第20話 面談
随分と久しぶりな気がします。
ようやく投稿です。ごめんなさい。
はい、やっぱり呼び出しをくらった。
ちなみにアルミラは無事だった。
肋骨が全部折れていたので、無事と言っていいのかは怪しいけど。
無かったことにするのはさすがに変なので、打撲についてはそのまま、骨折に関しては少しひびが入ったかも程度まで元に戻しておいた。
「あぁ・・・憂鬱だ。」
俺は今、学園長室に向かっている。
ラピスを通じてとか、やめてほしい。
学園長め、おそらく、父上から聞いていたな?
ラピスを通じればなんとかなると。
もし、俺に直接、学園長や他の人が「学園長室に来るように」と言ってきても、極論、無視してしまえばいい。
俺の責任か、あるいは見知らぬ他人の責任になる。
だけど、ラピスの場合は違う。
もしも、ラピスに伝言を頼んだ場合、もし俺が来なかったら、俺が悪いのではなく、ラピスが全面的に悪いことになるのだ。
どんな事情があろうと。
つまり、俺はラピスを通じて伝言を伝えられた場合、きちんと行動しないといけないのだ。
「くそったれめ・・・」
というわけで、現在、学園長室前にいるのだが・・・既に膨大な理力の塊が2つ、理事長室にいるのが見えている。
『光の王』である学園長と、『風の女王』であるフィーリアの母親だ。
「失礼します。」
「入っていいよ~。」
軽い返事が入ってきたので、学園長室の扉を開けると同時に俺は部屋の扉を閉じて、とっさにその場から飛び退いた。
次の瞬間、学園長室の扉を粉砕しながら、風の塊が吹き荒れる。
「あら、外れたわ。」
「ちょっとちょっと、部屋、壊さないでよ。怒られるのは、僕なんだから。」
「大丈夫よ。怒られるのはいつものことでしょう?」
「あ、そっか~、とはならないよ。」
「その前に、部屋じゃなくて、俺が壊れるわ!」
なんか、クッソ和やかに会話してるけど、直撃してたら、普通に死んでるぞ?
いや、その前に印を使うから、死なないけどね。
だが、俺がそういうと、学園長とフィーリアの母親は顔を見合わせると、笑い出した。
「君が死ぬねぇ・・・?現に死んでないから問題ないでしょ。」
「えぇそうね。私の『嵐槍』を喰らっておいて、ほぼ無傷。それに、私の『静寂』をすり抜けるくらいだもの。あの程度じゃ、死なないわ。」
「えぇ・・・」
くそ無茶苦茶理論なんだけど・・・いや、死ぬよ?
俺が本当に理の印を持っていなかったら、まず間違いなく死んでる。
「というか、何それ、すごい気になるんだけど。『静寂』をすり抜けたの?というか、君の『嵐槍』喰らって無傷とか・・・第四段階くらいまで覚醒しないと僕でも無理だよ。」
いや、俺もかなり無茶したんだぞ?
第三段階まで覚醒させて、自分の位相をずらすというか・・・少しでも制御ミスしたら、死にかねない技つかったからな?
俺1人だったら、まずミスなくできるけど、アルミラを抱えてたからなぁ。
あれは制御が大変だった。
「そういうこと。というわけで、どうやったのか教えてもらえるかしら?」
「あ、僕も聞きた~い!」
聞きた~いじゃねぇよ!
あぁ・・・武術とでも嘘をつくか?
いや・・・『風の女王』に嘘をつくのはまずいな。
俺が別に貴族でも何でもないなら、多少はいけたが、王族だからなぁ。
・・・やっぱつんでない?
どうすりゃいいんだよ!
今後も不定期が続きますが、見放さないでくださいね。




