7、勝つためには負けていられない
直接触れないようシャツの裾をエプロン代わりにして石を運ぶわたしを見て他の受験者たちは冷ややかな眼差しを浴びせてくるので、むしろ直接手で触って持って行ける状態って魔力がないって知らしめているようなものだけど?と嫌味の一つや二つ言いたくなってくるけどやめておく。わたしは聖堂に所属するために試験を受けに来たのであって、揉めに来たわけでも恨みを買いに来たわけでもないのだ。
先頭を行く司祭たちの後に続く王国人の男性ばかり3人は、なんとなくだけど、お互いへの気安さがあった。彼らについていくわたしは1周目の未来での経験からこの先に何があるのか知っているのでそんな知識がバレないために最後尾にいたりするのだけど、廊下を先に行く彼らからは司祭たちへの緊張感も何もなく、表情も物腰も慣れあうような粗雑な態度が垣間見えた。
「聖堂では、力のない者が力のある者を支えるのを美徳としています。力のある者が力のない者を守るのも当然です。」
案内をしながら司教の語る声は通路ですれ違う行く人々にも語り掛けているようで、両手を合わせて拝みお辞儀をして去っていく一般信者たちに倣ってわたしも会釈してみる。王国人の3人の男性の受験者たちは視線すら合わせていないので、聖堂の他の信者など気にならないのだろうなと思えてきた。入会するための試験で頭の中がいっぱいなのだとしても、聖堂に所属すると決まればこういった人たちとも接点ができるのだから会釈くらい返しておいて損はないのに、とも思ってしまった。
連れていかれた鍛錬場では、入り口に荷物を集めた籠を足元に置いた司祭がしっかりと両手で蓋のない大きな黒い箱を持っていた。隣には名前の書いた一覧を手にした先ほどにはいなかった白い簡易の神官服の司祭が待ち構えていて、「ここにいれてください、」とひとりひとり順番に水晶を回収していった。どうやら、名前の横に書く数字は、魔力を吸って魔石となった水晶の数を書いているみたいだ。
「終わった方はあちらにいて待機していてください。」
司祭が指さした方向である鍛錬場の中央には、聖堂の紫色の軍服を着た男が一人、腕を組んで立っている。
司祭や司教たちの違いは、着ている聖堂所属の神官である証の濃紫色の神官服の襟元にある白い線がいくつあるかだったりする。司祭は2本、司教は3本の白い線が入っているのだ。簡易服は夏用の白い神官服に紫色の線で記されるので、濃い紫色の神官服を着ている面接官役の司祭たちは正装だ。清潔な生活を好む司祭たちが簡易服じゃない以上、単なる土剥き出しの空き地にしか見えない鍛錬場では面接官である彼らですら汚れるような事態が待っていそうな予感がする。
もしかしなくても、実技があったりするのかな、と思ってしまう。周囲を聖堂の関連施設で囲われているとはいえ、広さは家が2、3軒建てられそうに広い。
治癒師同士の治癒術のお披露目会なら治験者がいるはずだ。
怪我人も病人も誰もいなくて、いるのは軍人だけって変だ。新たに怪我人を作らない限り、治癒師であるわたしが存分に能力を発揮することなど不可能だ。
手っ取り早く怪我人を作るなら受験者同士で戦闘をさせれば良いなんて、最悪な想像が頭を過る。
「最後にあなた、」
黙り込むわたしの前に一番年が若く見える男性が水晶を入れ終え先へ進んでいくと、司祭たちはわたしが服をエプロン代わりにして石を運んでいるのをじっと見て、「棄権しますか?」と尋ねてきた。どれも魔石となって魔力が輝いている状態ではなかったので、わたしの態度はふざけていると判断されたようだ。
「いいえ。」
小さく首を振って、深く息を吸う。
先ほど触れた感覚だと、この石は少し肌に触れただけで魔力を吸って輝く。魔力を吸って魔石化したら輝く仕掛けのある石だと知っているのなら、何も溢れんばかりに魔力を吸わせる必要はないのだ。
目の前にある黒い箱は深みがって縦に3列横居1列に10個、色とりどりの鶏の玉子ほどの大きさの水晶が並んでいた。ほんのりと光る状態となった魔石がどの列も1、2個ある程度で、これは魔力量を計られていたんだなって推測できる。
一番魔石化させた者が一番評価が高いとする課題なのだとすると10個とも全部魔石化させてしまいたいのもやまやまだけど、魔力に貪欲な石の10個とも全部に存分に魔力を吸わせたくないという警戒心がわたしにはある。魔石化するだけの課題ならあの小さな礼拝堂で済ませてしまえばよかったものを、わざわざ鍛錬場まで移動している時点で、まだまだ入信するための試験は続くと警戒した方がいい。まさかじゃないけど、本当に戦闘をさせられる可能性だって残っている。
「聖堂に所属するつもりで来ています。棄権などしません。」
「よろしい。意気込みが無駄にならないよう、あなたの志を見せてください。」
面と向かって侮られている気がするのは決して気のせいじゃない気がするけど、試験ってこんなものなのだと割り切って息を整える。
ひとつ掴んで、手に馴染ませるだけで魔力を吸い取っていく水晶をゆっくりと黒い箱に入れてみる。黒い箱に置いてみると、石に魔力がこもった影響で水晶はほんのりと輝いている。同じような輝きを放つ石が他の者たちの水晶の列にも1、2個あるので、他の者たちは1、2個だけ魔石に変えたのだと推測が付いた。
やりすぎると警戒される。1周目でのわたしはこんな課題を出されてはいないけれど、魔力が膨大な未分化の半妖だったからこそ付け込まれ、エドガー師の竜化や火の精霊王リハマ様の捕縛に利用されている。
小さな礼拝堂に通された時点で聖堂が現在のわたしに期待をしていないのは明らかだ。だからと言って、魔力量が少ない治癒師だと思われるより、魔力量が多くつかえる治癒師だと思われた方が優遇され歓迎されるはずという打算は捨てきれない。
魔力を残しつつ魔力量を誇示する方法って、何だろう。
うわべだけでも取り繕ってみる? カサマシしてみる?
魔石を使って、そんなこと、できるのかな。
試しに、次に掴む水晶は軽く指先で掴んで素早く置いてみる。魔力を吸い取られた感覚は軽いのに、輝きは先ほどの魔石と化した水晶と同じだ。想像した通り、吸い取る魔力は多かろうと少なかろうと、石が示す魔力の輝きは同じだった。
確認のために司祭の表情を伺うと何も変化は見られなかった。
課題としては『魔石に変えること』と最初に案内されているので魔石化しさえすればいいのだとすれば、少しだけの魔力でも光るのなら石が光る程度だけ魔力を吸わせることにして、魔力を吸収できるだけすべてを吸い取らせてしまわなくてもいいのではないのかなと思えてきた。
そうと決まれば、躊躇う必要はない。軽く摘まんでは魔石となった水晶を並べていく。8個、9個目あたりから、数を記載している白い簡易服の司祭が眼を見開き驚いた顔となり何度もわたしの顔と手を見比べていた。他の者の作った魔石と比べるとすべて輝いている、信じがたい結果となったようだ。
「どういうことだ?」
気配を察して、他の司祭や司教も怪訝そうな表情へと変わっている。
視線を感じて顔を向けると、鍛錬場の中央にいる他の受験者たちと一緒にいる聖堂の軍人は射貫くようにわたしを見ていた。
軍服の徽章は遠すぎて見えないけれど、試験会場にいる軍人ならそれなりに実力を持つ者なのだろうなって想像がついた。一見すると茶金髪中身の色も黄緑な瞳の色も王国人な特徴しか持たないからといって、魔石を作らされている試験会場にいる軍人ならもしかしたら魔法も使えるのではないかなと思えてきた。細身の体格や佇まいから剣士ではなさそうだ。
「ちょっと待ってください。手を、こちらに見せて下さい。」
司祭のひとりが焦ったように急に言った。司祭たちの表情や態度から広い鍛錬場の真ん中に集められている他の受験者や聖堂の軍人たちがわたしたちのやり取りに注目しているというのに、司教も司祭もわたしを疑うのを隠そうとも止めようともしないのだ。
疑うのなら手のひらじゃなくてこの試験の仕組みじゃない?と思ったりもする悪い魔性な子供なわたしは、10個目を掴む前に手のひらを広げて司祭たちに見せてあげた。
魔石である水晶に魔法で小細工がしてあるなんて一言も説明はなかった。
司祭たちは水晶を、不正とならない様に布巾を使用して配っているので直接触れていない。面接官としてこの水晶は貪欲なまでに触れる肌から魔力を吸いこむのだと知っていても、この石は魔石化すれば魔力の量が多かろうと少なかろうと同じように輝く魔法が掛けてあるとまでは直接触れたことがないので気が付いていないのかもしれない、という事実を指摘する気はさらさらないのだ。
他の受験者たちは好奇心で動いて減点されるのを避けていても微かでも聞き取ろうとしていてわたし達のやり取りに聞き耳を立てていると、遠くとも動かない表情や態度で伝わってくる。
「魔石を既に持っていてすり替えているのではありませんね?」
前3人の差し出した魔石との驚異的な数の差がありすぎるので不正をしているのではないかと疑いたくなってしまったんだろうなって察せられるだけに、疑いたくなる気持ちもわかる。ただ、魔力を石が吸い取れるだけ全部吸い取らせているわけではなく魔石と変える程度にしか吸わせていないとまだ勘付いていないのだ。
表情から余計な情報が読み取られない様に、心を無にして軽く答えてみる。
「ええ、違います。」
「本当か?」
司教までも疑ってくるのは少し意外だ。
「ええ。嘘など言いません。」
比較するには物足りなすぎて基準がくるってしまっている彼らは、多分かなり混乱している。
「本当なのか…、」
最後の1個も軽く魔石に変えたわたしを見て、思案顔をして司祭のひとりは「王国人ではありませんね。半妖ですか?」と尋ねてきた。
初対面で聞く質問としてはありえなく失礼だと思うけど、ここは試験会場だ。
「はい。公国人ですから。」
公国だと半妖ってそんなに珍しくない。
「そうですか。半妖の公国人ですか。」
「そうです。」
「それなら納得です。」
公国人の治癒師ならこれくらい出来て当たり前とでも言いたいのかなって思いかけて、表情を読まれないよう再び心の中を無にする。
「ではあなたも、あちらへいらっしゃってください。」
司祭がそう言って微笑むと、軍人が手を挙げてひらひらと合図してくれた。
もしかしてこちらの会話が聞こえていたりするの?
この距離で会話を聞き取れているのなら、相当な地獄耳だ。思いつくのは、聖堂の面接官たちは誰もが風の魔法使いに王様の耳の魔法をかけてもらっているって状態だ。
わたしが半妖の公国人なのだと鸚鵡返しに伝える言葉を、この聖堂の敷地の内外で他にも聞いている人間がいる。
「…ありがとうございます。」
情報をわたしにくれて。
わたし次第で慎重に行動しつつ牽制もできるし、好印象を生み出すための誘導も可能だと教えてくれてありがとう。
鍛錬場の中央に集まる3人の受験者は何の感慨もなさそうにわたしを見やって目を逸らし、聖堂の軍人だけはわたしをじろじろと見て「お前は地属性の治癒師か?」とだけ言った。この軍人には1周目の未来での世界で見覚えがある。クリストロという半妖でもある王国人の地属性の召喚魔術師だ。痩せ型で無駄のない体格で背はほどほどに高い茶金髪に黄緑目の30代前半の魔法使いで、聖堂では同じ属性の魔法使いでの構成は避けるのもあって小隊を組んだことはく、『聖堂にいた地属性の召喚魔術師』という程度で覚えている。
「そうです。」
下手に嘘を付いても、同じ属性だけあって試験内容によってはバレてしまう。
この鍛錬場にいる限り、会話は筒抜けなのだ。肯定だけしておくのが無難だ。
「健闘を祈る。」
何をです、と問いかけたわたしの耳には「それでは皆様ごきげんよう」と言ってほくほくと高揚した表情で水晶を集めた黒い箱を手に夏服の司祭が去ってしまう声が聞こえた。
見送った後中断した話を続けようとしたのに、入れ違うように残っている司祭たちが鍛錬場の中心にいるわたし達の元へとやってきた。
「皆さん、あなた方の献身は無事に捧げられましたぞ。」
曖昧な言い方だけど、集めた魔力は本人たちに返さず聖堂で有効に利用するつもりだと言いたいらしい。
同じ受験者でもあるのにムッとした表情になった一番若い王国人の男性をニヤニヤとした表情で他の2人の王国人は眺めているので、この3人は面識はあっても実は2対1なようだし、親しい交流はなさそうだなと思えてきた。
司教や司祭、クリストロが並ぶと、小さく咳払いをして司教は穏やかに笑顔を作った。
「これから皆さんの中から特にこの聖なる場を守っていただける方たちには残っていただいて、本日は解散としたいと思います。」
どういう意味なのかを問う前に、司祭2人が説明を引き継いだ。
「ちょうど4人。ふたり一組になるよう、それぞれ組を作ってください。これから実戦形式の試合を開始します。」
「私達3人のうち2人が試合の続行は不可能は判断とした時点で立っていた者の多い組を勝ちとします。よろしいですね?」
試合、と言うからには、この鍛錬場で戦闘をするの?
驚きを押さえつつ残り3人の王国人たちを見ると、彼らは一様に冷ややかな表情でわたしを見つめていた。
ルール上3対1ではないと判っていても、彼らはわたしを狩る相手と見做したという決意が伝わってきて疎外感ばかりする。
わたしは自分が治癒師なのだと知っていても、他の者たちは何という職位であるのかを知らない。
どうなっているのか情報が少なすぎるし、勝ち負けを決める試合とはどういう試合なのかがわからない。
「ここにいるクリストロが場所を整えますからご安心ください。皆さんの荷物はここでお返しします。」
「武器の使用も認めます。魔法の使用は禁じていませんし、魔石や魔道具の利用も認めます。私たちは皆さんのお力を拝見したいと思っています。」
地属性の魔法使いが場所を整えてする武器を使って魔法も使える試合がかけっこ競争だとは思えない。魔石と言ったって、わたしは群青色の石のイヤリングやポケットにいくつかの黄水晶や琥珀ぐらいしか持っていない。
早速荷物を受け取って確認している男たちは揃いも揃って剣士なようで、鞘から剣を抜いて自分の剣かと確認をしている。3人の中でも年の一番上そうな男性ともう1人は剣の振り方からしてブレがなく素早くて、それなりに実戦経験がありそうだ。一番年の若い男性は剣の状態を見ただけで仕舞ってしまったので確認の動作がなく、どれほどの腕前なのかという見当がつかない。彼のこれまでの態度からわかる情報は、魔力を吸い取る水晶を嫌がったことや提出された水晶の魔石化もあまりないことから、小細工抜きで魔力をほぼ持たない王国人の剣士で、好戦的な性格ではなく今一つ頼りにならないという印象しかない。
武器を持たないわたしが勝ち残るには、武器が使える者と組むのが得策だ。好戦的な性格でわたしを仲間として対等に扱ってくれる相手が理想だったりするけど、この3人の中で名前も知らない状況の中、どうやって見極めればいいのか悩ましい。
3人とも、水晶を渡された時抵抗して騒いでいたのだから魔力はほとんどないと見た方がいい。冒険者の初期の職位程当てにならないものはない。剣の腕の良し悪しはあまり差がないか、差があっても黙っているかのどちらかだ。
強いて言うなら、重要なのは実戦の経験だ。
「組分けはこちらでしましょうか、」
少しでも有利になるのなら、公平に分けてもらった方が気が楽だ。荷物を受け取りながら頷きかけたわたしの耳に「もう決まっている。こっちはこの2人、そっちはその2人だ、」と一番年齢の高そうな王国人の男性が傍に立つ男性の肩に手を置き、わたしと一番年の若い男性とを指さした。
「さ、試合にしよう。制限時間はあるのか?」
戸惑うわたしと若い男性とをその場に残して、残りの二人は鍛錬場の端まで歩いて向かってしまった。
「時間の制限は午後の説法の時間の鐘がなるまで、です。」
曖昧な時間の設定に、空を見上げる。
正午ではないのだとだけわかる高い日差しに目を眩ませて閉じながら、わたしは自分が何をすべきなのかを考えた。
勝つためには、わたしが足を引っ張る存在にならない様にしよう。
「わたしの名前はビア。あなたの名前は?」
握手に差し伸べる手を払いのけ、わたしを睨むようにして一番年の若い男性剣士は「モリス」とだけ名乗った。
冒険者である指輪を見せながら、自分の職位を伝えてみる。
「わたしは治癒師です。モリスさんは、あなたは、」
近くで見るとモリスはまだ成人前にしか見えない幼さがあって、他のふたりは経験不足と判断してモリスを避けたのだと思えてきた。
「…剣士。冒険者。成人している。」
成人しているかどうかって、今、必要な情報なの?
モリスは険しい表情でわたしを見て言うので、わたしは成人していないのだと思われたのだと気が付いた。
「わたしもです。」
「アンタには期待していない。経験の浅い治癒師など、足手まといにしかならないからな。」
馬鹿にしきった言い方に言葉を失うけど、わたしも同じような感想をモリスに抱いていたのでぐっと堪える。
自分も相手も過大評価しないだけわたし達は冷静だ。
地属性の召喚魔術師クリストロが、呪文を唱えながら指先で空中に絵を描くようにして、魔法で何の舗装もない土が剥き出しな鍛錬場を凸凹と隆起した直進のし辛い場へと変形させた。
轟音が響く中、かなり大きく障害物でもあり壁にもなる土塁がいくつも隆起して出来上がっていて、影が深く地を抉る。堀が土塁の向こうにはあるようだ。
「おお…!」
「これは助かる!」
敵となる剣士たちは歓声を上げている。
明るい声に、勝った気でいるのだと思えてきた。見くびり過ぎだ。
「支援します。」
シューレさんと戦っていた経験がわたしにはある。
「魔法で、あなたを助けます。」
わたしに好意的ではないモリスは、睨んだままで「無理をするな、」とだけ言った。
同じ組になったというのにわたしの存在は見なかったことにしようとしている気概が伝わってきて、単独で勝ち残るつもりなんだって思うと悔しくて唇を噛み締めてしまった。
「自分の身は自分で守れ、」
吐き捨てるように言われると、反発したくなる。
勝ちたいのはわたしだって同じなんだって叫びたいし、語る言葉はいくらでも湧いてくるけどぐっと我慢して、わたしも睨み返した。勝つためには、本音で傷つけあえばいいってもんじゃないのだ。
「モリスも守るわ。」
司祭は大きな声を張り上げた。
「もう開始していますから、引き分けを目指さず全力を尽くしてください。」
「おおー!」
土塁の向こうから聞こえてくる声は威勢が良くて、思わずわたしは身震いしてしまった。
ありがとうございました




