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晴れの国で、恋をした  作者: 櫻木サヱ
恋の始まり、方言まじり

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35/83

告白のブランコ

放課後の校庭。

夕陽が校舎をオレンジ色に染め、影が長く伸びている。

美咲は少し緊張した表情で立ち、里奈も悠真の横に並ぶ。

二人とも、胸の高鳴りと緊張で心臓がドキドキしている。


(……ここで、ちゃんと伝えんと……!)

美咲は深呼吸し、勇気を振り絞る。


「悠真……わたし……好きなんよ……!」

小さな声でも、真っ直ぐな想いが悠真の胸に届く。


一瞬、悠真は驚いた表情を見せる。

「えっ……美咲……?」

その声に、美咲は少し赤くなりながらも目を逸らさずに見つめる。


しかし、同時に里奈も小さな声で告白する。

「悠真くん……私も……好きです……」

その声は少し震えているけれど、誠実さと真剣さが込められていた。


悠真は二人の目を交互に見つめる。

心臓がぎゅっと締め付けられ、胸の奥が熱くなる。

(……二人とも……本気で俺のこと……)

思わず息を呑むが、誠実さを保ちながら答える。


「美咲……里奈……ありがとう……その気持ちは、しっかり受け取ったで」

その言葉に、美咲と里奈の胸は少し緩む。


美咲は一歩前に出て、少し赤くなった頬で言う。

「……悠真の答えはどうあれ、伝えたかったんよ……」

里奈も少し微笑みながら頷く。

「私も、勇気を出して言いたかったの……」


悠真は二人の真剣な目を見つめ、心の奥で少し揺れる。

里奈への誠実さ、美咲への微かな心の揺れ――複雑な気持ちが胸に渦巻く。


遠くから美月が見守る。

(……あんたたち、ついに……言うたな……でも、私の役目はまだ終わっとらん……)

微笑む美月の瞳には、友情と切なさが混ざった光が宿る。


夕陽が校庭をさらに赤く染め、三人の影が長く伸びる中、

二人同時の告白は、悠真の胸を大きく揺さぶった――。


友情と恋心、切なさと胸キュン――

三角関係はさらに複雑になり、甘酸っぱさは最高潮に達した。

そして悠真は、二人の想いを前に、誠実に向き合う覚悟を固める――。


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