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東方兎録~幻想入り~  作者: ファム
2章、博霊神社への道のり
12/100

VS森の死神


まだまだ続く戦闘描写。


そういうものが苦手な人は、


ゆっくりプラウザバックして下さい、



それでも見るなら、ゆっくりしていってくださいね、


ガギャインッ


金属の擦れあうような音を響かせて、

カマキリは火炎の弾丸を弾く。

鎌の表面が煤けているだけで全くダメージが入っていないであろう事が分かる。


「チッ、二回戦の相手としては、キツすぎないですか?」


悪態(あくたい)をつきつつ、火炎の弾を撃っていく。

しかし、

こちらの高速移動(こうそくいどう )が見えているかのように、

すべて弾かれる上、首や胸など 致命的(ちめいてき)な所へと鎌を降り下ろしてくる。

つまりは、絶望的な実力差である。

効いている所が無いか探す。

よく見ると、カマキリは鎌が一部、赤熱(せきねつ)しており、

そこは、かなりの高温に熱せられているようだ。


ならば、水をかければ厄介な鎌を取り除ける!


そう思い、弾丸を青の物へと変えて、水の弾を打ち込む。


「グギョオォオオ?」


カマキリは、さっきと同じように左の鎌で弾こうとするが、

ご存知の通り、高温の物を一気に冷やせばヒビが入り、最悪は・・・・・・


バギバギッ

ゴキャイィンッ


・・・折れてしまうのである。


これで楽に成るのか。


そんな、楽観的な考えを抱きはじめていると ・・・

おもむろに、腕に残った砕けた左の鎌の破片を平らげ始めた。

ボリボリとスナック菓子か何かのように音を立てて(むさぼ)り食う。


フベッ


唾を吐きかけるとそこに白い(まく)が張る。

そこが泡立ち、明らかにメタリックになった鎌が生えてきた。


マジか!?


~~~~~~一時間後~~~~~~


そこには両方の鎌がメタリックになったカマキリが一体立っており。

周りには、折れた鎌が30本ほど地面に突き刺さっている。

こちらは、体は疲れきってしまっているし、

弾丸は、体の中の力を使って打っているのか、

脱力感が半端なく、もう戦える気がしない。


それでも生き残る為に、

勝利への方程式の公式を探す。


袋の中身は・・・・・・

使えそうに無いものばかりだ。

周りに落ちている物は、

弾丸すら通らないあいつには通じそうに無い。

十分位前から弾が出なくなったリボルバーの弾装を確認する。

すると、一個の弾丸が変色して、

少しの光を放っていた。

その弾丸は、元々透き通るような透明だったはずだが、

今は赤色と青色、

そして、少しの白が混ざった色だった。



効果は分からないけれど。これに賭ける(かける)しかないか。


一種の感でそう思ったのでその弾丸を劇鉄(げきてつ)のある場所へと回す、

すると一枚のスペルカードが出てきた。

そのスペルは、

開放 フルバーストショット

そう言う名前だった。

柄は七色の閃光だ。


このスペルなら、あいつを撃ち抜ける。

そう、確信のように思えたのだった・・・・・・

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