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風の民〜『リバー』  作者: 橘みかん
戦いとスパイ
8/15

風の民〜火の怒り〜

ダーめんどくせえ、先ほどおこった地の怒りのせいで大地にヒビがはいる踏み出せば崩れてしまう場所を回避しているうちに『火の山』の麓に広がる窪みにこの地どくとくの植物が生えただけの赤茶けた大地に出てしまった。

アチ〜、着物の上はユンのすわる布にしてしまったため上半身はだかで剣をつけている皮のベルトをしている状態でも暑い。

オマケにさっきからしきりにドッドッという大地の振動が来るのでレッドが落ちつかない。

「落ちつけお前。」

レッドのウェーブががったタテガミがかかる首をなでる。

俺がなあケモノと話せればレッドにきけるんだけどな。

闇の戦士は名の通り、闇から来るものの進入の防御と闇を食い止める役目がある闇の力と火の力はジュリは強く感じる。

「火の力が増してるな。」

遠く見える山のところどころが赤く光っているのが見える。

「噴火がおこりそうだな。少し休んで探るか。」

レッドが食べれる草と水がありそうな窪みを見つけ降りる。

「まったくマリのやつ俺だからこんな変な形の入れやがったな。」

フゥカという小麦と木の実を練った粉を硬く焼いた旅の携帯食をとりだしたジュリはクネクネに少しこげたフゥカを見て苦笑する。

織の術は王族に献上するほどの腕を持つ女性だがフゥカ作りは下手くそだ。

楕円形で木の実がつまっているのだが穴あきだったりへんな形だったり。

普段、織の女性達の子供達のめんどうを押し付けられるジュリだからとみんな失敗作を詰めたようだ。

硬すぎるフゥカを食べながら火の山に気を向ける。

山頂の深い谷間にある火の聖獣、オーク達の巣で金色の羽根をもつ大きなワシににた生き物の目がランランと輝くのが見える。

火の一族で闇に寝返ったやつがいるのか?

オークの王の心が少しだけよめた。

赤い火柱があがり見えなくなるのと同時にレッドがいなないた。

オッドアイの馬の血をひくレッドも火の力を強く感じるようだ。

ジュリは窪みからかけあがり火の山に視線をやった。

火の山から赤いマグマが湧きだしている。

まずいな、『火の郷』近くの郷に警告だしたほうがいいな。

窪みにおりる。

「レッド、ウォッカのとこに急いで向かうぞ。」

愛馬にまたがりかけさせる。

密偵の誰かをつかまえるにも森にもどるほうがいいだろう。

全身から汗が飛び散るほどあつさがましている。

全身に火の力を強くかんじるほど怒りがましている。

ついてねえな俺。

災難になげきたいジュリだ。



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