41 公子様に関係している
くぐもって聞こえてきた誰かの声は、天井のどこかから聞こえてくるのは判る。
耳に手を当てて口を半開きにして集中している態のキュリスを見て頷いて、ビスターが「急病人です。誰か、こちらへ来ていただけませんか?」と大声を張り上げた。
もちろん誰も急病になどなっていなくて、ドアを開かせるための嘘なのだということぐらい察しがついたのもあって、フリッツは黙って見守る。
「申し訳ありませんが、すぐにそちらへは伺えないのです。どうか自力でこちらへ出てきていただけませんか、」
思わず「は?」と声を上げそうになったキュリスの口を慌ててビスターが塞いだ。
フリッツなどびっくりしすぎて声が出ない。
「そのように大声が出せるのなら、急病人とはあなた方ではないですね? 殿下は当家の主と同じに竜の血を引かれていますから、もう一人の騎士様でしょうか。」
「出れないのに出てこいって、」
「いや、違うのです、気にしないで、ああ、」
「なにを、」
手でキュリスを押しのけて黙らせつつ想定外の回答に動揺したビスターが混乱してうまく答えられないでいるのを、ランスが割って入って被せるように怒鳴った。
「そちらでは何が起こったのでしょうか。どうか、お答えください、」
「お客様の耳に入れるほどでは、」
「歯切れが悪いですね、襲撃があったのですか?」
キュリスを黙らせ、ランスに並んでビスターが立て直す。
「こちらにいるのはそれなりに訓練を積んだ騎士です。取り乱すことはありませんから、どうか、安心してお答えください。」
「本当にお客様にお伝えすべきではないのですが、このまま、お知らせしないままというわけにもいかないでしょう。厄災が紛れ込んでいたのです。おかげで大混乱で、あ…!」
話の途中で声が途切れてしまい、「どうしたのですか!」とランスが問いかけると、しばらくして再び声が聞こえてきた。
「どうか、ご健闘をお祈りします。」
先ほどまで聞こえていた声とは違う硬質な声に、何か最悪な展開となるような凶事が起こったのだとしか思えない。厄災とは何だろう。厄災とは、魔物なのか? 敵なのだろうなと判っても、外の世界では解決できていない予感しかしない。
音が消えてしまい、耳を澄ませていても何も聞こえてこなくなってしまったのもあって、キュリスが肩を竦めて「どうしましょうか」とおどけてみせた。
「外へ出たら、廊下は魔物だらけかもしれないですよ。」
「だからと言ってここにいても何も変わらないよ、キュリス。向こうは出られると思っているのだから、出るしかないよ。」
「窓のない部屋はこちらから出られないという点であまり快適ではないと、しみじみわかってしまいましたね。」
ランスはフリッツを振り返る。
「殿下なら出られると言っていた気がしますが、お心当たりがありますか?」
「ない。」
フォイラート公家の人間と婚姻関係を結んでいたのは妹のラナであって、フリッツではなかった。個人的にフォイラート公と親しいわけでも息子のラドルフと仲がいいわけでもないのもあって、何しろはじめてくる屋敷なのだ。
「せめて天井裏へ登れたら、また違う脱出方法が見つかりそうですね。」
「天井裏への出入り口がない部屋で、どうしようもない提案だよ、キュリス。」
ハハハとキュリスたちが笑う。状況はよくないので、カラ元気に思えて痛々しい。
「別の出入り口を探しましょうか。」
「どうやって、」
「こんな密室、もしかすると壁紙で隠してあるだけで、別の出入り口があるのかもしれませんよ、殿下。」
いつもなら突飛過ぎる発想だと真に受けない自信があるのに、迷いのない表情のキュリスに圧されて、フリッツは「ありえそう」とつい思ってしまった。
「何もしないよりはマシです。ひとまず壁を探ってみませんか、」
ランスが壁を指さすので、フリッツは心当たりがないまま壁をこんこんとこついて回ってみる。
「特に何の変化もないようだが、音に違いはあるか?」
「同じに聞こえます。」
「隠し扉はないようだな、」
隠しようのない正当な入り口の扉の前に立って、扉を撫でてみるが特に感じる反応はない。見上げると、扉の枠の上部には、竜が彫り込まれているのが見えた。
主と同じ竜の子孫という言葉が手掛かりとなるのなら、他の誰でもなく私自身が鍵だったりするのだろうか。
フリッツはフーっとひとつ深く息を吐いて、ゆっくりとドアノブに手をかけて回した。
無言でランスが頷いたのが見えた。キュリスとビスターは、声が漏れないように口を手で覆っている。
カチャリとも音がないまま、大きく開いて、中と外との空間がつながった。
どういう仕組みなのだろうか?
オオ…!
キュリスとビスターが感嘆の声を漏らした。
ランスは、よくやったとばかりに親指を立てて手を握り、大きく頷いてくれた。
「少しお待ちを、」
警戒しつつキュリスとビスターが廊下に出て周囲を確認してから初めて「大丈夫そうです、」とフリッツに声をかけてくれた。
「竜の血を受け継ぐ者が鍵となる仕掛けがあるのですかね、」
顎を擦りながら竜の彫り物を指さすランスに、フリッツは「そうなのかもしれないな」としか言いようがなかった。王城でもカークや従者が先回りしてくれるので、自分以外の誰かが扉の開け閉めをするのが当たり前な生活を送っており、自らドアノブに触れたりなどしない。新人騎士フリッツ・レオンとして行動している時は自由に部屋の出入りをしていたのもあって、王子として行動していると忘れていた感覚でもある。
「緊急時は主が鍵になる仕掛けとなる部屋とは、まるで従者が裏切るのを想定しているからですかね、」
ランスがフリッツより先に部屋を出ながら呟いた。
「そうでないと祈りたいな、」
苦笑いをしてフリッツが廊下に出て扉を閉めると、確認するようにキュリスが首を傾げながらドアノブを回して開けていた。
「今は難なく開くのに、中からは識別されて開かない仕組みって、これって魔法ですよね?」
「中に入って、もう一度実験してみますか、」
ランスがニヤッと笑った。「何事も証明が大事ですよ?」
「結構です。置いていかれそうな気がします。」
身震いしながらキュリスが言うので軽く笑ったフリッツは、何気なく扉の枠の上部を見上げた。隣の部屋には、何の装飾もない。
部屋によって竜の血を引く者が鍵になるのなら、ますます仕組みが判らなくなる。
「この部屋は鍵がかかっているようです。」
「叩いても、反応はありません。」
両隣の部屋のドアノブを確認して、キュリスとビスターが首を傾げている。
「鍵が開いているからと言ってうっかり入ると出られなくなる部屋に囲まれているなんて、怖すぎじゃないですか?」
「このお屋敷で働くには粗忽者では務まりませんね。」
戻ってきて笑ったキュリスとビスターを見て、ランスは「忘れ物はありませんか?」と尋ねた。
「あの声の主ですか?」
「どこにいるのか気になりませんか?」
「ひとりではない雰囲気でしたよね、」
隠れているにしても、どこに隠れているのだろう。
「ヒトでしたよね?」
キュリスが半笑いで言った一言に、フリッツは小さく身震いした。
「廊下にいないとなると、どことつながっていたのか…。」
「こっちを探すから、そっちを頼むよ。」
キョロキョロと辺りを見回して、キュリスとビスターがお互いに背を向けて廊下の角へと曲がっていく。
ランスと目があって、フリッツは黙って頷いた。いざとなれば、救援に駆け付けるつもりだった。
「あ、いました!」
「声の主はあなたですか、」
それぞれに誰かと会ったふたりの声が聞こえてきて、フリッツはランスを思わず顔を見合わせた。
※ ※ ※
困惑する相手を無理やりに引っ張ってくるキュリスと、恐縮する相手を丁寧に誘い出して微笑んで見守るビスターは、どちらも執事を案内してきた。
ふたりの執事はフォイラート公家の執事たちにしては気が弱い印象で、居心地が悪そうでもある。どちらもフリッツたちの顔をまじまじと見て、ひとり制服を着ていないフリッツが誰なのかを気にしているように見えた。
肌艶に身なりの整ったふたりの態度は少なくとも魔物には見えず、普通の人間にしか見えなかった。ふたりとも、尻尾がない。しかも、微量だが退魔煙の匂いもする。
ランスの判定を伺っていると、ようやく、黙って大きく頷いてくれた。
よかった、人間とランスは判断したのだ。
キュリスたちはもちろん、フリッツもほっと胸を撫で下ろした。
キュリスとビスターが尋問のように聞き取っていくと、ふたりの執事は若干背の低いルビオロと若く見目のいいデルカドーと名乗った。なんでも今日の日の為に主家を介して雇われた短期雇用の使用人らしく、ふたりとも別件の仕事でこの付近にいただけで、フリッツたちがいた部屋の天井の通気口を通じて話をした相手とは違うらしかった。
「大丈夫なのか?」
そっと囁いたキュリスに、ビスターが小声で「彼らの話が本当なら、すでにどこかの貴族の家で雇用されている者が仕事として頼まれてきているだけだろうから大丈夫だよ。むしろ派遣先は主家にかかわる大恩人の家だったりするから迂闊なことはしないし、案外口も堅いだろうね」と背景を説明してくれる。
「改めて聞くが、知っていることを教えてくれないか、」
困った顔をして目配せしあうふたりは主家を恐れているようで手ごたえのある反応がないので、対価としてキュリスが情報料を提示して改めて頼んでみる。それでも渋るので、ランスが「悪いようにはしないから」と念を押すと、ビスターが「教官殿、かえって脅しのようです、怖いですよ」と言ったのもあって、キュリスが噴き出した。
警戒が解れたように微笑んで執事ふたりはお互いに顔色を窺いあって、譲り合って、ヒソヒトと何かを確認しあった結果、ようやく「何なりと、」とキュリスに頷いてくれた。
「話してくれるかい?」
「私は向こうの階段から来ました。空いている窓があれば鍵も閉めるようにと言われて、点検に来たのです。ここへ来ようとして、現在命令の半ばです。」
ルビオロが窓の外を指をさす。
「その前はどこにいた?」
キュリスが尋ねると、意外としっかりとした口調で話すルビオロは首を傾げた。
気のせいでなければずっとデルカドーは私の顔を見ている気がする。フリッツは何とも言えない気分になりつつ視線を合わせないようにする。新人騎士フリッツ・レオンとしてあちこちに出かけていた時は新人という気安さで顔を見られることがあっても、王子のフリードリヒの立場では、身分が高い故に不躾な視線に曝されることが逆になかった。
「こちらにお勤めの者たちと一緒に救護室にいました。あ、救護室と言っても、即席の救護室で、前は救護室と呼ばれていないと思います。勝手がわからないのもあって、言われるままに動いていました。」
「何か動きはあったか?」
「裏口からお坊ちゃまが運び込まれました。救護室に人が増えて、もともとこちらで働いていない者たちは部屋を出るようにと言われたので、廊下におりました。ご主人様がこちらにいらっしゃるから廊下に溜まっていてはいけない、すまないが戸締りのお役目を与えてあげるからしばらく離れていらっしゃいと言われて、私はこちらへ向かったのです。」
「他に誰か運び込まれていないのか?」
「部屋に人があつまる前に出発したので、何ともわかりません。大勢の聖堂の軍人たちが廊下の向こうから来たのは見えました。」
「構成は判るか?」
「見分けがつきませんでした。」
魔法使いも治癒師も剣士も兵士も騎士も同じに見えるのなら、聖堂の軍人と判っただけでも良しとすべきだろうなとフリッツは思った。
「戸締りで歩くうち、何か見たか?」
「窓の外に青白い炎がいくつもありました。雨が上がったのだと思いました。」
「他には?」
ルビオロは困り顔になって、「ありません。急ぎ足に来たので、」と言った。
「お前はどこにいたんだい?」
小さく咳払いをしてビスターがデルカドーに尋ねると、熱心にフリッツの顔を見ていたデルカドーははっと我に返ったように身を竦めた。
「私はっ、救援の要請でっ、人を探していてっ、」
「落ち着いて話してくれて大丈夫だよ。誰もお前たちを咎めたりはしないから、」
ビスターが優しく言うので、顔を真っ赤にして何度か頷いてデルカドーは「す、すみま、いえ、申し訳ありません。美しいものは心に保養になり、あ、死体ばかり見ていたので、なんと美しいのだろうかと、混乱してしまって、すみません」と興奮で早口になりつつ答えてくれた。
「戦闘のあった部屋にいたのかい?」
「いえ、先ほどまでいたのはお屋敷の中でもひと気のない…、死体の安置に使っていた部屋の付近です。廊下に立って、運ばれてくる死体の安置先の割り振りや主家から身元の確認に来た従者との照合や案内を手伝っていました。いくつも部屋があったうちのある部屋の死体に死人が紛れ込んでいたとかで、廊下にいた私達はここのお屋敷の者ではないから急いで避難するように言われて、まだ働ける者は急いで聖堂から来ている軍人を探して連れてきてほしいと命じられました。」
死体安置に使っている部屋は客室や大広間で表の通りに面していたはずで、フリッツたちの現在いる居住区画とは廊下でつながっていてもかなり離れている。
「この辺はフォイラート公の居住区だろう? こんな場所まで聖堂の私兵が入り込んでいるのか?」
不審そうなキュリスの呟きに、身震いしてデルカドーは青い顔になり、「誰もいないのでもっと奥まで進めば誰かがいるかと思ったのです、」と必死になって言い訳をした。
「ここに来るまでにお前たちは、お前たちの他に誰か見かけなかったのかい?」
ビスターの質問にじっと顔を見合わせて、ふたりの執事は「いいえ」と言って首を振った。
「聖堂の応援の構成は、」
「もちろんわかりません。制服は皆同じでした。」
ふたりとも、聖堂に縁のない暮らしをしていそうだ。
「となると、状況として、正面出入り口付近は現在死人退治で混乱していて、救護室に公子様が運び込まれた影響でフォイラート公夫妻や護衛騎士たちも集まっていると見た方がよさそうですね、」
ランスが悩まし気に唸った。
「聖堂からきている応援が集まるのは表ですね。外部から接触を図ろうにも、馬車寄せは表にしかなかったはずです。裏口は作業中で出入りできないですから、突破するなら表でしょうね、」
「となると、そろそろこの者たちを解放した方がよくないですか?」
ビスターが小声で、様子を窺っているふたりの執事の処遇を尋ねた。
「いいつかった仕事を全うできないと、我々との接触が原因だと責任を転嫁されてしまいます、いかがされますか。」
「私も同感です。単なる使用人を引き留め続けても、かえってこちらにとって足手まといです。ご決断を。」
キュリスはやけにせっついてくる。
「そうですね、」
ランスが上着のポケットから革製のコインケースを出して1枚ずつ銀貨を手渡し、「これは情報料です、私たちに会ったことも口を噤んでください、」と言って追加して銀貨を渡した。
「ありがとうございます、」
顔を真っ赤にして頭を下げて去っていこうとする執事たちは、何故か屋敷裏手への同じ方向へ向かって走っていき、階段を同じような勢いで登って行ってしまった。
呆気にとられつつ背中を見送っていると、残像のように、黒い影が重なって揺れた。
陽炎のような揺らめきは、分断された映像を残しては消えていく。
魔法か、いや、人ではない何かなのか?
静かな廊下に足音はふたり分よりも多く聞こえていたのもあって、フリッツは首を傾げてしまった。
「…見ましたか?」
「途中から後ろ姿が増えていましたね。」
「あれは、陰に潜んでいたのでしょうか、」
ランスたちも気がついたようだ。
黒い影は、人だったのか。フリッツは驚いて言葉を失う。
「教官殿、気配を消す魔法って本当にあるんですね、」
小声で答えるビスターと違って、キュリスは驚きを隠せないままに目を大きく見開いている。
「天井から聞こえた声の主でしょうか。」
「しかもあのふたり、冒険者でしたね、」
「どこの立場でこの場にいたのやら、」
溜め息をひとつついて、ランスが肩を回した。やがて足音は聞こえなくなり、廊下にはフリッツたち以外の人の気配が消えてしまう。
「怪しい者たちでしたが、話は本当でしょうか、」
「命じられた仕事の真偽は判りませんが、何かを探しに来たのは本当でしょう。」
「聖堂ですか、」
「違うと思いますね。聖堂と関係していたなら、侵入方法が遠回り過ぎます。仲介役のどこかの貴族の存在が厄介です。その貴族はフォイラート公の公邸につかの間でも入り込めるほどの地位にある家柄でなければならず、聖堂にとって都合の良い関係でないといけません。」
「かなり難しいですね、聖堂を切り離して貴族だけに絞った方がよさそうです。」
「確かに、冒険者としてフォイラート公家と深いかかわりがある貴族に無理を強いて執事として侵入できる立場であるなら、聖堂は必要ないですね。」
「だいたい、我々の制服で所属する騎士団を判断できていない様子でしたし、殿下のお顔を知らないようでしたから、貴族自体と面識もあまりないのではないですか? 聖堂は貴族に金銭的の代わりに治癒魔法や戦闘力を対価として提供しているのですよね?」
「聖堂には関係なく、冒険者単独で行動していると思われる存在ですか…。」
「公子様に関係しているのでしょうか。ほら、女の冒険者つながりで。」
「それこそ違うと思いますよ、」
ビスターの質問を否定して、ランスはフリッツの顔をまっすぐに見た。
「殿下は、見覚えがなかったですか?」
どうして、と尋ねる前に、キュリスが「教官殿、どういう意味ですか、」と口を挟んだ。
「殿下に失礼です、」
たったこれだけの質問でも、ランスの視線からもフリッツの記憶を疑っているからだと判ってしまう。些細なことでも、疑う行為がキュリスには許せないようだ。
「覚えはないな。初対面だと思うが、どうかしたか?」
冒険者の知り合いなどそもそもいないのもあって、フリッツはランスを見つめ返した。
確かに月の女神の神殿で多くの冒険者に接触はしたが、あの執事に似た人物がいたかもしれなくても、服装や時間帯や環境が違いすぎて面識がないと言い切れる確信はない。
「いえ、ふと、この前、市場で群衆の中にいたのではないかと思ったのです。気のせいですね、」
「この前って、」
「狼頭男にマチリク博士の馬車が襲われた時、マチリク博士は狼頭男が欲しがる何かを冒険者たちに託したのではないかと私は推理したのを覚えていますか?」
「教官殿はさっきの執事たちがその冒険者ではないかと思い、顔を知っている殿下に尋ねたのですか?」
「そうです。」
「それはおかしいです。その理屈なら、冒険者たちは今夜このお屋敷に狼頭男が来ると判っている訳ですよね? 冒険者たちは狼頭男から逃げているはずなのに、会いにやってくるのですか?」
目を細めて、ランスは「だからですよ、」と言った。
ありがとうございました




