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Hello new world

 周りを見渡すとどうやらここは噴水のようだった。


「取り敢えずステ確認かな」


 =============================


 name [フィーリュ]

 level 1

 JOB サムライ

  mony 1000c


 HP (体力) 25

 MP (魔力) 10

 STM (スタミナ) 10

 STR (筋力) 18

 DEX (器用) 12

 AGI (速さ) 12

 VIT (頑丈さ) 10

 TEC (技量) 12

 INT (賢さ) 10

 LUK (幸運) 10


 スキル

 ・ アクセル

 ・ バーサーク

 ・ ストライク

 ・パワースマッシュ


 装備

 頭 無し

 胴 布の服

 足 布の服


 武器

 木刀


 =============================


スキルのパワースマッシュはサムライ……というか文字から見て剣系統のスキルだろう。

 職業のサムライでSTRが高くなってるな。

 しかし木刀か……これ片手用装備じゃね?取り敢えず腰にそれっぽいのついてるけど。


「まあプレイスタイルの徹底的な追及は後にしとこう」


 とりあえずこのままだと人の波に押しよされそうなのでいったん退避ー


 しかし、逃げてる間に感じてたがこのゲームすげえな。俺のキャラクターは183cmとリアルよりも高く設定しているわけだけど全く()()()()()まるでリアルまでもこの体だと言うようなくらいなじんでいる。これ超小人プレイしたら楽しそうだなぁ……


「さて、先ずは武器屋だな」


 俺はあるゲームでこんなことを言ってるキャラクターを知っている


『金ってもんは、自分を守るためにあるんだよ。金を守ってどうすんだ』


 と。ちなみに彼はギャンブルのし過ぎで借金が日本円換算で兆まで上り詰めたらしい。話が逸れたが、つまり金で自分のみを守る防具也何なりを買っておいたほうがいいと言うことだ。特に木刀とかいうモンスターをなめている様な武器でいけるのかと言う話だ。これは私的経験からだが、取り敢えずいくつも町があるRPGはその町の最高装備は次の次の町位までは使いつぶせる。なのでこの町の最高級武器を買おうって魂胆よ!!


 つーわけでどう考えても武器ややってそうな店に到着。


「いらっしゃいませ、今日は何をお求めで?」


 物凄い作りこまれたグラフィックの店員さんがやってくる。いやすげーわオーバーワールド、異世界転生ですって言われても信じられそうなくらいグラフィックも物理エンジンもすげえもん。ぬるぬる動くし、これは期待値がグッとあがるなぁ。


「刀系統で何がありますか?」


 ・真剣 : 3000c


「あ、すいませんお金が足りないのでやっぱいいです」


 撃沈。まあ薄々わかってたけれどもやっぱ金が足りねえかー。


いやまて、木刀がどれだけ強いのか見てみよう




・木刀

ATK(攻撃力)10

END (耐久) ∞

それは試験。この一振りの刀を持って証明するための。




「耐久無限はいいな。後なんだこのフレーバーテキスト」


まあ十分攻略できそうであるとわかったので一丁雑魚狩りにでもいってみようか。




ということでビギナーズエリアと言われる森に来ている。

その名のとおりビギナー(初心者)のためのエリアでモンスターも比較的弱いものばかりが生息する。


「ジジジ……」


「いたいた」


オーバーワールド界でのファーストコンタクトはゴブリンやオークでもスライムでもアルミラージでもなく……


「ハリネズミ?」


「ジッジッジ」


どうやらハリネズミ型のモンスターのようだ。

大きさは大体50センチくらいか。そんなモンスターが突進を仕掛けてくる。


「いやさすがにそれは受けんわ」


「ジジイイイ!?」


余りにも素直な突進だったので何か策があるのかとおもったが、初心者用モンスターがそんなことをする筈もなく地面に激突。きれいな放物線だった。この世界の物理エンジンはやはり正常のようだ。というかあの針触ったらスリップダメージ受けそうだな。


「ハリネズミの対処の仕方とか知らんよ……大体の生物は頭が弱点!」


「イイイイイ!!??」


さすがプロゲーマー絶賛と言うべきか、昨今のクソゲーと違ってこの世界の生物は急所やらがきちんと設定されているタイプらしくい。うーんこれは神ゲー。ちなみにイヴィルバスターも弱点が存在したが、魔王サタンの胸の赤い宝石とか言う絶対に近距離では届かない位置にあった。クソゲーかな?

この手のゲームはリアルすぎて敵のHPゲージやダメージ量が出ないので倒したかは演出で決まるわけだが、ハリネズミの頭から血のような赤いポリゴンが出て膨れ上がるように体からポリゴンがあふれ、消滅したのでこれは一撃で倒してと言ってもいいだろう。

ドロップアイテムはインベントリに直通らしい。まあ剥ぎ取り系統じゃなくて一安心だ。だってハリネズミとかどうやって剥ぎ取ればいいのかわからんし。


「ドロップは……」


インベントリを新着順にソートしてみる。


「「マッジホッグの皮」、「マッジホッグの肉」か」


換金アイテムだな。どこで売れるとかそこらへん探したほうがいいな。

あと肉は空腹パラメーターなるものが絶対に存在するはずだからそれを見越せば持ってるのもありっちゃありか。


「レベルアップはしてないか。うし」


こういうのは自分で制限を作ると燃えるんだよ。


「今日中にレベル20目指してみようか!」


この感覚は俺がゲームをする上で二番目に好きな感覚だ。新しい世界に入り込んで、自由な、まっさらな広い広いキャンパスに絵の具を塗るような感じ。これだからゲームはやめられない。




ポケモンとかで最初の草むらでレベル上げする行為、あれは結構好きなタイプの主人公です。まあ後で後悔することも多いけど

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