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晴れの国で、恋をした  作者: 櫻木サヱ
恋の始まり、方言まじり

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17/33

火花、見えんとこで

翌日の昼休み。

教室の窓から秋風が入る。

外は穏やかな昼下がりなのに、美咲と美月の間にはピリッとした空気。


美月:「悠真くん、ちょっとプリント見せてくれる?」

美咲:「わたしも!」


二人の距離は自然に近くなる。

悠真はお気楽に「二人ともセンスあるよ〜!」と笑うだけ。


美月は控えめながら牽制の眼差し。

美咲は焦りつつも、少しだけ勇気を出して近くに寄る。


(……負けとうない)

(悠真に、わたしのこと、ちゃんと見てもらいたい)


放課後。

三人での作業中、美月がさりげなく美咲の注意を引く動きをしてくる。

美咲は負けじと対抗心を燃やす。

でも悠真はまったく気づかず、二人の駆け引きには全く無自覚。


その様子を見て、彩香が心の中で応援。

「よっしゃ、美咲、その調子じゃ!恋は駆け引きも大事なんよ」


美咲の胸の奥では、小さな炎が静かに燃え続ける。

三角関係の火花は、悠真が気づかないまま、確実に広がっていく――。

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