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できること

おひさぶりです?時間が欲しいです・・・。

絶賛不定期中!(おい)

 祐也は考える。

(偶然…なのかな)

 祐也は先程の現象について考えていた。

(よくわからないけど…もしかして、食べた分だけ強くなるのかな?)

 祐也は近くにある雑草を食べてみた。


 モキュ…モキュ…


(…あれ?何も起きない)

 祐也は思考する。

(雑草だからダメなのかなぁ?と言うか、美味しくないよう…。)

 祐也は少し先にある赤い実を実らせた木へ向かう。

 それは、地球で言うとこの林檎によく似ている。木の周辺にはその赤い実がちらほらと落ちている。

(これなら何か起きるかなぁ)

 祐也は赤い実をいくつか食べてみる。しかし、変化は訪れない。

(もしかして、生き物にしか効果ないのかな?)

 祐也は生き物を捕食するため、獲物を探す。



 …暫く進んでいると

(あれ?)

 目の前に小さな野兎の如き生き物が二羽、休んでいた。

(か、可愛い…どうしよ…)

 祐也は戸惑う。

(こんな可愛いウサギさんを食べるのは気が引けるよ…他の生き物にしよう)

 祐也は他の生き物を探し移動しようとするが

(…あ、あレ?カらダガ…)

 祐也の体は自身が望まぬ行動を起していた。体はゆっくり、そして着実に獲物へと進む。

(そッチはウサギさンのとトこ…なんデ?ド…シテ?トマッテ…トマッテ!)

 祐也は必死に抵抗する。

 しかし悲しきかな、祐也は己が体に逆らえず、野兎の元へと向かい…食らいついた。

(ナンデ…?ナンデナンデナンデナンデ?!)

 祐也は抑えられない衝動に驚きと悲しみを覚える。

 抗いたくとも抗えぬ時に、それが終わるその時をただただ無心になり待つ。


 喰らい終わった祐也はその場で放心する。



 暫くして

(た、食べちゃった…)

 祐也は食べてしまったことの事実に嘆き苦しみ、悲しむ。



食べてしまった事への後悔と、体の本能に逆らえなかった己自身に怒り、夜が明けるまでひたすら己を責め続けていた…。


…早朝



(はぁ…)

 祐也は重い足取りながらも歩む。

(もう、食べちゃったのは忘れよう…。とりあえずスライムを探さないとなぁ…。)

 祐也は同族を探すため、同族がいそうな水のある場所を探す。



 少し進んだ先に見慣れぬ生き物の群れがいた。

(あれ…何か不気味。)

 数十匹の群れ。その生き物たちの姿は毛の無い鼠、「ハダカデバネズミ」に似ている。

 ただ、その肌の色は緑色、顔は醜悪であり涎を垂らしている。

 捕食中であるためか周りに目もくれず、鹿のような死体を貪っている。

(うわぁ…可愛くない…)

 幸いであったのはその鼠は食事に夢中でありこちらに見向きもしないことだ。

 祐也は気づかれない様、ゆっくりと離れて進む。

(と、とにかく逃げないと…あんな数、勝ってこないよ…。)

 そう、今の体はスライム。

 動きは遅く、襲われれば逃げることはほぼ不可能。ましてや数十の群れ、そこに飛び込むなど死にに行くのと一緒である。



 暫く歩くと、所々水に濡れたような砂地にたどり着いた。

(なんだろ?雨、かなぁ…?)

 点々と続く水跡を追い、進んでいく。

 やがて、草木の生える場所までたどり着いた。

 草木があっては水跡を探すのは困難であるが、草木の所々には水滴があった。

(これも一緒なのかなぁ?辿ってみよう)

 暫く辺りを探していると…。

(あれ?何だろ?)

 目の先には人らしきものが見えた。しかし、色は緑である。

(ゴ、ゴブリン?!しかも戦ってるのって…)


 その時、祐也は驚愕した。


ゴブリンの相手をしていたのは、祐也が捜し求めていた存在、スライムであった。



― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

宇津木 祐也

  種族  :スライム

種族固有スキル:細胞変化、腐食、捕食、擬態

技能スキル:短剣技(極小)

補助スキル:嗅覚(極小)、力上昇(微小)、脚力(極小)

言語スキル:地球言語、粘体族言語、緑皮族言語(極小)

― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

時間がある時にストック作ります・・・。

なるべく早く書きますが不定期です!(ごめんなさい)

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