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今後のこと

一話入れ忘れるとか・・・。

(どうしよう…)


 僕は宇津木 祐也、至って普通の中学s…スライムさ!

 思い返してみたけど、あの事故で死んだんだと思う。で、こうしてスライムとして生まれたみたい。いわゆる転生?

 多分ここは僕が住んでいた世界と違うみたい。僕がスライムな時点で一目瞭然でしょ?

 なんか…ファンタジーの世界に来たみたい。


(所で、どうしよう…)

 頭の中で何度も思考を繰り返す。

(まずは人に会わなきゃ…でも)


 そう、祐也は今スライムである。

 この姿で人に会おうものなら殺されるのが目に見えている。

 かと言って、モンスターにあった所で獲物として殺されるだろう。

(どうしよう…そうだ!同じスライムに会えば!)

 あくまで仮説だが、同族のものであれば仲間と認識し、殺されることはないはずだ。

 祐也は同族を探すことを決め、進む事に決めた。

(うーん…スライムって何処にいるんだろう…)

 祐也はまた考える。

(スライムって体が水っぽいし…水がある場所にいるかなぁ?泉とかにいるかな?)

 兎に角、祐也は泉を探しながら進む。




 暫く進むと

(あれは?)

 進んだ先に現れたのは、全身緑色で痩せこけた人型の者、そう、それは「ゴブリン」であった。

(ゲームで見たことあるやつだ…。)

 ゴブリンは獲物を探しているのか、辺りを見渡している。

(ばれない様にしないと…あれ?こっちに…来てる?!)

 どうやらゴブリンは嗅覚がいいようだ。

 ゴブリンは悪魔のような笑みでこちらに歩み寄ってきた。

(ど、どどどうしよう!?は、早く逃げないと!)

 祐也は急いで逃げる。

 が、所詮スライム。逃げ足高が知れている。

 離れていた距離はすぐに縮まってしまった。

(ど、どうしよう?!こうなったら…)

 祐也はすぐさま反転しゴブリンめがけて体当たりをした。

 予期せぬ行動にゴブリンは対応できずに直撃した。

 しかし、その一撃では倒しきれないようだ。

 よろめきながらも持っている尖った骨で反撃してきた。

「がぁぁ!」

 祐也はサイドステップを試みる。

 が、そこはスライム。避けきれず、攻撃を受けてしまった。

(いったぁ!で、でで、でも、倒さないと!)

 祐也は怯む間も無く体当たりをした。

 しかし、僅かにゴブリンの方が早かったようだ。

 すかさずゴブリンは武器を振るう。

「ごあぁ!」

 祐也は何とか屈むことで避け、傷を負った重い体に鞭を打ち、渾身を力を込め、体当たりをした。

「が、があぁぁ…!!」

 祐也の一撃はゴブリンの腹部へと直撃した。

 どうやら祐也は重傷を負いながらもゴブリンを討伐することに成功したようだ。

(た、倒したの?よかったぁ…うっ!)

 どうやら先程の一撃、スライムの身では堪えるようだ。

 痛みを感じると共に、今の祐也にはもう一つの気持ちが生まれていた。

(何だろう…食べたイ…お腹ガ空いテルのカナ?)

 祐也に食欲と理性の葛藤が押し寄せる。しかし…

(た…食ベタイ…)

 祐也は(スライムの)本能に逆らえなかった。


 もぎゅもぎゅ…ジュワ…ジュワ…


 暫くして…


(ナンで…食べたんだろう?でも…)

 祐也は自分の異変に気付く。

(痛みが…引いてる?しかも)

 先程受けた傷は癒え、僅かだが匂いを感じることができた。

(嗅覚が…ついた?)

 そして、心なしか身体能力も向上しているようだ。

(もしかして…食べたら強くなるのかな?)

 祐也は一つの疑問を残しながら先へと進む。



― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

宇津木 祐也

  種族  :スライム

種族固有スキル:細胞変化、腐食、捕食、擬態

技能スキル:短剣技(極小)

補助スキル:嗅覚(極小)、力上昇(微小)

言語スキル:地球言語、粘体族言語、緑皮族言語(微小)

― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

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