ギャグな勇者の奮闘記Ⅱ
「本当にすいません!!」
「いや、別に、君だけが悪い訳じゃなくて、解放感に浸っていた俺も悪いんだから、そんなに謝らなくていいよ」
よ!、皆俺はこの、物語の、主人公なんだぜ、ついでにもう服は着てるぜ、それとこの話は「ギャグな勇者の奮闘記1」通商「ギャグ奮」の続きなんだぜ、え!、何で短編のくせに続編か?、それは作者が連載だと今一やる気が出ないからさ
「あのぉ、誰と話してるんですか?」
「あぁ、気にしないで」
「そうですか・・・?」
「それより、君は誰?、それと何で空から落ちてきたの?」
〈ギャグ奮1〉を呼んでくれた人なら分かるだろうけど、この子は空から落ちてきたんだよ、ねぇ、本気でビックリしたよ、うん、うん
「あっ!、はい、私、異世界から来た勇者様の案内役の[アル・ゲルバード・リノ]と申します、落ちてきた理由は昨日、遅くまで、本を読んでいて、飛んでいる、最中に、居眠りしてしまいまして、落ちてきたんです」
ホワーイ、まさかの、勇者の案内人と来たよ、てか落ちて来た理由が居眠りって、なめてんのかこいつ
「まぁ、いろいろツッコミたいところだけど、今はスルーしといて、君は、その異世界から来た勇者様を
迎えに来たと?」
「はい、ここら辺に反応があったので、知りませんか?、勇者様がどこにいるか?」
「あぁ、それ多分俺だよ、俺異世界から来たから」
「え!・・・・・・・・・・、あ!すいませんもう一度お願いします、ちゃんと聞き取れなかったんで」
うぅーわ、まさかのフリーズだよ、この子すんごい、失礼だよ、てかしらじらしく聞きなおしてきやがったよ
「だ・か・ら、俺が勇者様だって」
「ソ・ン・ナ・ワ・ケ・ガ・ナ・イ・ダ・ロ、コ・ノ・ヘ・ン・タ・イ・ヤ・ロ・ウ・ガ」
非ど!、何だよ、この子可愛いかをして、ものすごい事言ってくれたよ俺のガラスのハートがシールドブレイクしちゃったよ、てか、現実逃避しだしたよほんとにいい加減にしてくれよ
「ゲルバードちゃん、どんだけすごい勢いで現実逃避してるの、もっと現実をみなよ、さぁ、その目を見開いて僕を見てごらん、僕が勇者様だよ!」
決まったぁぁぁ!、追い打ち決まったよこれは、だって、ゲルバードちゃんうつむいちゃったもん
あれ?、何で、後ろから機関銃出してんの?、こっちに向けてるし、あぁ、これまた、あのパターンか、
だってほら、ひきがねひいちゃってるもん
「嘘をつくなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「やっぱり、このおわりかよぉぉぉぉ!」
ギャグな勇者の奮闘記Ⅱ完結