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東方兎録~幻想入り~  作者: ファム
3章 博麗神社
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やっとの出発と、博麗神社。

駄文警報発令中、


あと、三妖精ファンの皆さんすみません。



苦手なかたや、嫌な予感がした方は、回避行動を取ってください。


それでは、残った方々は、

ゆっくりしていってくださいね。

「いってらっしゃい。

それじゃ、よろしくたのむぞー。」


慧音さんの家を出て、

妹紅と慧音の見送りに応じる。



「んじゃ、自己紹介でも、しよっか!」



黄緑の女性が、話しかけてくる。



「私は、狩野(かりの)勇気(ゆうき)

狩人(けん )人里の守り人をしている。」



黄緑の女性が、名乗り出る。



「僕は、夢殿 玉兎です。

来たばかりで、色々情報を集めています。」


「珍しい名前だね。」



話しながら、人里を出て、

苔むした石階段へと向かう。

黒墨のナビゲートによると

この小高い山の上が、博麗神社のはずだ。

石段を登りながら話す。


「そらは、飛べるかい?」


「まだ、壁を蹴って、高所に留まるのが精いっぱいです。」


勇気は、そうか、と言うと。

横の茂みへと、いきなり鉄矢を打ち込む。

パァンという破裂音(はれつおん)がして光が飛び散る。


「さっさと出てこい、三妖精。

イタズラしようとしていたのは水に流してやる。

出て来たなら一回休みにせず、逃がしてやろう。」



ガサガサと、音をたてて、何かが反応する、

話からして、光の三妖精なのだろうか。



「どうする?サニー。」


「本当にバレちゃってるよ、これ、

ルナ、ちゃんと音消してた?」


「音は消えてたはずだけど・・・

サニーこそちゃんと見えないようにしてたの?」


「光はちゃんと曲げてるわよ。

んで、これ、どうするの?」



茂みをガサガサいわせながら、

慌てて話し合いを始める三妖精。

能力を使うのも忘れて、

完全に姿が見えてしまっている。

ワタワタと慌てているのが丸見えだ。


「暇じゃあ無いし、待つのは十秒以内だ・・・

じゅーう。」


勇気は、

カウントダウンを容赦なく始めた。


「もう、やけくそよっ、人間ごときに、負ける筈がないわ!」


赤い服の妖精、サニーミルクがこちらへ光玉を放ってくる。


「はぁ、めんどくさいな。」


そう言いながら、勇気は、腰のポケットから、スペルカードを取り出し、容赦なく叩き込む。


「禁呪 アポロ13 頂。

先に手を出そうとしてたのはそちらだしな、

容赦はないよ。」


ボウガンに、

鉄の矢が無数に装填され、

放たれ、

また、装填される。


その動作が、目にも止まらぬ速さで繰り返し、行われ、

茂みの中へと鉄矢の(あらし)を叩き込む。


骨が砕ける音と、

濡れた何かに矢が突き刺さる音が

断続的に響き続け、

1分程で、木々の葉擦れの音だけに成った。


茂みからは、ズタボロに成った、三色の羽が見えている。

それらは、すぐに空気へ消え去って行った。

妖精なので、一時的に自然に帰っただけだろう。

だけれど、見ていて気持ちのいいものではない。


「それじゃ、行こうか。」



勇気は、そう言って、

爽やかな笑顔をした。




そして、それ以降、何事もなく、博麗神社へと着いた。


「それじゃーね」


軽く別れの言葉を言った後、勇気は、人里へと飛んでいった。



気持ちを切り替え、神社へ向き直る、

正直、三妖精のことは、もう忘れたかったからだ。

妖精とはいえ、目の前で人の形の物がミンチになるのは気持ちが悪い。


手水舎で手を清め、

賽銭箱へと銅銭を5枚投げ入れる。

鈴を鳴らし、

二礼、二泊手、一礼。



いつか外へと帰れますように。



博麗神社の神へそう願い、振り向く。

そこには、



「ふうん、妖怪の癖に、参拝に来たの?

いい心構えね。」



東方の主人公にして、頼りになる人物、

楽園の素敵な巫女こと、博麗霊夢が、箒を握り、立っていた。


勇気は、

ここまで残虐な性格になる予定じゃなかったのに、



どうしてこうなった。



やっと、章のタイトルであるとこまでたどり着けました。



明らかに、遠回りしすぎた気がとってもします。

だが、後悔はしていないっ、、

はい、言いたかっただけです。



感想など、お待ちしております。





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