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晴れの国で、恋をした  作者: 櫻木サヱ
恋の始まり、方言まじり

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36/70

2人のドキドキ♡♡

放課後の校庭。

夕陽が校舎をオレンジ色に染め、影が長く伸びている。

美咲は少し緊張した表情で立ち、里奈も悠真の横に並ぶ。

二人とも、胸の高鳴りと緊張で心臓がドキドキしている。


(……ここで、ちゃんと伝えんと……!)

美咲は深呼吸し、勇気を振り絞る。


「悠真……わたし……好きなんよ……!」

小さな声でも、真っ直ぐな想いが悠真の胸に届く。


悠真は一瞬驚いた表情を見せる。

「えっ……美咲……?」

その声に、美咲は少し赤くなりながらも目を逸らさずに見つめる。


しかし、同時に里奈も小さな声で告白する。

「悠真くん……私も……好きです……」

その声は少し震えているけれど、誠実さと真剣さが込められていた。


悠真は二人の目を交互に見つめ、胸の奥でぎゅっと何かが締め付けられる。

(……二人とも……わしのこと、本気で……)


深呼吸をして、悠真は誠実さを崩さず答える。

「美咲……里奈……ありがとう……その気持ちは、わし、しっかり受け取ったで」

その言葉に、美咲と里奈の胸は少し緩む。


美咲は一歩前に出て、少し赤くなった頬で言う。

「……悠真の答えはどうあれ、伝えたかったんよ……」


里奈も少し微笑みながら頷く。

「私も、勇気を出して言いたかったん……」


悠真は二人の真剣な目を見つめ、心の奥で少し揺れる。

里奈への誠実さ、美咲への微かな心の揺れ――

複雑な気持ちが胸に渦巻く。


遠くから美月が見守る。

(……あんたたち、ついに……言うたな……でも、わしの役目はまだ終わっとらん……)

微笑む美月の瞳には、友情と切なさが混ざった光が宿る。


夕陽が校庭をさらに赤く染め、三人の影が長く伸びる中、

二人同時の告白は、悠真の胸を大きく揺さぶった――。


友情と恋心、切なさと胸キュン――

三角関係はさらに複雑になり、甘酸っぱさは最高潮に達した。

そして悠真は、二人の想いを前に、誠実に向き合う覚悟を固める――。


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