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小悪魔菜華

はぁ、家に帰りたくねぇ、、、

純一は昼間の試合の静の言葉がずっと胸に突き刺さったままだった。


『あんたのことなんて好きになるわけないじゃん!!!』


好きなわけないじゃん好きなわけないじゃん。


あー頭痛くなる、、、冗談だし信じよう、、


「ただいまぁ」


「おかえりじゅんにぃって顔死んでるんだけど、、、」


「あー気の所為よ、、、静はまだ帰ってないみたいだね」


「あーおねぇなら多分後30分とかしたら帰ってくるからご飯待っててって連絡あったよ」


「あーそーなんだ了解」


なんだ帰ってきてないのか。今日の事聞こうかと思ったんだけどまぁいいや。頭冷やしに風呂行こ。あの発言忘れればいいんじゃないか?そしたら静にわざわざ聞く必要もないしこれまで通り恋人同士でいれるし、、、


「風呂入ってくる」


「あー私入ろうとしたのにぃ」


不満顔で講義してくる菜華ちゃん。


「ここは譲れません!入ったもん勝ちや悪いな」


「ちょっとぉ!」


後から抗議の声がしばらく続いていたがそれを無視して俺は風呂に入った。


「はぁ、くるわぁぁぁ」


おっさんみたいな声を出して風呂を満喫する純一。疲れてる時に風呂ほど最高なものないからね。


「たまにはゆっくり入ろ。静もしばらく入らないだろうし菜華ちゃんにはちょっと悪いことしちゃうけどね、、、」


後でアイスでも買ってきてあげればいいかな、なんて考えていた時だった、、、


ガラガラ。


「え?」


「じゅんにぃが言ったんだからね早い者勝ちって!」


「ちょっと待って待って!流石にもう子供じゃないんだしそれは色々とまずいって!」


風呂場の近くにはバスタオルすら巻いてない菜華ちゃんの姿があった。


「えー?何がまずいのかな純一君?まさか中学生の体見て興奮したりしないよね??」


なんでこういう時だけ純一君なんだよ、、、俺にロリコンの趣味はないけど忘れてるかもしれないが北原菜華は美少女である。流石にいくら未発達な体とはいえ興奮しないわけがないんすよ男として、、、


「あのなぁ、俺はロリコンなんかじゃないし別に菜華ちゃんの裸見て興奮したりしないよ」


「ふーん?じゃあ別に一緒に入ってもいいよね!私はじゅんにぃのこと異性としてって言うより将来のお兄さんぐらいにしか思ってないからなんともないし!」


おいおいマジかよ、、、俺だって隠すものないし全部見られてるし流石にヤバいし早く出よ、、、


「じゃあ俺出るから」


「あーそーいーこと言うんだ、たまにはゆっくり入ろって言ってたのに聞こえてたんだけどなぁ。それって私を1人の女として見てるから色々やばいってことなんじゃないの?」


ニヤニヤしながら見てくる菜華ちゃん。くっそ独り言まで聞かれてたのかよ、、、確かに今出たら私は彼女の妹の裸を見て興奮しました。って肯定するようなもんだしな、、、


「そんなことないですぅ、ゆっくり入ります」


「ならいいんだけどね!」


狭い、、、いつも1人で入ってる浴槽に2人入るとこうも違うのか、、、ってか足当ててくんなよ、、やっぱり姉妹だなって思うよ。両方ドSだわ、、、


「んでじゅんにぃ学校で何かあったんでしょ?」


「え、俺そんなこと言ったっけ?」


「顔見れば多分誰でもわかると思うけど、、、朝はおねぇと付き合えてめちゃくちゃ嬉しいぜ学校行ってくるぜだったのに今はあー死にてぇって顔してる」


なんだよその俺の口調は、、、


「そんなにわかりやすいの俺って、、、」


「残念ながらそうですよ」


「まぁ隠すことじゃないし別に言うけどさ、、」


俺は昼の試合の事を菜華ちゃんに話した。


「あのさぁじゅんにぃ、、、おねぇの性格をもう1度見直してよ、あのおねぇだよ?素直に好きなんて言うわけないんだしそんなの気にしちゃダメだよ、そんな事一々気にしてたらじゅんにぃ死んじゃうよ」


呆れた顔で話す菜華ちゃん。やっぱり考えることでもなかったようだ。


「そーだよねありがと。はぁよかったぁ」


「ほんとメンタル弱いよねじゅんにぃって」


「それを言うなよ、付き合いたてで今でも奇跡だって思ってるぐらいなんだからちょっとぐらい疑っても許されるって」


「なのはーどこー?純一もいないし帰ってないの?」


静が帰ってきた。待てよ、、、今の状況冷静に見てまずいんじゃないか、、、


「菜華ちゃん浴槽から出てっていうか早く風呂場から出てもらってもいい?今の姿静に見られたら流石にやばいと思うんだけど、、、」


「えー?大丈夫だってぇ、なんなら呼んでみよーか」


「待ってほんとにやめて」


「えい!」


ぴろりろりーんぴろりろりーんお風呂が呼んでいます。湯沸かし器のボタンを押す菜華ちゃん。


「ちょっと!!」


「えへへーおねぇの反応楽しみ、どーせなら、えい!」



「え、ええええまってこれはやばいってまじ」


菜華ちゃんは僕の腕にしがみついてきた。もちろん何も着てない状態で、、、もちろん控えめな胸とかももろに当たってるわけで、、、



がら!


「ちょっといるならボタンじゃなくて返事してくれ、れば、、、」


「あー静おかえり」


「死ねロリコン別れるから」


「ちょっと待って誤解なんだって!」


くすくすと横で笑う菜華ちゃん。1人だけこの状況を楽しんでいるようだった、、、


次回、純一死す

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