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東方兎録~幻想入り~  作者: ファム
2章、博霊神社への道のり
10/100

不思議な小説家、アンデルセン

色々頑張ってみた新キャラなどが含まれます。

苦手な方は回避を。

耐性のある方はゆっくりしていってくださいね。

少女は、微笑みながらローブの端を持ち上げて、お辞儀をしてくる。

このしぐさの自然さからいって、

日本人ではないのかもしれない 。


「恥ずかしい所を見せてすみませんでしたね、

私の名前は、ラズベリル アンデルセンですの。

よろしくお願いいたしますね。」


いままでの、子供っぽかった声とは一転、

張りのある(りん)とした声で自己紹介してきた。


「ああ、よろしくお願いしますね、

僕は、夢殿玉兎です。」


しばらく、自分の事をお互いに紹介しあった。

「所で、どうしてこんなとこにアンデルセンさんは来たんですか?」

「私、小説家をやっているんですけど、紙が無くなってしまって・・・

それで、買い物しに来たんですの。

所で、此処(ここ)は人里のどこなのですか?

樹ばっかりで建物が見えないのですが・・・。」

「いや、ここは人里近くの森で、断じて人里じゃ無いんだけど・・・」

「え?」


アンデルセンとか言う名前の少女は、

動きを止めて、目を見張りとても驚いている。

どうやら本気で

この妖怪やら(むし)やら一杯の森を、

人里だと勘違い(かんちがい)していたようだ。

かなりの天然(てんねん)の上に、重度(じゅうど)方向音痴(ほうこうおんち)なようである。


??「グオォォオオ!!」


あきれていると、

後ろから、樹をなぎ倒しながら

大きな何かが突進してきている音が聞こえた。

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