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東方兎録~幻想入り~  作者: ファム
2章、博霊神社への道のり
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紅白の夢

シリアス全力走行中


この話は、他の場所との作りの違いなどが多量に含まれています。


苦手な方は、回避行動をとってください。



回避しない方々は、ゆっくりしていってくださいね。

兎は夢を見る。


今度の夢は、二色の夢。





僕は、気付くと、また夢を見ていた。


場所は和室のような所だ。


そこには、

赤と白の服を着た。巫女服(みこふく)の女性が布団の上に寝ていた。

姿からして、30代位であろう。


青ざめたその女性の(そば)に、小さな子供が泣いている。


何故か(なぜか)その姿はぼやけ、女性と同じ服を着ていることしか分からない。



「お母さんっお母さんっ!!」



女性は、少女の母親であったようだ、



「諦めなさい、もう、手遅れよ。」



ぼやけた、紫の少女が諦めた様に、

赤白の少女をさとすが、

嗚咽(おえつ)の声は殺せていない。



「紫、私の娘と、愛しき楽園(らくえん)をよろしく頼むわね。」



女性は、紫と呼ばれた少女の手を握り、

震える声で言うと、そのまま、生きたえた。



「おかーさーん!!」



後には、紅白少女の悲痛な(ひつうな)叫び声と、



「くっ、うっ、」


声を殺し、さめざめと泣く、紫の少女の

泣き声のみが響くのだった。

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