一夜明けて
なろうのランキングとかほとんど見てなかったんですけど知り合いに日間のランキング入ってるよ!言われてほんとにびっくりしました。誤字脱字など多くてお見苦しいところもありますがこれからも宜しくお願いします。出来るだけ早い更新出来るよう頑張ります!
「少しは落ち着いた?」
「うん……ごめんおねぇ…」
時刻は丁度0時。あれから玄関で動けなくなった菜華を無理やり動かして私の部屋に連れてきたって感じだ。こんなに動揺した菜華を見た事がなく私も少し動揺してしまった。
「純一を信じるしかないよ。あいつが私に何も言わないでさよならとかするわけないでしょ」
「でも…でもぉ!」
「いい加減にしなさい!皆純一が倒れて悲しいのは一緒なんだよ!私達に出来るのは毎日病院行って声掛けてあげて後はあいつの根気次第なの!菜華も信じてあげて!お願いよ…私だって辛いのは一緒なの……」
気付けばまた私は泣いていた。ほんと弱いな私って……1度でも自分が強いだなんて思ってたのは勘違いだったってことがよく分かった。一方の菜華はというと…
「おねぇごめん。周り全く見えてなかったよ私…ほんとにごめんなさい。おねぇやおかぁに当たって……グスン…もう泣くのはやめにする。私も信じる」
「菜華…」
私が菜華の前で泣いたことなんて今までにあっただろうか。恐らく私が弱い面を見せたから逆に立ち直ってくれたのかもしれない。
「後おねぇに言わなきゃいけないことあるんだけどいいかな?ほんとはこんなタイミングで言うつもりじゃなかったんだけど」
「どうしたの?」
「おねぇ気付いてなかったかもだけど私もじゅんにぃのこと本気で好きだったの。だからお風呂とか一緒に入ったりしてちょっとでも邪魔してやろうかなとか思ってたの。ほんとにごめんなさい。じゅんにぃ取られたくないっていうのが頭の中で先行しちゃってて……でもじゅんにぃはおねぇしか見てなかったから何の効果もなかったんだけどね…」
「なんだそんなこと…あんたと何年姉妹やってると思ってんのよ。とっくに気付いてたわよ。他の男子との対応違いすぎるもの、あれで気付かない方がおかしいわ」
「えぇ……気付いてたの…じゅんにぃの気持ちは一切気付いてなかった癖に」
「それは言わないで」
「ふふ、やっぱりおねぇはじゅんにぃに弱いよね」
「好きな人には弱くなるのよ。そろそろ寝ましょ。明日も学校なんだから」
「そーだね、おやすみ」
「うん」
「おねぇ?」
「ん?」
「ありがとう、励ましてくれて」
「あんたが暗いと皆心配するでしょ。気にしないで」
それ以上は返事が帰ってこなかった。どうやらすぐ寝てしまったみたいだった。ってか自分の部屋戻って寝なよとも思ったがたまには妹と一緒に寝るのもいいか。
「おやすみ菜華」
私は菜華の綺麗な髪を撫でて眠りについた。
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「静、菜華、朝よ起きて!学校遅刻するわよ!」
あれ?今何時だろ?ってかお母さんに起こされるのすんごい久々な気がする。
「8時!?嘘!ちょっと菜華起きて!」
「え?もう朝……って!嘘!」
菜華が朝寝坊するところなんて見たことなかったし本人も驚いているようだった。
私達は急いで支度をし軽い朝食を食べて学校に向かった。
菜華と途中の道で別れ学校に行く途中の道でゆかりと会った。
「遅いわよ。ショックで休みかと思ったじゃない」
「休まないわよ。ってかいつのまに昨日帰ってたの」
「貴方が起きる前にお医者さんから容態聞いててね、それでこれ以上いてもって思ったから先帰らせて貰ったわ。今日学校終わったらお見舞い行くけど静も行くよね?」
「起こしてくれても良かったじゃん…うん。そのつもり」
「わかった。じゃあ放課後校門前で」
「了解」
放課後純一の病院に行く約束をして私達は学校へ向かった。
教室に着くと皆昨日の事は知っているようで私が教室に入ると気を遣ってか話していた生徒が黙り込んでしまった。スタンドで大泣きしたせいでほとんどの人に私と純一の関係がバレてしまったみたいだった。そんな空気でも話しかけてくれたのは純一に好意を向けている早苗だった。
「静、話聞いたよ。大変だったみたいだね…」
「早苗ちゃん…うん。見苦しいとこ見せちゃったよ私も。教室の空気が重たいのってそのせいでしょ?ってかタカは?こういう時にあいつの明るさが必要なのに」
「ううん……好きな人があんな怪我したら私でもそーなるよ。ニュースで私も知ったんだけどしばらく泣いてたよ。目を覚ますかもわからないんだよね…小久保君なら多分部室じゃないかな?野球部でミーティングがあるとかで」
「やっぱりそーだよね…そっかありがと。そろそろホームルーム始まるし座ろっか」
「そだね」
小林先生が来るまでがすごく長く感じた。いつもなら純一と話しながら待ってたりして逆に早く感じるぐらいだったのに。
「あぶね、まだ先生来てなかったか。あ、北原おはよ」
「あんたは変わらずで安心したわ。おはよ」
「あたりめーだろ暗くしててなんか変わるのかよ。ってかなんだよこの重たい空気…」
「皆私に気遣ってるみたいよ。昨日スタンドで恥ずかしながら大泣きしちゃってね、多分それで私達の関係バレたわ」
「え…じゃあ普通に話しかけた俺くそ空気読めてないやん…」
「バカ。普通にしててもらった方がいいに決まってるでしょ。あんたにまで気遣われたら逆に気持ち悪いわよ」
「それもそーか。あ、小林先生来たみたいだぜ」
ちょっとだけタカに救われた気がする。ありがとね。ってか早苗ちゃんぐらい自然に話しかけてくれてもいいのに…まぁ難しいか。
「おはよー!って皆暗いよ!テスト前じゃないんだからさ。はぁ…まぁ皆知ってると思うけど天谷君が昨日試合中に怪我してしばらく入院するみたいです。お見舞い行きたい人とかいたら病院教えるから後で聞きに来てね。それじゃ今日も1日頑張ってこ!」
小林先生も結構無理してる感じがした。早く帰ってきてよ純一。皆心配してるんだからね。
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ゆかりside
思いの外元気で安心したわ。昨日のあの調子じゃ静が学校くるのは5分5分だと思ってたから。後は教室行ったら質問責めか周りに気遣われて教室お通夜になるだろうけど頑張りなさいよ。
かくいう私もまだ気持ちの整理がついていないんだけどね。昨日医者からまだ目を覚ましません。私達にもわからないって言われた時は本当に崩れ落ちかけた。なんとか平静を保って返事を返したけど家に帰って自室に戻ったら涙が止まらなかった。今日学校に行くのも少し悩んだぐらいだったし。なんやかんや考えてるうちに教室ついちゃった。モード切替なきゃ。
まぁ知ってるだろうけど私には裏表がある。学校では裏表のない素敵な人ってことで通ってるけどね。
「おはよー」
「あ!ゆかりさんおはよ!」
「おはよー!」
わざわざこっちまで言いに来なくていいわ…ほんとになんで男ってこうなんだろうね…
「そういえば昨日ゆかりさんに手出そうとした天谷ってやつ怪我して倒れたらしいじゃん、ほんとざまーみろって感じじゃね?」
「それそれ!自分の身の程も知らないでゆかりさんに近付いた罰だよな!ぎゃははは!!」
「ちょっと男子うるさいよ!流石にそれは言い過ぎ」
「別にいいだろ、俺らあいつのことめちゃくちゃ嫌いだったからいなくなってせいせいするわ。そのままずっと入院してればいいのにな」
その瞬間私の中の何かが弾けた。
学園のアイドル?もうそんなものどうだっていい。
あいつら絶対に許さない。
「今なんて言ったの」
「え?ゆかりさんに手出そうとしたからざまーみろって言ったんだよ。ゆかりさんとあいつじゃ間違ってでも釣り合わないっしょ」
「ふざけんなよ」
「ゆかりさん?」
「ふざけんなって言ったんだよ!!!お前らみたいなのに私の気持ちがわかるわけ!?それに手出そうとしたのは、天谷君じゃないし!告白したのも彼氏にしようとしたのも私から!まぁ断られたけどね。それを釣り合わない?怪我をしてざまーみろ?ふざけないで!好きな人が怪我してしかも目を覚まさないかもって言われてる私の気持ちも考えてよ!」
「おいどうした!」
私のクラスの担任が入ってきた。
「何でもないです」
そう言って私は静かに自分の席に座った。
あぁ頑張って猫被ってたけどこれで終わったな。これも天谷君のせいかな…あんなに感情表に出したのなんて久しぶりだったかも。私に友達いなくなったら責任取ってもらうからね天谷君。まぁ今の私に友達って呼べる人静ぐらいしかいないけど。早くまた皆でご飯食べようね天谷君。
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