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晴れの国で、恋をした  作者: 櫻木サヱ
恋の始まり、方言まじり

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37/68

未来への決意

夕陽が校庭を赤く染める中、悠真は二人の告白を前に、心の奥で静かに揺れていた。

美咲と里奈、それぞれが真剣な目で見つめている――その想いは、どちらも悠真の胸に深く届いていた。


(……わし……どっちも大事じゃ……でも、どう答えたら……)

悠真は軽く息を吐き、手を握りしめる。心の奥で、迷いと誠実さが入り混じる。


「美咲……里奈……わしの気持ち、正直に言うけぇ、ちゃんと聞いてほしい」

二人は少し緊張しながら頷く。


悠真はまず、美咲に目を向ける。

「美咲……わしは、あんたのこともずっと見とった。頑張るあんたの姿も、素直に気持ちを伝えるあんたも……全部、わしの胸に残っとる」


美咲は胸がぎゅっとなる。

(……わしの気持ち、届いとるん……?)


次に里奈に目を向け、ゆっくりと語りかける。

「里奈……わしも、あんたのことを大事に思っとる。優しくて、真っ直ぐなあんたの気持ちも……わし、ちゃんと受け止めたい」


二人同時に告白された悠真の言葉は、どちらにも偏らず、でも誠実に心を伝えている。

胸の奥で微かに揺れる感情――それでも、二人の想いを尊重し、急がず、誠実に答える選択。


美咲は少し赤くなりながらも微笑む。

「……うん……わし、ちゃんと聞いた……」


里奈も小さく頷き、少し安心したような表情を浮かべる。

「ありがとう……悠真くん……」


遠くから美月が二人を見守る。

(……あんた、ええ返事しとる……でも、まだこれからじゃ……)

友情と切なさが混ざったまなざしで、二人の関係を見守る。


夕陽が校庭を染め、影を長く伸ばす。

三角関係はまだ揺れながらも、甘酸っぱさと胸キュンが最高潮に達する――。

悠真は二人の気持ちを受け止めつつ、心の奥でゆっくり決意を固める。


(……わし、焦らんで、ちゃんと選ぶ……今は、二人の想いを大事にするんじゃ……)


友情と恋心、切なさと胸キュン――

三人の関係はまだまだ揺れ続けるけれど、悠真の誠実な答えは、確かに未来への一歩となった――。


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