2人のドキドキ♡♡
放課後の校庭。
夕陽が校舎をオレンジ色に染め、影が長く伸びている。
美咲は少し緊張した表情で立ち、里奈も悠真の横に並ぶ。
二人とも、胸の高鳴りと緊張で心臓がドキドキしている。
(……ここで、ちゃんと伝えんと……!)
美咲は深呼吸し、勇気を振り絞る。
「悠真……わたし……好きなんよ……!」
小さな声でも、真っ直ぐな想いが悠真の胸に届く。
悠真は一瞬驚いた表情を見せる。
「えっ……美咲……?」
その声に、美咲は少し赤くなりながらも目を逸らさずに見つめる。
しかし、同時に里奈も小さな声で告白する。
「悠真くん……私も……好きです……」
その声は少し震えているけれど、誠実さと真剣さが込められていた。
悠真は二人の目を交互に見つめ、胸の奥でぎゅっと何かが締め付けられる。
(……二人とも……わしのこと、本気で……)
深呼吸をして、悠真は誠実さを崩さず答える。
「美咲……里奈……ありがとう……その気持ちは、わし、しっかり受け取ったで」
その言葉に、美咲と里奈の胸は少し緩む。
美咲は一歩前に出て、少し赤くなった頬で言う。
「……悠真の答えはどうあれ、伝えたかったんよ……」
里奈も少し微笑みながら頷く。
「私も、勇気を出して言いたかったん……」
悠真は二人の真剣な目を見つめ、心の奥で少し揺れる。
里奈への誠実さ、美咲への微かな心の揺れ――
複雑な気持ちが胸に渦巻く。
遠くから美月が見守る。
(……あんたたち、ついに……言うたな……でも、わしの役目はまだ終わっとらん……)
微笑む美月の瞳には、友情と切なさが混ざった光が宿る。
夕陽が校庭をさらに赤く染め、三人の影が長く伸びる中、
二人同時の告白は、悠真の胸を大きく揺さぶった――。
友情と恋心、切なさと胸キュン――
三角関係はさらに複雑になり、甘酸っぱさは最高潮に達した。
そして悠真は、二人の想いを前に、誠実に向き合う覚悟を固める――。




