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孤独感

保育園をやめ、僕はいつも独りだった。


父はいつも朝から僕のご飯だけ用意して、例の女性と遊びに行き、昼時になれば帰って来てまたご飯を用意して、また出て行くの繰り返しだったので、僕はいつも独りで近くの公園で遊んでいた。


ある日いつもの様に公園に出かけるとエッチな本が落ちており、好奇心でそれを開けようとしていたら、、、

『勝利!!』と声がしビクッと驚きながら振り返ると、そこにはボコボコに顔を腫らして泣きながら僕に走り寄ってくる翔吾がいた。


どうしたのかと尋ねると、

翔吾は『小学生の兄妹2人にやられた』

と言う。


その兄妹は、近所で有名な小学2年の悪ガキだった。


僕は『大丈夫、俺がやり返したる!』

と言ってその兄妹がいる場所に案内してもらい、その兄妹に。


僕は『よう俺の友達やってくれたな!今度は俺が相手や!』と勇ましく立ち向かったが、コテンパンにやられてしまう。


横でただ見ているだけの翔吾に、イヤ止めてくれよと目で合図するが、ビビって動けないでいる。


それから帰ると家には珍しく父がいて、僕を見るなり、『喧嘩か? やられたんか? 』僕は、そうだと答えると、

父は『やり返しに行け!勝つまで帰ってくるな』


僕は『そのつもりや!パパ、バット借りるで!』と、言って父の木製のバットを手にとると、重たくてとてもじゃないが4歳の僕には振れなかった。


すると父は竹刀を僕に渡し『こっちにしとけ、いいか?喧嘩は気持ちや!

気持ちで負けたら本当の負けや!分かるか?いくらやられてもお前がやられてないと思ってればそれは負けやないんや!殺してもいい、誰がなんと言おうがパパが許すから、そのぐらいの気持ちで行ってこい!』


そう言われ僕はなんだか気持ちが強くなった気がして、仕返しに行った。


それから一週間、毎日その兄妹に挑戦しに行った。


するといつの間にかいい遊び相手になり、僕の独りの寂しい気持ちを和らげてくれるいい友達になった。


あの日が来るまでは、、、

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