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晴れの国で、恋をした  作者: 櫻木サヱ
微妙な距離と誤解の波

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誤解の大きさ

朝の教室。昨日のちょっとした誤解がまだ残る中、悠真、美咲、里奈はそれぞれ微妙な距離感で座っていた。

美咲の視線は時折里奈に向き、里奈の視線もまた美咲に向く。

(……なんか、昨日のこと、まだちょっと気になっとる……)

美咲は心の奥で少しもやもやしつつ、悠真の手や横顔を意識する。


一方、里奈も同じく胸の奥がざわつく。

(……美咲、悠真くんのこと考えとるんじゃろうか……わしも……焦ったらあかん……)


その微妙な距離感を察した悠真は、にこやかに微笑みつつ二人に話しかける。

「……美咲、里奈、無理せんでええぞ。わしは二人とも大事に思っとるけぇ」


悠真の誠実な言葉に、美咲は少し安心し、里奈も頬を赤らめながら微笑む。

その瞬間、昨日の誤解の波は少しだけ落ち着き、微妙な距離感も整理される。


しかし、教室の隅から美月がにやにやと観察し、さらに小さな波を立てる準備をしている。

(……ふふっ、まだまだ面白くなりそうじゃのう……)


午後の窓から差し込む柔らかい日差しと、そよぐ風が教室の空気を優しく揺らす。

三角関係の甘酸っぱさと切なさは続くが、悠真の誠実さが少しずつ二人の心を落ち着かせ、安心感と胸キュンを生む――


こうして、誤解の波は少し収まり、次なる試練に向けた準備が整う。

三角関係はまだ終わらない――

だが、悠真の真摯な態度が、二人の心を温かく包むのであった。


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