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ドタバタ転生の自称魔導錬金師〜勘違い冒険録  作者: いせちゃ
第1章 異世界転生
3/4

第3話 拠点候補と初戦闘

お待たせ致しました!第3話です。

「さてと…どうしましょうか。

ひとまず錬成というスキルがあるようですし、無闇に動かずに拠点を作るのと能力の把握からですね。」


え?落ち着きすぎですって?

いやいや…何と言うべきか。人間びっくりし過ぎると一周回って逆に落ち着くと言いますか…。

まあ今さらジタバタした所でどうしようもないですからね。


そんな自問自答を繰り返しながら森を散策していると、湖のほとりに辿りついた。


「なかなか良さげな所ですね。

但し危険な生物がいなければの話…⁉︎

ですぐゎ⁉︎」


急な衝撃に変な声をあげながら吹き飛ばされたマコトが見たものは…


「痛っつー。何なんです?一体…

ん?あれは何でしょう?

あのツルンとしてプニプニしてそうな丸い物体は…おぉ!ファンタジー色満載のこいつはスライムですか?」


この男襲われているにも関わらず妙に落ち着いているとは、独特の感性の持ち主であるようだ。


「ラノベにあるような展開ですね。

何だか僕テンションが上がって来ました!」


…むしろピンチのはずなのに、図太すぎではないだろうか?


「こんな時ラノベでは…鑑定!って叫ぶと情報が得られたり…」


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


鑑定結果


希少スライム


レベル:50


HP:200


MP:300


スキル

腐食、捕食、火魔法耐性


弱点

スライムのくせに物理に弱い。


備考

通常のスライム50匹分の強さを持つ。遭遇率はごくごく稀である為、かなり珍しいスライムである。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


「あっ…鑑定出来ちゃうんだ…ふむふむレベル50でHPが200のスキル持ちと……

え?何か強くない?これがRPGのチュートリアル的な感じだったら僕なんて雑魚中の雑魚なんですけど⁉︎

あっ!でも物理に弱いんですね。

だったら…試しに木の枝で…テヤー‼︎‼︎」


……ポヨン…。



HP 190


うん…弱くないじゃん⁉︎ダメージ

10しかくらってないよ⁉︎


ピロリン!


『規定の条件を満たしました。

ナビゲータースキル、武器術スキル初級、物理耐性スキルを獲得!』


何…今の⁉︎効果音が鳴ったと思ったら頭の中に変な声が…僕ここでスライムにやられるのかな…


『変な声とは失礼ですね…。それに何ですか⁉︎その弱気な発言は…。

マスターが規定の行動。【魔物に遭遇】をクリアしましたので、私ナビゲータースキルが獲得されました。

このままチュートリアルを開始しますか?』


「失礼。てっきり僕の妄想が死ぬ前に爆発したのかと思いまして…。

え?ナビゲータースキルにチュートリアルですか?というか…やはりチュートリアルなのですね。僕ってどんだけ弱いんだ⁉︎

まあでも、この状況が打破出来るなら是非ともお願いします‼︎」


…勘違いである。そもそも希少スライムと書かれているのに、この男の目は節穴なのだろうか?きちんと備考欄まで読んでますか⁉︎


『チュートリアル発動承認を受諾。

これより、基礎戦闘チュートリアルスタートです。

スライム種の場合、行動速度が基本的に遅いです。なので…』

―――――――――――

基礎戦闘その1

ヒットアンドアウェイ

行動速度の遅い敵にはヒットアンドアウェイを心がけよう。


「ヒットアンドアウェイ!それなら何とか…テリャッ!」


…ポヨン…。


基礎戦闘その2

防御と回避

相手の攻撃をやり過ごすには、防御するか回避するかのどちらかが基本になります。今回は愚鈍なスライム種なので、回避を選択して下さい。


「ふむふむ、それなら何とか出来そうです。トウッ!攻撃を避けてやり過ごし、攻撃を…打つべし!…避けて…打つべし!…」


そんな風に回避しながら攻撃を続けていくと…


…ポヨン…ポヨン…ズバッッッ‼︎‼︎‼︎


「⁉︎…今何か音が違わなかったですか?ナビゲーターさん。」


……基礎戦闘その3

クリティカルアタック

攻撃中まれに起きるラッキーパンチの様なものです。


「え⁉︎何か説明がてきと…『マスター!相手が瀕死のようなのでトドメをさしましょう‼︎』…あっ!はい…。」


…ボフ!…ポンッ!


―――――――――――


「おお!本当に倒せた!それに…これは?宝石かな?」


『マスター。おめでとうございます。

基礎戦闘のチュートリアルがクリアされました。ちなみにそちらは宝石ではなく。魔石と呼ばれています。そのサイズですと町では高値で取引されます。

チュートリアルを終了しますが、今後も何か質問があれば思い浮かべて下さい。

そこそこおざなりにご説明するかもしれません。』


「何でそんなに適当なんですか⁉︎何か最初の頃とちが…!」


ピピピピピピ…


「急に何ですか⁉︎それに…何か身体が重いし急に気持ち悪くなって…オロロロ。」


〜数分後〜


…ピピピピロリン


『…急激にレベルが上がったので反動かと、五月蝿いようであれば次回から通知を省略出来ますが如何致しますか?』


「あぁ…酷い目に遭いました。うぅ…

えっ?省略できるの⁉︎なら是非ともお願いします。」


『えぇまぁ。まぁ通知をなくしても急激な変化が生じると気持ち悪くなるのは同じだと思いますが…。

さてマスター大分成長されたようですが、ステータスを表示しますか?』


「何か見るのが怖いですが…はい。お願いします。」


『こちらが現在のマスターのステータスとなります。見易く纏めさせて頂きましたが…これは…マスターご愁傷様です。』


「ナビゲーターはいちいち一言多いし、何か余計に見るのが怖くなってきたんですが⁉︎

…な……ナンジャコリャ⁉︎」


一体マコトの身に何が⁉︎


ここまでお読みいただきありがとうございます!

中途半端ですが、一度ここで切ります。

次回は出来次第アップします。おそらく2〜3日中にはアップ出来るかと思います。

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