アウト!セーフ!たいほのメテオ!
私はバッティングセンターにいるキャッチャーの
田村 たむら でございます。
このバッティングセンターは繁盛していて強打の列で
初見が入る余地がない店であった。
しかし、最近は何故か客数が激減していた。
その理由を隣のお店の吉岡 たわむろう さんに聞いてみることにした。
「なぜ?あの店は繁盛してないのですか?」
と質問すると、吉岡は質問を投げ返した。
「ここに、お味噌汁があるだろう?
具が無ければ味気がない!
わかるだろう?
あの店が繁盛してないのは、そういうことだ!
しかし、今に繁盛する!」
吉岡は質問者を追い出すと逃げるかのように店を閉めた。
確かにあの店をよく見るとバッティングセンターなのにバッティングする人しかいない。
私は吉岡の質問に妙に納得したので、その店を観察することにした。
数時間後、店が突然潰れた!
いや、正確に言うと隕石が落ちて潰れてしまったのだ!
しかも、煙を上げていたが周りは無傷であった。
煙が落ち着いて見ると、その理由が私は分かってしまった。
なんと、キャッチャーの田村が隕石をキャッチしていたのだ!
だが、それは隕石に見えた野球ボールだと私は気づいてしまった。
上空から沢山のボールが降り注ぐ、しかし、田村は高速で動き全てをキャッチしていた。
私は上空をみると、上空には空を飛んでいた吉岡がいた。
吉岡がバッティングすると田村にひたすら打ち続けた。
転がるボールを私は拾い吉岡に投げると吉岡は田村に打ち返した。
魔のトライアングルが成立するとトライアングルの中央から監督らしき人物が登場し始めた。
監督はセーフ!アウト!よよいのよい!と無差別に連呼し始めたが
何も規則性が無かったー!
すると私たちは見る見るうちに裸になり
通報され逮捕されてしまった。
逮捕されるとトライアングルは消え監督は消えるように地面に溶けていった。