Day1
【1Day】
さてと、朝ごはんを食べたわけだが、今日は休日だけど特にやることが決まっていない。いままでの私なら一人で何かをしていたら勝手に時間が過ぎてしまっているところだが…。今は10:30ぐらいだ。
そういえば、友人に勧められてテレビゲームを買ったんだ。この二人としよう。私は基本的に“テレビゲーム”はしない系の人間なのだ。それ故、いわゆる「買っただけ」。
ほんの2時間やっただけなのに楽しかった。二人が来た時の理解が速かった半面、一切慣れていないため、何とも言えない距離感、例えるなら“友達風な関係”だろうか。そのおかげで楽しかった。やっぱり過去の私はゲームが苦手…というか私と同じぐらいだった。でも、未来の私はうまいのだ。未来の私の話だと一桁年後から来たと言っていたから、私はこれからの人生で相当ハマっているのだろう。ま、手加減してやろうじゃないの的な雰囲気を醸し出しながらやっている未来の私、すご。
そんなこんなで、もうおひる。なにをしてもおなかがすくのが人間ってもんでしょ?
いやでもしかし、何を食べるんだ。朝はあの激うまオムライスだったわけで、流石に、朝・昼連続で作ってもらうわけにはいかない。ここは私が作ろう。少しだけ慣れてきた大学生活でできた友人の中の一人に“綾人くん”に教わった「フレンチトースト」を作ってみよう。前、作り方をLINEしてもらったのだ。こんなにもウサギとかかわいいものが好きな私よりも女子力の高い料理を作っている綾人くんには尊敬でしかない。なんなら憎いぐらい羨ましい。太りやすそうなのが問題点だけど。
「何作るのー?」
と小さい私がいった。フレンチトーストだと言うと、一瞬不思議そうな顔を浮かべたあと、ワクワクした顔になった。そうかこの時の私は知らないのか。
「なにそれ!絶対おしゃれじゃん!」
確かに。めっちゃおしゃれなのだ。これを食べていると東京おしゃれ大学生女子感がすごい。友人に言っても「なにそれ(笑)」と言われるが、やっぱり美味しいうえにお洒落なのは素晴らしいことだ。
作っていて思ったが、まさか昼も卵料理になるとは思わなかったが。
「よし。できた」
うーん。我ながら過去一の出来じゃないだろうか。多分、本物のおしゃれ人間ならここにミントでもトッピングするのだろうが、生憎ここにはない。栽培でもしておこうかな…?
これはSNSにあげる価値あり!と思い、とりあえずパシャッと2枚写真を撮ってあげずにそのままにして、三人で食べることにした。
「「「おいしい~」」」
三人揃って全く同じ感想が出た。うん、めちゃうまい。これは綾人くんに感謝だな。
そのあとは、談笑して過ごした。学生生活とか、恋バナとか。理論上というか事実上私自身はなしかけているのだが何故か恥ずかしい。小さい私の話を聞いていると本当に懐かしい気持ちになる。あー…私もそんな時期があったな。
…ねむ…ね……む…ねむぅ……………。
さすがに展開が速すぎる一日過ぎて眠い。
気づいたときには寝ていた。…ん?気づいたときには寝ていたっておかしい文だな
ん…
起きて時計を見ると20分寝ていたようだ。しっかし…やわらかい…。
あ…これは…膝枕?
跳び起きてみるとどうやら私は未来の私に膝枕をしてもらっていたようだ。なんだこれ恥ずい。
「ご、ごっごご、ごめんさなさい!」
焦りすぎた私を見て、
「いいんだよー」
と冷静かつ優しく未来の私は言ってくれた。が、小声で「か、かわいい」と心の声が漏れていたのを
きいてしまった。
「ところで、小さい私は?」
と聞くと寝てた。それはぐっすり。昔から母には寝顔が可愛いと言われてきたが自分でいざ見てみると鬼可愛い。それと同時に今はどうなんだという不安にも似た疑問が浮かんだ。
夜ご飯はさすがに卵を使うと丸一日卵デーになってしまうので考えた結果、ピザの出前を取ることに。面倒だったわけじゃない。ほんとに。ほんと。たまにはいいじゃんね。久々に食べたが美味しい。少し体重が心配だが…。体重を気にした食事もこれまた東京おしゃれ大学生女子っぽい。
そのあとはみんなでゲームをして過ごした。にしても、あのカーレースのゲーム難しい。ドリフトってなに?
多めに買っておいた歯ブラシたちが、功をそうしなんとか二人分準備できた。うちの家族ルールとして何があっても歯は磨くというのがあるのだ。これはどの時間軸でも変わってないみたい。良い習慣だよね。
なんとか寝れるようにして、とりあえず今日は寝た。長いようで短かった。明日は何しようかな。
なにか予定あったような… まあ寝よう。
おやすみ