新学期の胸きゅん♡♡♡
文化祭も終わり、新学期の朝。
校門をくぐる悠真は、少しぎこちない足取りで教室へ向かう。
(……わし……あれからどうなるんじゃろう……)
胸の奥がじんわり熱くなる。
美咲や里奈と会うのが、楽しみでもあり、少し切なくもある――。
教室に入ると、美咲は窓際でノートを整えながら少し俯いている。
(……悠真、あの時の気持ちはちゃんと伝わっとるんじゃろうか……)
手のひらをぎゅっと握り、胸の奥の切なさを感じつつも、前向きになろうと心を落ち着ける。
里奈も教室に入り、悠真の姿をチラリと見て微かに胸が高鳴る。
(……わしも、まだ少し意識しとるけど……前に進まんと……)
微笑みを浮かべ、深呼吸して心を落ち着ける。
悠真は席に向かいながら、二人の様子をそっと見つめる。
「……おはよう、美咲、里奈」
その声は少しぎこちないが、誠実さと優しさがにじみ出ている。
美咲と里奈は目が合った瞬間に軽く顔を赤らめる――
教室に甘酸っぱい空気が静かに漂う。
遠くから美月も観察している。
(……あんたたち、まだ微妙な距離じゃな……でも、これが青春の面白いところじゃ……)
美月の目には、友情と少しの期待が光る。
授業が始まると、心臓の鼓動が少し落ち着くものの、胸の奥では微かなドキドキが残る。
窓から差し込む朝日が教室をオレンジ色に染め、三人の心を柔らかく包む――
友情と恋心、切なさと胸キュンが混ざり合う、新学期の穏やかで甘酸っぱい始まりの日。




