表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時空の掌握者~クロノティウム・インぺリウム~  作者: 棚からぼたもち
第2章
15/22

第14話 入学

今回から少々文が短くなるかもしれません。

リアルの方で忙しくて・・・。

 さて、あれから時が経ち、俺はようやく12歳となった。

 身長は150くらいだろうか、まぁまぁ伸びたように思える。

 女の子っぽかった顔もだんだんと成長するにつれて、男っぽくはなってきていた。

 それでも、やはり中性的ではあったが。


「今日から学園か・・・。後3年、我慢すれば、第五段階までの覚醒方法を・・・」


 今日から学園に入学することになる。

 学園の正式名称はエインズ王立学園。

 グロリア王国最大の学校であり、入学試験が難関とされる学園だ。

 実技に関しては俺は理の印(ノーマ・シグナム)を持っていないということになっているので、0点だったが、座学の方でどうにか合格した。


「ラピス、行くぞ。」


「はい、アーテル様。」


 貴族の子供はメイドや執事を1人までなら学園に連れていくことができる。

 これは護衛の意味もあるので、上位の貴族ならば、かなり強くなければいけない。

 家の威信もかかっているからだ。

 俺は王族ではあるものの、王位継承権を持たないので、そこまで気にする必要はないし、そもそもラピスは第三段階まで覚醒しているので、王族の護衛にふさわしいだけの実力は持っている。


「あくまでも目立たずに過ごすぞ。とりあえず、無事に学園を卒業できれば、こっちのものだ。」


「アーテル様が目立たずにですか?まず、無理ですね。」


「え、なんでだよ。」


「鏡を見られてはどうですか?」


 ラピスに言われた通り、鏡を見てみたが、いつも通りの俺だ。

 違いと言えば、学園の制服を着ていて、私服よりもかっちりしているくらいだろうか。

 確かに無印(ニヒル・シグナム)ということもあり、そこは注目されるかもしれないが、今年から平民も学園に入学できるようになったので、そっちの話題で俺の存在は霞むはずだ。

 そういえば、鏡で思い出したが、ラピスの姿は俺が5歳の頃から一切の変化がない。

 気になって聞いたこともあったが、「またいつかお話します」と言って教えてくれなかった。


「特に何もないだろ。」


「・・・アーテル様がそうおっしゃられるのなら、そうかと。」


 少し呆れたような表情でラピスは俺を見る。

 俺はもう一度、鏡を見て確認してみたが、いつも通りでなんら変わり映えがない。


「まぁ、いいか。今度こそ、行くぞ。」


「はい。」


 俺は王城の部屋を出た。

 今日からは学園の宿舎の方に泊まることとなる。

 領地の遠さや王都の別荘の有無の問題もあるので、全寮制となっているからだ。

 俺は少しうきうきした気分で、王城の入り口付近で待機している馬車に乗り込んだ。


―――――――――――――――


 とりあえず、学園についた訳なんだが・・・なんか視線を感じる。


「なんか、見られてないか?」


「まだ分からないんですか?」


 ラピスが呆れた様子で俺のことを見る。

 悪いけど、マジでわからん。


「分からん。」


「アーテル様の容姿が非常に整っているからですよ。それに女の子っぽいですからね。男装の美少女みたいに見えますよ。」


「あ~、なるほど・・・それは思いつかなかった。」


 言われてみれば、俺は容姿が整っている。

 それも女子っぽく中性的な容姿をしている。

 今朝見た自分の姿を思い返してみたが、確かに男装の美少女みたいかもしれない。


「アーテル様は、自分のことに無頓着すぎます。」


「今更だけど、変装でもするか?」


「無駄だと思いますよ?」


「だよなぁ・・・」


 そんなくだらない話をしながら、俺とラピスは入学式の会場へと向かった。

楽しかった方はブックマークとか☆による評価をお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ