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緑の巫女

 体が焼けたように熱くなるのも、全身に出来ていく切り傷も無視して弾幕の中心部へ突撃し、直撃しそうな物には思いっきり力を込めた大玉を使ってはじき飛ばして道を作る。


 そんなゴリ押しも甚だしい戦法をとって押したり押し返されたりの攻防を繰り返し、ギラギラ光る早苗の弾幕のせいで目が行かれ始めたころにようやく中心部が見え始めるまでに押し込むことが出来始める。


 「そろそろ辛いんじゃないですかぁッ!」

 「ほざきなさい!私はまだまだ余裕です!」


 声を張り上げて気合をいれなおし、大玉を三発連射して中央への風穴をこじ開け、ポカンとしている早苗の腹部へ一撃撃ち込みスペルを崩壊させる。


 「くうっ!」

 「そろそろ話を聞く気にはなりましたかっ!」

 「目的が参拝じゃない妖怪はろくな事が無いのですよっ!」

 「それは同意しますけどもっ!」

 「ならわかってるんじゃない?神籤『 乱れおみくじ連続引きっ!』」


──やっぱり、会話で解決するのは無理だ……。


 幻想郷での正論で返され、ぐうの音も出ぬままに早苗の次のスペルが発動し、早苗の指と指の間にカードゲームのカード並の大きさの白いものが現れ、早苗はそれをでたらめな方向へと放り投げる。

そして、ソレは地面に当たると当然のように爆発した。


おみくじというには物騒すぎる上に、スペルカードルールのスペルにしてはあんまり綺麗ではなかったものの当たると痛いじゃ済まないため、避け続ける。

 けれど、唐突に早苗を見て立ち止まる。


 「あれ?諦めたんですかぁ?」

 「……」


早苗の後ろに赤色の影が音も無く仁王立ちしていたのが見えたのだから……


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