東京渋谷ストリートハッカーズ5
「よし、ここだ。入れよ」
恋太達は麺屋雷太には戻らず、黒木を安全に休める場所へ案内していた。
「ここがさっき言ってた俺の母親が東京に居る時だけ使う部屋だ。絶対に誰も知らないし、誰も来ない。安心しろ」
「何から何まですまん」
「まあとにかく今日はシャワーでも浴びてゆっくり休めよ。今日は色々ありすぎたからな。これからの事はとりあえず休んで落ち着いたら明日考えようぜ」
恋太は先頭でみんなをリビングに誘導すると自分はキッチンに向かい冷蔵庫をあさり始める。
「とりあえずみんな適当に座ってろよ。今何か食い物用意するからよ」
「恋太さん、俺も何か手伝いますよ」
「タカ、そんなのいいからまずお前はケガの手当しろ。薬箱その辺の台の上にあんだろ?適当に薬塗って絆創膏でも貼っておけよ」
「ハアァ、しかしとんでもねぇ日だったな。」
ゴロッと大の字に寝っ転がって言う晶に皆が目線を向ける。
「常識じゃ考えられないね。僕ですら混乱してるよ。しかもあの時タカが来なかったら正直僕らは負けてた。この渋谷でね」
和彦の言葉に返す言葉がなく皆が沈黙する。
「で、でもほら、結果的にはクロさん助けたんだから僕らの勝ちじゃないですか」
高山が皆を気遣い声をかけている様子を見ていた黒木は話の輪に入っていく事ができずにいた。
「ありがとう」と切り出すのか「すまない」と切り出すのかをずっと迷っていたのだ。
「おいクロ、お前何神妙な顔して黙り込んでんだよ?」
黒木の様子に気付いた恋太が声をかける。
「え? い、いや、何て話を切り出したらいいかわからなくてよ・・・・・・」
「何だよそんな事で悩んでんのか? お前電話してきた時と感じが全然違うな。もっと気楽にやったらどうなんだ?」
「そんな事言ったって今日知り合ったばかりの他人をこんな危険を犯してまで助けに来る奴らがホントにいるなんて信じられないだろ普通・・・・・・」
黒木は下を向き涙を堪え声を詰まらせながら言った。
「バーカ、泣いてんじゃねーよ。俺はどんな奴でも約束した事は必ず守るって言っただろ?」
「何言ってんだおい。お前はただのお節介好きだろーが」
「そうそう。それとやっかい事が寄ってくる変態体質」
「お前らなぁ」
「まぁでも黒木が話を切り出しづらい気持ちはわかるよな。とにかく俺は恋太が信用した奴なら何も言う事はねぇ。最後まで付き合うぜ」
「僕もだ。最初はゲームのつもりだったけど、渋谷でここまでやられたらゲームじゃ済まさない。絶対に捕まえて警察に突き出してやる」
「お、俺も最後まで付き合いますよ! まだ一発もやり返してないですからね」
「よーし、じゃあ決まりだな。ただ目的はやり返す事じゃねぇからな。まずはクロを守りながらクロに依頼された事をやり遂げるのが目的だ」
恋太の言葉に晶、和彦、高山の3人は力強く頷く。
「それとクロ、1つだけ聞かせろ。お前はどんな事があっても俺達を信じて最後まで戦い抜く覚悟はあるのか? お前自身に最後まで戦い抜く覚悟がなければこの一件乗り切るのは無理だ」
自分が話を切り出す前に恋太に覚悟を問われた黒木は少し困惑した。何よりもまず先に覚悟を問う恋太からは、胸が張り裂けそうな程の重圧と緊迫感が伝わって来る。
晶と和彦と高山もそれを感じ取っているのか、微動だにせず、それぞれが鋭い表情でどこか一点を集中して見つめながら何かを考えている。
その様子を見ながらこの場の空気を感じるだけで、今回の一件がいかに常軌を逸したものであったかを理解するには十分だった。
黒木は恋太達をこれ以上深く巻き込み、更なる危険にさらしていいものか深く悩んでいた。
「おいクロ、お前がもしも俺達を気遣って悩んでるとしたら、それは気にする必要ねぇからな」
「そうだな。さっきも言ったけど、恋太のこういう事は俺達はもう慣れっこだからな」
「そうそう。それにこれだけ関わっちゃったら今更降りたところでタダで済むワケがない。あ、これもさっき言ったっけ」
「それにもうやり合う理由ができちまったからな。ウチの店は壊されちまったし、仲間にまで手を出しやがったからな。このままで済むと思ったら大間違いだぜ」
なぜコイツらはあんな常軌を逸した出来事に対し、少しも臆する事なく戦う覚悟を決められるのだろう?
しかも昨日今日知り合ったばかりの他人を助ける為に・・・・・・
黒木はまだにわかには信じられなかった。
しかし恋太達の戦いや強い意思を目の当たりにした事により、恋太達に対する信頼感が確かなものとなっている事も事実だった。
自分から依頼をしておいてなぜ素直に彼らに頼る事ができないのか?黒木は自問した。
しかし答えはすぐに出た。それは自分が1番弱く情けないからだ。
自分を助けようと本気で動いてくれた彼らの気持ちに応える為に自分には何ができるのか?
ただ彼らを信じて戦うという覚悟だけでは足りない。自分だけの覚悟が必要だ。、万が一彼らの身に何かあったら全ての責任は自分が持とう。黒木はそう決意して恋太達と最後まで戦う覚悟を決めた。
「俺の覚悟の前にまず礼を言わせてくれ。みんな助けてくれてありがとう。今回の一件、もう既に想像を超える事態に発展してるらしい。今日起きた事だけ考えてもこの一件には常に危険がついて回るって事もわかった。でもそれを承知であえて頼む。俺に力を貸してくれ」
「覚悟は決まったようだな」「ああ」
キッチンから出て来た恋太は黒木の前に立ち拳を前に出すと、晶、和彦、高山も何も言わずに立ち上がり恋太と拳を合わせる。
「クロ、お前もだ」
黒木は差し出された恋太の手を掴み立ち上がると皆を真似て同じように拳を合わせる
「よーし、これは誓いの拳だ。これからは何があってもクロは俺達の仲間だ」
5人は円になり拳を合わせ仲間の誓いをたてる。
「俺は深沢晶。恋太んチの真ん前で居酒屋やってる。飲みに来ればビール一杯くらいおごってやるよ」
「僕は真田和彦。塾講師。ゲームなら誰にも負けないよ」
「ハハハ、さっきも会いましたけど高山です。よろしくお願いします」
「黒木大河だ。一応医者だ。よろしく頼む」
「よーし、自己紹介が終わったとこでメシでも食おうぜ。腹減ってちゃ何もできねーからな。クロお前食った事あるか? カップラーメン」
「何言ってんだ。あるに決まってるだろ」
黒木は笑みを浮かべながら1番最初にカップラーメンを選んだ。
「おい恋太、他の物ねーのかよ? 俺昼メシもカップラーメンだったんだよ」
「あるわけねぇだろ。ここは普段全く使ってねぇ所なんだからよ。置いてある食い物なんてたかがしれてるよ。ポットにお湯入ってっからお前ら勝手に作って食えよな」
「あれ? 恋太さんどこ行くんですか?」
玄関に向かった恋太に高山が声をかける。
「ちょっと店の様子見てくる。派手に暴れたまま出て来ちまったからな」
「じゃあ俺も一緒に行きますよ」
「おい四門、それなら俺にも何か手伝わせてくれ」
「いや、お前らはここにいた方がいい。特にクロは狙われてんだ。出歩くのは危険だ」
「恋太の言う通りだぜ。お前も見ただろ? 連中の訓練された兵士みたいな動き。並の連中じゃねぇ」
「そうそう。それにヘリまで担ぎ出してキミをさらおうとしたんだよ? そんな奴らが簡単に諦めるはずがない。正直何の準備もナシで渡り合える相手じゃないよ」
「・・・・・・そうだな。じゃあ悪いがここで休ませてもらう」
自分が一緒に行ってもしも奴らに見つかったら助けてもらった事が全て無駄になる。そして何より足手まといになる。
黒木はそれがわかっていた為すぐに恋太達の意見に納得した。
「じゃあちょっと店見て来るわ。晶、コイツらの事頼む」
「わかってるよ。こっちよりお前が気をつけろ」
「おう」
用意したカップラーメンにお湯を入れる事なく恋太は麺屋雷太へ向かった。
「不思議な奴だな。アンタらの大将は。いつもこんな感じなのか?」
「ああ。いつもあんな調子だ」
「あんな奴初めてだ。今日知り合ったばっかりなのに全然そんな気がしない」
「ハハ、そりゃ初めてであんなに馴れ馴れしくされりゃあな」
「いや、そんなんじゃないんだ。何ていうか、理由はわからないけど、アイツと話してるとなぜか信用できる奴だと思えてくる」
黒木が言うと晶と和彦は顔を見合わせ
「オイオイ、アイツほど信用できねぇ奴はいねぇぞ。ウチのビールは勝手に飲むわ、勝手に俺の部屋で昼寝してるわ、冷蔵庫は勝手に開けるわ、屁はクセェわ、泊まればパンツは勝手にはいてくわでよ」
「ハッハッハ」
「笑い事じゃねぇよ。アイツのせいで何枚新しいの買ったと思ってんだ。それを洗濯したから返すったってそんなもんもうはけるかってんだよ」
「ハッハッハ」
「あ、あと親方のヘソクリちょろまかしてよく居酒屋行ってますよね」
「僕のゲームソフトも一体いくつ勝手に持ち出されたか・・・・・・」
「あ、そういえばこの前ソフト10本くらいまとめて売ってましたけど、まさかあれ和さんのじゃ・・・・・・」引きつり顔で話す高山の話に和彦は仏頂面で額に手を当てて大きくため息をついた。
「そういえば最近常連客にサービスであげてるビール券も減るペースが早いんだよなぁ・・・・・・」
「え? そういえば恋太さん最近お酒買う時いつもビール券で買ってますよ晶さん」
「ウチのもアイツか・・・・・・」晶はガクッとうなだれズッコケる。
「全くしょうがねぇなあの野郎・・・・・・今度ウチで飲んだ時ぼったくってやる」
「もうやめましょうよ。恋太さんのこういう話、言い出したらキリないじゃないですか」
「そうだな。あの野郎いつかみんなでケツ蹴り上げてやんねぇとな」
「あれ? クロさん顔引きつってるけど大丈夫ですか? ダメですよ恋太さんを簡単に信用しちゃ」
「そ、そうだな。ハハハ。でも楽しそうでいいな。アンタらは」
「まぁな。アイツといると退屈はしねぇな。でも昔はこんなんじゃなかったんだぜ」
「そうそう。いつもこんな鋭い目つきでさ」
和彦は自分の両目を指で吊り上げる。
「誰構わず暴力で叩き伏せて、誰も近よらせない感じだった。竜巻だよ竜巻。ちなみに僕もボッコボコ」
「アンタみたいな奴にまで?」
「うん。まぁ僕の場合自分から手ぇ出したから自業自得ってやつだけど」
「その当時アイツは仲間なんていらなかったんだよ。自分さえ強ければそれでよかったんだ。仲間の事なんてこれっぽっちも気にしてなかったぜ」
今の恋太と昔の恋太、晶が語る恋太の過去に黒木は頭の中で軽く混乱を起こしていた。今と昔、そのあまりの違いに、想像がつかなかったからだ。
「当時はみんな力で従えてただけだったな。中にはアイツの強さに憧れて寄ってくる奴らもいたけど、アイツが仲間の事なんて何とも思ってねぇ奴だってのがわかるとみんな離れてった」
「じゃあ何で今は・・・・・・」
「それは話すと長くなるからな。気になるなら後で本人に聞いてみろよ。とにかく一つだけ言える事は今のアイツは絶対に仲間を裏切らねぇし、絶対に見捨てない。何があってもな。それだけは確かだ。世界がひっくり返ってもそれだけは変わらねぇよ」
信頼感・・・・・・晶の言葉からはそれが強く伝わってくる。
黒木は晶の言葉ですぐに理解した。この仲間達は恋太を中心に信じられないほど強い絆で繋がっているのだと。
そして今この仲間達の中に自分も加わっているという事がとても心地よく心強かった。
その安心感からか、約一ヶ月間まともに睡眠をとれていなかった黒木は自分でも気付かない内に座ったまま眠りについていた・・・・・・
「ちくしょうやっぱ厨房メチャクチャじゃねぇか。また親父にどやされちまうぜ」
母のマンションを1人出た恋太は自宅に戻り荒れた店内の片付けに取りかかっていた。
「うわ、食器もこんなに割れてるじゃねぇか。こりゃ減給決まりだな」
恋太はブツブツ言いながらも調理器具や割れた食器が散乱している厨房を手際よく片付ける。
「それにしても奴らは何でクロがウチに居る事を知ってた? ずっと尾行してクロをさらう隙をうかがってたのか? でもだったら何でわざわざ人気があるウチで事を起こした?」
片付けの手が止まり考えに耽っていると、店内の隅に落ちている物に目が止まる。
「何だコレ?」
それは筒状透明の容器で中には液体が入っている。
「あの野郎が落としてった物か? 液体って事は何か薬品かもしれねぇな。あとでクロに聞いてみるか・・・・・・」
容器をズボンのポケットにしまい、片付けを再開させようとすると、背後からの人の気配に気付き咄嗟に身構える。
「オイオイ、何だオメーいきなり。こっちがビックリすんだろーが」
「何だ親父かよ」
人の気配の正体が雷太だとわかり、恋太はホッと胸を撫で下ろす。
「おーおー、何だか相当派手に暴れたらしいな。ゴジラでも来たのか?」
雷太は話しながら割れた食器の破片を手に取り覗き込む様に見回す。
「まぁそんなとこだ」
「ゴジラかよ。そりゃ大変だな。で? 捕まえたのか?」
「いや、逃げられちまった」「ハッハッハ。さすがに怪獣退治は無理みてーだな。ウルトラマン必要なんじゃねぇか?」
「いらねーよそんなもん。怪獣退治なんて渋谷でオオクワガタ探すより簡単だからな」
「ハッハッハ。お前まだあの時の事覚えてんのか?」
「うるせーよ」
「まぁ俺はゴチャゴチャ小うるせぇ事は言わねぇけどな、一つだけ聞かせろ。この喧嘩はお前にととって大事な事なのか?」
「ああ」
「・・・・・・・・・・・・そうか、それなら何も言う事はねぇ。じゃあ俺は寝るぞ」
階段を上がって行く雷太を何も言わずに見ていると、階段を上がりきる前に足音が止まる。
「オイ恋太、テメェが正しいと思ったら何が何でも負けるんじゃねーぞ。『こういう事』はいつの時代もどっちが正しいなんてそんなモン関係なく勝った奴が正しくなっちまうんだからな。負けた奴は何も言えねぇんだよ」
「・・・・・・わかってるよクソ親父」
姿が見えない雷太に向かって返答すると雷太は部屋に戻って行った。
恋太はすぐに片付けを再開させて急ピッチで終わらせると、家中の戸締まりを確認した後、外に出て周囲を見回り晶達が待つマンションに戻っていった。
「ジン、悪かったな。待たせちまって」
「恋さん、大丈夫ですか? 黒木さんを助けた後何も連絡なかったんで」
「ああ、とりあえず今は問題ねーよ。クロは俺の母親のマンションで休ませてる。晶も和彦も一緒だ」
「そうですか。あそこならとりあえず安心ですね」
「そっちの様子はどうだ?何か変わった情報は?」
「とりあえずまだ特に届いてないですね。ただネットではちょっとした騒ぎが起きてるみたいです。この渋谷で恋さんが何者かに狙われたと」
「なんだそりゃ? そんなの放っておけよ。めんどくせぇ」
「そうは言ってもそんなに軽く流せる事でもないですよ。恋さんが渋谷で狙われたなんて聞いたら裏の連中は大騒ぎですよ。これを機に恋さんを引きずり落とそうと考える連中だって少なくない」
「ったく、どいつもこいつも・・・・・・俺は平和主義者だってんだよ。俺に文句があるならウチのらーめん食ってから言えってんだよ」
パソコンをいじりながら不満げな口調で愚痴る恋太の姿を電話口から想像し、思わず吹き出しそうになったジンは恋太に悟られないよう携帯を耳元から遠ざける。
「おいジン、オメー今笑ってただろ?」
「え!? な、何言ってるんですか恋さん。ヤダな」
「ま、いいけどよ。とりあえず今日はここまでだ。俺はマンション戻ったら寝るからお前ももう帰って休んだ方がいい。朝になったらまた連絡するからよ」
「わかりました。じゃあ俺も帰ります」
「おう、じゃあ明日な」
恋太はジンとの電話を切ると足早に母親のマンションへ向かった。
「あー腹減った」
ガチャリとドアが開く音と同時に恋太の声が響く。
「おう恋太、何もなかったみてぇだな」
「ああ、かなり神経使って警戒しながら戻って来たんだけどな」
「親父さんは?」
「いたよ」
恋太の言葉を聞いた晶は眉間にシワを寄せ何かを訴えたそうな表情で恋太を見る。
「何だよその顔・・・お前が想像してるような事は起きてねーよ。なぜか特に何も言われなかったんだよな」
「はぁ? 何だそりゃ? 親父さんらしくねーじゃねぇかよ」
「だよな。いつもの親父なら店あんなメチャクチャにしたら有無も言わずに鉄拳飛んでくるよな。まぁどうでもいいけどよ。クロと和彦は寝ちまったみてぇだな」
「ああ、精神的にも肉体的にも限界だったんじゃねぇか? ゆっくり寝かしてやろうぜ」
「そうだな」
恋太は勢いよくソファーに腰を下ろすと一度大きく深呼吸をした。
「で? 明日からどうするよ? 正直既に一線越えてるぜ恋太。死人が出るなんて尋常じゃねぇぞ・・・・・・」
「わかってる・・・・・・」
「今日ホテル街で遭遇した3つの死体も下手すりゃもう大騒ぎだぜ」
晶に言われた恋太はテレビをつけニュースを探す。
「こんな時間にニュースなんてやってるワケねぇか・・・・・・」
「それとさっき会ったあの沖田って警察のオッサン、間違いなくお前のとこにまた来るぜ」
「わかってる・・・・・・」
「警察からも黒木を守らないといけない状況じゃ今は沖田が一番厄介な存在かもしれねーな」
晶が言う事は最もだった。見えない敵と警察、その両方から黒木を守りながら黒木の依頼をこなさなければならないのだ。
沖田がタダ者ではない事は心理戦を仕掛けた恋太が一番わかっていた。
「タダ者じゃねぇ敵にタダ者じゃねぇ警察のオッサン、現実離れした黒髪の話・・・・・・クロの奴一体どんだけのモン1人で背負ってんだよ・・・・・・」
「事が事なだけに動き出してる連中みんながタダ者じゃねぇって事だろ」
「とにかく事の全貌が見えてくるまではクロを守るのが最優先だ」
「そうだな」




