(^O^)
ひとのてんちのかんにうまるるはくくのげきをすぐるがごとし
だが冷静に考えてみれば冷蔵庫と繋がってるってなんなんだろうか。炎を扱えたりとかするような魔術は僕にはないのだろうか……
そう考えてしまうと驚きはあっという間に虚しさへ変わってしまう。
それが顔に出ていたのだろうか、男の人は心配そうに「どうしたのですか?」
と声を掛けてきた。
「いや、ただ、その……」
よい返事が見つからない。
ひとまず話題をすりかえるしかない
「そういえばワイバーンを倒したってことはすごく強いってことだよな?」
「私自身というより魔術の特性が良かったんですよ、詳しくは教えられませんが」
じゃあ俺の特性とやらはもしかして冷蔵庫なのか
だとすれば俺は相当貧弱じゃないか
「特性っていうのは誰にでもつくものなのか?」
「まぁ半々ぐらいですかね。あなたは既になにかしらの能力があるみたいですけど」
期待の眼差しが向けられる
俺の事を氷を自在に操れるだとか何でも凍らせる事ができるだとかそんな推測をしているのだろうか、そう思うだけでとても恥ずかしい
「ま、まぁ三種の神器の一つの力を使える的な?
そんな感じかな、はは」
「やっぱり何かしらあったんですね!しかもとても強そうじゃないですか!」
まずい
とにかく聞こえがいいように誤魔化そうと思ったら更にやばくなっちまった……
「でもまだその神器の能力が充分に発揮できてなくてな(発揮しようが弱いが)。」
「なら神殿に行ってみては?その能力について何か分かるかもしれませんし、もしかしたらそれ以外にも何か特質があるかもしれませんしね」
「確かにこの能力だけとは限らないよな!すぐに行こう、案内してくれ」
「いいですけど……神器ってそんなに扱いづらいものなのですか?」
「あ、あぁそうなんだ、癖が強くてね」
心が痛い、だがこんな気持ちともおさらばだ。
神殿とやらに行って俺は強い能力を獲得するはずなのだから!!
その時一人の男が来た。
どうやら彼に用事があるらしい
「外で待っていますから準備が終わったから来てください」
去り際にそう言われた。
まぁまずは服から着替えるとするか。
僕に対して氷のイメージがあったのかそれにならって水色の服と青色のズボンが用意されていた
ひとまずパジャマだけの状況からは脱出できたんだなぁ。この能力だって今考えれば命を助けてくれたのだから感謝しなきゃな
今からでも何かしらの活用法を考えておくか。
まぁでもまだ俺は強い能力を諦めたわけではない。
「ひとまず彼に合流して案内してもらわなきゃな」
扉を開けると従者の人がいた
従者までいるなんて相当金持ちなんだなぁ
実際建物もかなり豪勢なものだった。
彼は名のある将軍とかそんな感じなんだろうか、とにかく身分の高い人であることに間違いないだろう。
そして従者の人に玄関に案内してもらい外に出た
外には彼がいた。「すみません、途中で席を外してしまって」
そう簡単に謝られたらこっちが困る
「いや全然気にしてないよ」
口調を変えようかと思ったけど突然変えたら逆に気をつかわせてしまうかなぁなんて考えてしまった
「よかった、なら早く神殿を目指しましょう」
そして僕達は神殿に向けて街中を歩き始めた。
街はとても賑やかな様子だった。建物も並んで立っていて、なにより人々の楽しそうな声の絶えない、そんな街だ。
「とても栄えてるんだな、この町」
「えぇ、ここはとてもいい土地ですからね、作物は沢山育ちますし。最近は他の生物達などの被害が激しくなっているのが少し心配ですが」
「あのワイバーンもそれの一端ってことか?」
「そもそもワイバーンなんて現れたのは最近ですよ、
他にも最近になって強力な魔物が沢山現れてですね。
我々はその対応に追われているんですよ」
なんか怖い世界だな……
「あ、つきましたよ」
「これが神殿か」
そこにはとても大きい古代ギリシャを思わせる神殿があった
あほくさ
やめたらこの小説?