとるんじゃろ……)
(……わしも、焦ったらあかん……でも心がざわつく……)
悠真は二人の心の揺れを敏感に感じ取り、誠実に行動する。
「……二人とも、焦らんでええぞ。わしは友情も恋も大事に思っとるけぇ」
川沿いの風が髪を揺らし、夕陽が水面に反射してキラキラ輝く中、三角関係の微妙な距離感と胸キュンが再び立ち上がる。
美月は少しにやりと笑い、ライバルも小さく影をちらつかせ、次の試練の布石を残す。
友情と恋心――甘酸っぱさと切なさが入り混じる青春は、まだまだ終わらないのであった……




