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拝啓……さま。

作者: 暁 白花

 心の一歩踏み出せば、踏み外せば楽になれるはず。

 心の一歩を踏み止まれば、退けば先があるはず。


 物語の様に転生が出来るなら、チート能力が手に入るなら……。

 そんな保証は無いから、立ち尽くす……立ち竦む。

 明日への鍵を探してる。見付からずに俯いて。

 夕暮れの空を見上げて今日を見送る。

 

 独り、言葉は必要無くて。

 独り、笑みも必要無くて。

 独り、温もりを忘れて。

 独り、存在が希薄になって。

 

 独りごとで言葉を思い出して。

 鏡を見て笑みを作って存在を確認する。


 まだ僕は此処に居て、生きてます。

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