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優しい彼氏

作者: 沖田 楽十

「ヒロシって、あんなに優しかったっけ?」


「は?」



 腕を組んで、ウーンとうなるアンコに、私はなにかあったのか? と尋ねた。それに、アンコはそれがさぁ、と話し始める。


 アンコと岩城いわきヒロシが所謂「お付き合い」をしたのは1ヶ月程前。

 岩城がアンコに片思いをしていたのは、社内ではバレバレだったが、当のアンコだけが気付く事無く、時間だけが過ぎていった。

 その間、アンコに好意を寄せる男共が現れれば牽制けんせいしたり、アンコが付き合いで合コンに参加すれば、翌日は社内でピリピリとした緊張が張り詰めた様な雰囲気をかもし出す男に、そんなにアンコの事が目を離せないなら、早よ告白して自分のモノだって見せ付けられる関係になればイイだろっ! と岩城に怒鳴り込もうと何度思った事だろうか?

 その度にあの二人にもタイミングがあるんだろうからほっといてやれ、と、ジュンにさとされたのは何度目だろうか?

 そして、二人の関係性にもどかしさを覚える日々に、早くあの馬鹿どもくっ付けよ!! と、ジュンと二人っきりで酒をみ交わした時には、その事で愚痴ったのは何度だったろうか?

 その度に、彼は苦笑いして、私の話を最後まで聞いてくれたのは何度目だっただろうか?


 今思えば、あの頃はジュンに申し訳ない事をしたと思う…。

 今度二人で飲む時は、良い酒がある行き付けの店に誘おうかな……じゃないっ!!!


 …まぁ、だいぶ話は脱線したが、そんなこんなで、アンコが岩城の告白される現場を見掛ける度、胸がムカムカするんだ、と相談してきた時は、ホッとした。

 漸く、あの男の想いはむくわれ、社内はもうあの張り詰めた空気を吸わなくてイイのだと思ったから。

 なので、善は急げとばかりにアンコへ告白しろとアドバイスした。それに、アンコは暫くの間、関係性が壊れるのが嫌、もしフラれたら岩城と顔を合わせ辛いと渋っていたが、漸く覚悟を決めた様で、男に告白し、晴れて二人の交際が始まったのだ。




 --と、二人の馴れ初めを思い返しながら、アンコの話に耳を傾ける。


 先日、二人仲良く休日に、デートをした時の事らしい。



「…なに? 惚気のろけ? 」


「!? 違っ…! ………うんん…そう、なのかな? 」


「? …アンコ? 」


「あのね……」



 其処そこで、行き付けの本屋へと来たアンコは、岩城の存在も忘れて、本を読みあさったのだとか。



「でね。欲しい本が沢山あってね、ついつい買っちゃったんだけど……」



 本が袋に詰め込まれたと同時に、自然にソレを持って歩き出す岩城。その自然な行動に、アンコは酷く感動したらしい。



「………」


「ねえっ、ねえっ、優しくない!? 」


「……………あー……そう、だね…」



 なんだろ。

 確かに“優しい行動こと“には変わりないんだけど、なんかこうっっ……アンコが大喜びする程の事では無い様な…。



「それからね、その後ご飯食べに行ったんだけど……」



 言って言葉を切るアンコに、「なになに? 勿体振もったいぶらないで言っちゃいなさいよ! 」とうながせば、彼女は照れた様にえへへ、と笑ってポツリポツリと話し始めた。



「…『ソースが付いてる』って、ハンカチで顔をいてくれたんだぁ! ねえっ、ねえっ! 優しくない? 」


「………」



 其処で気付く。

 アンコの中で、男全般に対してか、それとも岩城に対してだけかはわからないが、男が女に優しくする基準のハードルが低い事に。ただ同時に、そーゆう些細ささいな事で感動出来るアンコは羨ましく、可愛いと思った。



「……………アンコ」


「ん? なに」


「”そーゆうコト”には、謙虚けんきょな侭でいてね? 」


「? …うん? わかったよ、ミウ」



 私がなんでそんな事を言ったか、理由がわからないクセに、アンコは素直に頷く。それがなんだか憎たらしくて、今度また惚気話聞かせる時は、高い酒を持って私の家に来なさいよ、と言ってやった。











後書き

改めて読み直して思ったのですが、甘いですよね?コレ

ってかこれ以上甘くしろ、って言われたら……


R-18になるぞコレ!下ネタ沢山ぶっ込まないと、やってけんぞ!!!………私が…

((↑いやっ、お前かよ!?



恋愛で一番良いのは素直さだと思うのですが、、

自分に自信がないから…が多数派だと思うケド、相手を想うが故に素直になれないもあるし、、

すれ違いみたいな、シリアスな話はドキがムネムネ展開が多くてめちゃくちゃ大好物なのですが、、


だからこその、それを飛び越えた素直な恋愛話には、耐性が余り無くてですね……


もうイヤああぁ!?!!!ヤメて!!!まじでヤメて!!!自分の知らない自分が出そうになるからヤメて!!!う"あ"ああ"あぁ!!!!!


って自分を見失う恐れがありそうな気がするので、、

下ネタぶっ込んで、良い雰囲気をぶち壊していくマン(`・ω・´)

((↑………えっ…?


ので、甘々作品は、シリアスを乗り越えた先じゃなきゃ嫌っ!身が持たん!ほんっっとうに嫌!ヘルプミー!!!




………って方、如何でしたか?(≖͈́ㅂ≖͈̀ )ニヤニヤ


甘々は、これぐらいで良いですよね?(⌒▽⌒)ねっ??


因みに私は、甘々作品見られます!!(`・ω・´)

甘酸っぱさに耐えねて、途中で逃げ出したくなるヘタレとかじゃないからね!?


………あれ?こーゆう言い訳がましいの言ってたら、逆じゃね?って思われる??

違うからね!ほんっっとうに、見られるから!!!


最近だと……あー………そもそも、甘々ってなんですか??

((↑其処からっ!?!!∑(゜Д゜)




………という茶番は置いといて。

((↑お前から始めた事だろっ!如何すんだ!?変な空気になったぞ!?ゴルァ?!!\\\٩(ಠ_ಠ)۶////\\\٩(ಠ_ಠ)۶////\\\٩(ಠ_ಠ)۶////


甘々ってさ……

相手を想うが故の二人の言動が、お互いの気持ちがすれ違って危機を迎えそうになっても直ぐに仲直りするみたいな、気持ちがシンクロしてて…とか、且つ、見守る周りの人間も優しい気持ちになれるから、、

だから、読んでて照れまくるんだと思うなんだよね( ੭⌯᷄ω⌯᷅ ).。oஇ


つまり……駄目だ((←どした?



今、めちゃくちゃエグめの下ネタぶっ込み隊!!やだ!なんかやだ!!!

イイかな?おじさん、えぐめの下ネタぶっ込んでイイかな??


((↑締めくくり下手過ぎるだろっ❗️って事で、強制終了します‼️

こんなクソ長い後書きに、此処までお付き合いくださり、有難う御座います!!!!m(__)m

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