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変なメガネ

転入初日、僕は懐かしい人に出会った。

北山小学校の時の担任だった秋先生(女性)がいた。

僕はこの先生が嫌いだった。

秋先生はかなり依怙贔屓えこひいきする先生だと思っていたからだ。

後から聞いた話し、秋先生も僕が転入してくる事を嫌がっていた。


そして僕はまた秋先生のクラスになった。


その日のホームルームでの自己紹介で僕は嫌いな物はなにと聞かれ、本心で喧嘩だと答えたのだが、秋先生は嘘つけっと言いたそうな顔をしていた。


その日の休み時間のたびにやたらと僕にちょっかいを出してくる奴がいた。


太田晃だ、あまりにもしつこくちょっかいを出すため、習字の時間僕は我慢の限界がきて、文鎮ぶんちんで頭を殴り倒した。

喧嘩が嫌いだと言ったばかりの初日にだ。

そのせいであまり誰も僕に近づく子はいなかったが、ある遠足の帰り道、登山に行ったのだが、やたらとゴミが落ちており僕は持っていたビニール袋にゴミを拾い集め歩いていた。

すると皆が真似しはじめいつの間にかクラス全員が拾っていた。


学校に帰りついて僕は水道で手を洗っていると1人の男の子が僕に話しかけてきた。

『俺、お前の事勘違いしてた。本当はいい奴なんだな、俺が友達になってやるよ』

後藤陣、僕の心友の1人だ。

こいつはムカつくぐらいイケメンで、

人に空気をいれ人を乗せるのが上手い奴でいいとこ取りするのが上手い。

こいつのせいで何回、喧嘩をした事か。

でも人一倍心が繊細で優しい奴だ。

それに陣も少し僕と似て家族関係が複雑だ。

それから、陣とは野球部の練習以外は毎日一緒にいた。


そして一年が経とうとしていた時、秋先生が違う学校に行くと噂が広がっていた。

僕は正直、早く行けばいいと思っていた。


西川小学校は鼓笛隊や体の不自由な方のボランティア活動に力を入れてる学校で僕と秀樹も何度となく活動していた。

そんな僕を見て秋先生は『私は小山田君の事を勘違いしていた。

貴方の事を変なメガネをかけて見ていたわ、ごめんなさい』と言ってくれ

僕は複雑な気持ちになり、僕の方こそ先生に謝らなければと思い、秋先生に『僕の方こそ変なメガネをかけて先生を見てた。

先生ごめんね』

そして秋先生はにっこり笑って西川小学校を後にした。







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