お家デート
静部屋は2階の一角にあった。ちなみに北原家は天谷家の目の前で道路を挟んですぐという感じだ。ご近所さんってこともあり子供が同級生っていうこともあり俺の両親と静の両親は大の仲良しだった。まぁそれでも海外で起業と言うのは規格外っていうかなんていうか、、、
「純一ちょっと待っててもらってもいい?少し片付けちゃうから」
「わかった」
5分ほどすると中から入っていいよと声がかかり俺は中に入った。
静の部屋は物が少なくとてもシンプルな部屋だった。
「あんまりジロジロ見ないでよ恥ずかしいんだから」
「お、おうごめん」
「女の子らしくない部屋って菜華から結構パッシング受けたんだよね、私の部屋なんだから勝手にさせてって感じよほんと」
「菜華ちゃん言いそう確かに」
「でしょ、何か飲み物持ってくるよ、お茶でいい?」
「うん、お願いします」
静が部屋から出て行って部屋に1人になる。
ここで静が寝たり勉強したりしてんだよな、、、って何考えてんだ落ち着け俺。俺の目の前には静のベッドがあってそれが気になって仕方なかった。
ちょっとだけ、匂いとか嗅いでも怒られない、よね、、、朝から色々なことで悶々とさせられて割と限界が近い純一さんはそこにあった枕を手に取って顔に近づけようとした時だった。
「お待たせ、って何してんのあんた?」
タイミング悪くおぼんにお茶をのせた静が部屋に戻ってきた。静から見たら彼氏が枕を持ってるって謎の絵図がそこにあった。
「いや、えっと、ちょっと枕の位置が気になって、、、」
自分で言ってても苦しい言い訳に静は、
「はぁ、何しようとしてたかはなんとなくわかるけどあんたも一応男だし特に言うことはないわ。それに付き合う前からあんたがどうしようもないドMの変態って言うのはわかってたし」
フォローされたんだかされてないんだか分からない返答をされたが怒ってないようなのでよしとする。
「ドMの変態って言うのは否定させて欲しいんだけどな、、、」
「罵られて喜んでるじゃないのよ」
「それは静から言われた時だけだよ、言ったじゃん特別扱いされてるのが嬉しかったって」
「いやさ、それで興奮してるのは十分ドMだと思うんだけど、まぁいいやこんな話。ってかお家デートって何するもんなのかな?家でまったり話してるだけなら私達ココ最近ずっとしてたよね?」
お家デート。確かに何するんだろう?ってなるよね。今まで彼女なんていた事ないしこういう時タカとかなら上手く女の子リードするんだろうなぁ、、、んー、何する、、、わかんねぇ確かに。
「ちょっと黙り込まないでよ、なんか私が独り言言ってるみたいじゃない」
「あ、ごめん、確かにお家デートって何するのかなって考えてたんだよ」
「んで何かわかった?」
「ごめんなさい全然わかんないや」
「だよねー。まぁ適当でいいんじゃない?」
「そーだよね」
まぁお家デートって言ったら女の子はともかく俺ら男子はエッチとかって思ってるのは内緒にしておこう。殺されかねないからね。
その後は本当に夕方近くまで適当に過ごした。小さい頃のアルバムを見て笑ったら昔の事とかを話したりしていたら時間が過ぎるのがあっという間だった。そして帰ろうか?と言った最後に、、、
「ねぇ、純一」
「ん?」
「夏の大会応援しに行くから絶対勝ってよね!負けたら別れると思って必死にやりなさい」
「ありがと、でもその賭けはやめてくれ心臓に悪すぎるわ」
「ふふ、そうね」
こうして俺達は北原家から天谷家へと戻った。
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お家デート後、静side
prprpr...pr
「もしもし、、、寝てたんだけど」
「ごめんゆかり、ちょっと話がしたくて」
「何よ、こんな時間に、、、今日のデート失敗したの?せっかく私が菜華ちゃんに邪魔させないように捕まえといたのに」
「いや、失敗したわけじゃないんだけど、、、その、私ってやっぱり女の子として魅力ないのかな、、、って。今日さ、寝坊してマウスランド行かずに私の部屋でデートしたんだよね」
「なによ、惚気なら聞きたくないんだけど?って、ぷっくすくす」
電話の向こうでゆかりが笑いを堪えてるのが聞こえてくる。私は結構真剣に悩んで電話したのに!
「ちょっと!こっちは真剣なんだけど!」
「あのねぇ、あのヘタレな純一君が1番大切にしてる静に手出すわけないでしょ?私が何回純一君誘惑してると思ってんのよ。仮に今日お家デートでエッチしてたんならもっと早くに私が純一君の童貞もらってるっつーの」
「大切にされてるって思っていいんだよね、、、よかったぁ、ってか純一誘惑するのやめてね」
「静がそんなにメンタル弱いと思わなかったわ。また話聞かせてねおやすみ」
「うん、おやすみ」
そっか大切にしてもらってるんだよね、私が慌ててどうすんのよほんと。気持ちもすっきりしたし寝よ!




