風の民~ジュリの災難~
こっそり気配隠しをして付いてきてしまったユンを洞窟に隠すことにしたジュリだが敵に襲われる。
「ああめんどくせえ。風光雷!」
敵の攻撃さけながらユンを守るのはやっかいだ。
後で大地までえぐってと怒られるのを覚悟で一気に片付ける。
「ユン、もう敵さんいなさそうか?」
風の技で気配を読むのはジュリは苦手だ。 ユンには悪いがそこは補助してもらった。
「ウンこの先はだいじょうぶ。」
この騒ぎにも泣かないルーナも億しないレッドもすげえなと思いながら目的地のまだ低いリラの茂みに入る。
「まったく。お前はとにかくここに隠れてろなにかあったら風を送るんだぞ。」
サシャの茂みをあげてポッカリあいた洞窟にユンを入れる。
その瞬間、グラグラと大地がゆれる。
「ウワッどっかで爆発でもおきたか?ああ俺じゃわかんねえ。」
とにかく近場の高そうな木に登る。
「ウワッはでにやってんなあ。」
『地の郷』と『水の郷』の境目の森の一部で大量の虫が舞うその中をツィリーが飛んでいる。
強く風が吹いた、ジュピターの銀色のタテガミをなびかせたスィーラだ。
「てまはぶけたって俺に気づいてねえな。俺へぼだからな。」
つぶやきながら気の伝言をスィーラに送る。
『わかった後で行くよ。』
スィーラの声がする気がビリビリするのがジュリでもわかる。
おっかねえ。
ジュリは首をすくめて木から降りた。