表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常日記  作者: 七宝しゃこ
43/180

今日珍しく夢を見た。

久しぶりに甥と姪にあった夢だ。

最近は睡眠導入剤を飲んでいるので見なかったのだ。


いつも通り、


「はりな、遊ぼー!」

「それにゲームセンター連れていって‼」

「はりなのぬいぐるみ欲しい‼」


と振り回される夢だ。

お昼になったので、なけなしのお金で二人と昼食を食べに行って、家に戻ってくると、兄夫婦がたっていて、兄に殴られた。


「俺を妬むなひがむな、羨むな‼お前が結婚できんかったんは、お前が悪い‼」


と怒鳴られ、姪っこが鍵を取り、勝手に家に入ると、


「ママ~‼この子貰った‼」


と、シュタイフのテディベアの白タグ黒文字限定版のトリスタンを見せる。

真っ青になる。

トリスタンたち、白タグ黒文字は本当に貴重で、数も少ない昔のテディベアのレプリカである。


「やめて‼」

「僕も、この子‼」


甥も、別のテディベア……初音ミクベアを持っていた。


「あら、良かったね?ありがとう。はりな」


兄嫁は笑う。


「な、あげるなんていってない‼いつもどうしてそんな風に人の大事なものを取り上げるの‼」


いつもは泣き寝入りするけれど、叫んだ。


「いつもいつもそんな酷いこと、私にするの?私が何をしたの‼」


すると、


「お前が言うことを聞かないからだよ‼命令を聞けと言っただろうが‼このくずが‼」


と豹変した兄に怒鳴られ、


「命令するな‼私は奴隷じゃない‼もういい‼二度と会うか‼」


と怒鳴り返して目が覚めた。




呼吸が乱れ、心臓がばくばくした。

全身から汗が吹き出し、頭を起き上げることが出来なかった。

涙がこぼれた。

怖くて怖くて堪らなかった。

手が震え、目が回る。

何度か目を閉じ、涙をぬぐい、そしてゆっくりと体を起こす。




もっと強くなりたいと思った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ