誕生編
ここからはやっと僕の話しだ。
あまり面白い話しではないですが、一様、この小説のメインになるので、既読よろしくお願いします。
時はたち、場所は大阪、平成元年8月23日、ミーンミーンと蝉がなく猛暑日の中、僕が産まれた。
最初に言っておくが僕は、漫画などに良く出てくる典型的な口先だけの親の七光りタイプだ。
しかし、そんな僕を多少なりとまともな人間に、変えてくれる一人の男と出会う事になるが、まだ先の話しだ。
当時、僕が0〜4歳の頃、父の仕事の都合で大阪と東京、オーストラリアを行き来していた。
それからしばらくして父の仕事が別府で落ち着く事になり、別府へと渡った。
僕の記憶が正しければ、別府に来た頃には、すでに父とヤンミーの仲は悪かった。
と言うより仲が良い2人を僕は見た覚えがない。
それにヤンミーは物凄いヒステリックな性格で家の中では頻繁にヤンミーの怒鳴り声と食器の割れる音、ヤンミーが良く投げていた包丁の金属音が響いた。
ある夜寝ているとまた父とヤンミーの怒鳴り声と食器の割れる音が聞こえ、僕はいつもの様に泣きそうになる感情を自分の足をツネりその痛みで涙を堪えていた。
僕が泣いてしまえば父は僕の泣顏を見るとヤンミーにお前のせいで勝利が泣いたんだとヤンミーを殴りつけるからだ。
また、理由はそれだけではなく、ヤンミーは殴られるほどの喧嘩の後は、
父が居ない所で、僕に、殴られたのは勝利が、泣くからだよ、だから殴られたんだと僕の頬をツネるからだ。
だからいつも涙を堪えていた。
しかしその日ヤンミーが投げた包丁が僕の頬をかすめ、我慢していた涙が一気に溢れだした。
その日から数日後、父とヤンミーは離婚した。
後書き。
父はとても暴力的の人間のようだか、そうではない。
ただ本当にどうしようもないぐらい不器用なだけで、僕はこんなにも人情味のありこんなにも愛情をもった人間を他に知らない。
父は女性にとても優しく、とても大事にする。
ただ父は好きになった人をとても愛し過ぎて、周りが見えなくなり、その時付き合っている女性を良くも悪くも信じきってしまう。
その証拠に。
父は後に三度、結婚をするのだが、今までの母親が口をそろえて言う言葉が、あの人ほど優しさをもった人をしらない。
何度も殴られたが、恨んだ事は一度もないと。
これを聞いた時僕は母親の方も凄い愛情の持ち主だと思った。
なぜなら僕は父に殴られる度、早く死ねばいいと思っていたからだ。




