第3話 機械音痴
めっちゃくちゃ遅くなってしまいすいませんでした。他のシリーズが忙しくて………
俺は今、路地裏のヤクザ共からから逃げ切った後である。今いる場所は路地裏に行くための1本の通路だ。外に出るとこの汚い格好だと目立ってしまうためここにいるのだ。そしてこのスマホというもので美咲に電話をよこせと言われたのだが何せ、この機械の使い方が分からない。どうやるんだこれ?。そしてこのスマホという機械と格闘してから30分……未だに理解出来ない。イライラし始めスマホを握る手が強くなる。その時スマホが急にブーと震え始めた。スマホの画面を見ると美咲という名前があり、電話とも書いてあった。
えっ?これ連絡来たはいいもののどうやって出んの?なんか横に動かせみたいなやつ出てるしその通りにやって見るか。
するとスマホから声のようなものが聞こえてきた。
「貴方何やってるんですの?!30分以上連絡も来ませんし。」
「怒んないでくれよ。お前が言ってたスマホってやつの使い方知らないんだから。」
「えっ?では何故あの時分かったと言ったんですの?」
「その場のノリ?」
「なんで疑問形なんですの?!」
美咲は俺のジョークにツッコミを入れる。口調も変わっているので余計に面白かった。そして話題は場所の話へと変わった。
「今どこにいるんですの?」
「うーんちょっと待って。」
そして俺はその通路を抜け外の世界に立つ。華やかな街並み、澄んだ空気、目新しい光景、俺はその光景に見惚れてしまった。するとスマホから声が聞こえた。美咲がどこにいるかとうるさい。もうちょっと見させてくれてもいいだろと思ったのは仕方ないのである。気持ちを切り替え目印になるようなものを探す。目の前に変な板のようなものがあり場所名らしきものが書いてあった。
「えーと場所は蟻三谷通りって書いてある。」
「分かりましたわ。そこで少しお待ちくださいまし。」
「了解」
そう言った瞬間プープープーと音がなり美咲の声は聞こえなくなった。画面の消し方が分からないのでついたままポケットに入れる。美咲が来るまでここで待つのが暇だなと考えていると気づいたことがある。周りの人々の視線が全部俺に向いていたことであった。なんでと考えたがその答えはすぐに分かった。俺が出てきたところはあんなヤバい路地裏の通路である。もう1回そこを見れば立ち入り禁止と書いてあった。そんな所から出るとなると外の人々は怖いのだろう。周りの人達に目を向けると「ひぃ!」という始末。まるで化け物扱いだな。なんか必死の形相で何かに電話してる奴もいる。こんな反応になることは少し予想していたがここまでだとは思ってもいなかったのだった。
そしてそれから3分後、何やら高級そうな自動車が俺の目に止まった。その中には美咲がいた。
「なんか凄い人ですね。まあ気にせずに乗ってくださいまし。」
「えっ……あ、ああ」
こんな高級そうな車に乗ることは初めてであるためすごく身体が強ばっている。こいつのボディーガードになるということはこういうことに慣れないといけないんだよなと心の中で思った。そして外の奴らからの視線が痛い。コソコソと何かを言われておりそれが気にならなかったのかと言われればぶっちゃけ気になった。だがあんまり気にしない方がいいと本能で感じたので気にしなかった。
「普通に車乗ったけどもう俺はお前のボディーガードってことでいいのか?」
「ええそうですけれど何で急にそんなことを?」
「それはだな、もう1回聞くのは癪かもしれないが答えてくれると嬉しい。なんでこんなポンコツな俺をボディーガードにするんだ?」
「それはさっき私は貴方に言ったはずです。貴方に凄い力を感じたからだと。仮にそれが検討違いでも私が貴方を気に入った所は他にありますから。」
美咲はお嬢様のような口調ではなくなっていた。雰囲気などは変わらないが目は真剣だった。その気迫に押され俺は何も言えなかった。
だが頭の中には2つの疑問が残っていた。1つ目は何故美咲が俺のことをこんなにも信用してくるのかということ。2つ目はボディーガードには力以外のことはいらないのではないかというものだった。そんな疑問が頭を巡りに巡っても答えは出なかった。
そして俺はこれから今までとは違う生活に変わっていくのだった
1つ言っときますとこの内容の中に出てきた蟻三谷通りは僕が適当に考えたものです。