監視者菜華
「痛い、、、」
純一は静の蹴りを受けて未だに立ち上がれずにいた。
「なんだよ!そりゃずっと好きだった人にいいよ?言われて我慢出来る男なんているわけないやん!」
「おねぇは素直じゃないからねぇ」
「ほんとだよ!もう少しぐらい素直になってくれてもいいじゃん!」
「だよね!でも蹴られた時ちょっと嬉しそうな顔してたの見てたよ!」
「ちょっとだけだよ!普通にいてーよ!って、、、ちょっと待ってなんで菜華ちゃんがいるの?学校行ったんじゃ?ってかなんでどんどん俺から離れてくれの?」
「うわぁ、、、おねぇに完全に調教されてるじゃん、、、頼むから私の見てない所でそういうプレイやってよね、、、」
「ガチで引かないでよ、、、やらねーよ!ってかほんと学校は?」
「じゅんにぃまだ7:30だよ。私がそんな早く行くメリットないもん。私がいなくなったら2人でどんなことするのかなぁって隠れて見てたらじゅんにぃが発情して蹴られてるとこ見てうわぁってなった」
普通菜華ちゃんが学校に行くのは8時だ。全然時間見てなかったわ、、、だから静あんな余裕だったのか。
「あのねぇ菜華ちゃん、、、頼むから覗かないで、、、この間のベッドゴロゴロ事件だったりろくな姿みられてない気がするんだけど、、」
「まぁまぁ気にしない、気にしない。じゅんにぃがちょっとずれてることぐらい気にしないから私」
気にしろよ、、、ってかずれてないです。
「もうとにかく覗きとかはやめてくれよな、いくら妹でも静が怒るんじゃねーか?」
「大丈夫だよおねぇそういうの気付かないもん、だからじゅんにぃがおねぇに言うぐらいしないと気付かないよ」
「俺が言う可能性は考えてないのね、、、」
「言ったらこの動画おねぇにみせるだけだもん」
『あああああなんだよ今の反則だろ!!』
ベッドで見悶える高校生が映っている動画、ゆかりさんの件で相談した時の静の優しい顔を見た時のものだった。まだ持ってたのね、、、
「菜華ちゃんやってることゆかりさんと同じなんだけど、、、」
「あーそれはむりきつい!消す!でも言わないでよね!でもおねぇの知らない表情見るの私楽しみにしてるから覗きはやめないからっ!」
ニコッと笑う菜華ちゃん。お姉ちゃんっ娘だったなぁそういえば昔から。初対面の時は静の後に隠れてたっけそーいえば。
「ほどほどにしとけよ。それじゃあそろそろ学校行くか。」
「うん!」
こうして純一と菜華はお互いの学校に向かった。
いつもの通り待ち合わせ場所にはタカがいた。
「おはよータカ」
「お!来たな!んでどーだったよ?お前昨日連絡よこさねーから心配したんだぜ?振られて意気消沈して今日こねーかと思ったよ」
あーそーいえば夜連絡するって言ってたっけ俺。ごめんタカ。
「いやぁ、実はね。付き合うことになったんよ。なんか元から両思いだったみたい」
「マジで!!!!!よかったな純一!もう俺絶対ダメだと思っててなんて声かけようかと思ってたぐらいだったわ」
「おいおいやめてくれよ」
「いやぁ祝わなきゃな、部活前にアクエリ奢ってやるよ」
「あざす!じゃあそろそろ学校行こうぜ、これ以上話してると遅れちまう、後一応内緒にしといてな」
「おっけー、じゃあ行くか」




