とある文章を書いた人間の観測記録
「やあやあ、詰められてるね、きゃっはっは」
この目の前くらいで笑ってるのは、ゴミ屑だ、人間のクズだ。
「笑うんじゃない、俺はこの感想に対して、二時間も時間を掛けてるんだぞ」
そうだ、二時間だ。
もうそれだけあれば、どれだけの事ができると思っているんだ?
エロゲーだって、神ソングだって、神ゲーだって、配信だって、いくらでも堪能できたんじゃないかと、後悔がある。
これはもう、この二時間分、相応の利益がないと、俺は我慢できないね。
「許せん、これは認められん」
「もう、いいんじゃんないかな? 放っておいてスルーすれば?」
「馬鹿が、本当に馬鹿が、スルー? お、それもいいなって、思っちまったじゃないか、くたばれお前」
「辛辣すぎるでしょ、君」
そうだ、俺は文章を投稿した。
それは、
俺が自分が楽しめる文章を書いて、投稿したんだ。
「しょうがない、書くか」
俺は色々と思考を働かせている。
「「うーん、本当にちゃんとエッセイを読んでないみたいですね。
そういう感想を、どう返信すればいいのか分からないのですよ。
もちろん言いたい事は、大方分かりますよ?
それでも、
貴方が、実際には、何が言いたいのか、全然わからないんですけど。」」
「ねえねえ、その文章詰まんないんだけど、もっと面白くして」
「お前は黙っていろ、くたばるんだぁ」
確かに、ちょっとなんか、上位者の語り口調が足りない気がする、これはクソ凡人が書く文章だ。
「「 まあこういう場で、まともに話せる人なんて、大して期待してませんが。
まあ超一流の作品が書けるようなレベルじゃないと、やっぱ人間なんて誰でも同じようなレベル、存在ってことかなぁー」」
駄目だ、全、消し、次。
「「まあそうやって露骨に否定するのは、どうかと思いますよ。
酷いじゃないですか。
まあ本当は、心の底では思いませんが、いいじゃんって思いますよ。
でも確かに、これは止めておいた方がいいですかね?って疑問形で問いたいと思いますよ。
なんか感想に対して返答もせずに、それをネタにするのって、ずるいというか、酷いというか、
本当にごめんなさいって、謝って許してくれても良いんじゃん?。
適当に言いますが、あの時は勢いで、ついやっちまったんですけど、許してもらえないでしょうか?
それともう一つ、貴方の感想で小説ひとつ書けるんですけど、どうしましょうか?
でもこれっていいんじゃないのかなぁー?
日ごろ、あった事で文章を書くのだからさ。
もちろん分かりますよ、
3chみたいな下らない風潮が蔓延るパターンを危惧してるなら、大丈夫です、ここの人たちは低俗じゃないです。
そもそもネタにできる話題がそれほど出てくるような場所でもないのだしね。
エッセイカテゴリ見てれば、それは明瞭に分かるでしょう?。
何時までも延々と「相互評価クラスタ」だの「テンプレートがあれこれ」「ポイントがあれこれ」とかお決まりの奴だけだしね。
ともわれ、貴方の感想のおかげで、新しく小説が書けるのですが。
そうやって刺激的に辛辣にやるのも、自分は普通にありだと思いますね。
紳士的じゃないですけど、ここでは別に、それほど紳士的に振る舞う絶対的な意味はないと思いますし。
それとも、わたしには、そういう風な文章を書いても、それほど動じないだろうと、ちゃんと推理して書きましたか?」」
うーん、長くねえか?
「君の文章はやっぱ面白いね、わたしは好きだよ」
「だろうよ、俺は超絶ハイパーウルトラ天才だからな」
くそが失笑するかよ、まあそういう反応が当たり前だろうよ。
「あ、良い忘れてました、感想ありがとうございます。
あと、この文章が分からないのは、嘘でしょう?。
そんなに良い文章を書けるんですからね。
それにしてもいいですね、その文章は、しかもそれが自分という対象に向けられているっというのは。
こんなに色々な、その感想が適用されるような作品です、が溢れているのに、この作品に感想をくれた、という事は。
まあ何かしら、自分の軽妙で面白い反応を期待するから、とか。
または、一番目の仇にするのに色々捗る、効率的だったと、まあ、そんな程度の理由でしょう、
こちらとしてはざっと、そのように推理しましたよっと。
だからここはサービスしなくちゃいけないシーンですかね?
だから、貴方の感想について、自分は一時間くらい考察したんですけど、全部、教えておいてあげますよ。」」
「もう面倒だ、こういうのは書いた文章を全部みせれば、相手が納得するか、喜ぶか、どちらかだ」
「そういう感じなのかな? わたしは、そうは思わないけど」
「知っている、お前は、そうなんだろうよ、俺はそれすら知っている。
だが、俺はこれが正しいと思う。
常に出し惜しみをするな。
常に最大限の価値と意味をばらまくように提供しろ、もう、それでいいんじゃないかって心境なんだ」
「「さて、まずは何か、正論的に何か言っておきましょうか、
うーん、自分はそういうの賛成する心と、反対する心があるんですけど。
そういうのを指摘するのは、暗に強制ですよ。
古い文学みたいなのが廃れたのって、そういうのが原因でしょう?
出版されるのが全部そういうの、見識のある上位者であるようなのが、暗に前提である必要があって、
発言力のある上位者が、文学の世界を牛耳って、大多数の人たちが離れたんじゃないのかなぁ?
子供の様な人が小説を書いてもいいじゃないですか、って、まあそういう大らかな心があってもいいと思う。
だいたい最初は誰でもそのレベルで、書いてる内に気づくんですよ、自分も今なんとなく、その過渡期って気がします。
半年ロムってろ的に、そうやって言うから、最初の段階で好奇心が雲散する、いろいろな分野が衰退するんだと自分は思いますが。
さらに言うなら、知的な上位者を、さらに知的に伸ばす、啓蒙するような文章と、
知的に劣位な人を楽しませ、暇つぶしや、初歩的な啓蒙を促す文章は、圧倒的に違うと思いますね。
こういう場では、知的に劣位な人が、楽しみながら書けるようなモノが、知的に劣位な大多数の人、ここでの支持基盤だと思います。
もちろんコアユーザー、頭の良い人たちを楽しませるなら、そういうのは普通に良いんだと思いますよ。
まあ実は心の底ではどうでも良くて、もうコアユーザー向けの作品だけが世界に溢れればいいだろと思います。
もう自分は確実に知的に上位者なので、ライトユーザー向けの作品は、地球滅びればいいのに的なテンションでいつも見て、思っています。」」
「ねえねえ、その文章って、感想くれた人が、絶対に診てくれるの?」
「知るか」
「もしさ、診てもらえなかったら、むなしくない?」
「問題無い、俺には小説でこれを投稿する、という第二案があるからな」
「君の使い方は、なんか間違ってるんじゃないの?」
「知るか、俺にとって間違ってなければそれでいい、それで知的レベルが上がるんだからな」
「君って電波というか、馬鹿というか、糞ゲーのキャラクターみたいなんだね」
「良くわかったな、最近したゲームは、全部OPからして、そんな感じの奴だったから、当てられたのかもしれん」
「「さて、次に
貴方の意見について言及しますが、
確かにそうですね。
とにかく自分が面白いと心の底から思える文章を、手っ取り早く高速で短時間で書きたい、
と、即物的な快楽を得る為に、この文章は書いてました。
まあ、なんだろうか、分かる分かります、自分も客観的に見て、確かにこういう小説は邪魔だって。
自分は自分が大好きな凡人みたいな奴なので、その視点から逃れれば、この作品文章をちょっと面白いだけのクソ神ゴミと評価できるのです。
世界に対して、こういうどう考えても出版できないような作品は、ハッキリ言って無価値、無意味です。
出版されるような形式の作品が、どう考えても至高で、
それ以外の目的意識による小説なんて、駄目だと、自分は思っている。
さらに言えば、出版なんて一生かかっても無理なのに、だらだらと小説を書くという労力を消費し、
貴重な人生のリソース、世界のリソース、先進国で生きている癖に、一向に成果らしきものを出さない癖に、小説家ずらしている人も嫌いです。
社会的に見て、出版させる意図や、広く公表する前提でモノを書かないのは、ハッキリ道楽以外の何物でもないって事です。
もちろん、こういう場に文章を公表して、沢山の人に娯楽という利益を与える、それも立派な成果です、これは本当に思います。
社会的に供給される娯楽の総量が多ければ多いほど、なにかと捗る感じで良いのですからね。
自分もなろうに投稿される、決して有名では無いモノですが、密かに命を救われるような経験をしているので、そういうのは痛感しているのです。
そういう素晴らしい人と比較して、確かに、自分は駄目です。
時間をかけて、創作を頑張るわけでもない感じですし。
本気なら、自分の知る人のように仕事をやめて、生活保護をとってでも、小説を書けばいいんですかね?
まあ自分は、生活保護による社会的損失等を勘定すると、その人の書く小説にそれほどの価値が、社会全体の利益として評価されるか甚だ疑問なのですが。
自分は凡人なので、人間偏差値が50~60位という事です。
仕事もせずに生活保護、というよりは仕事を適当にして、休みが適当に取れる仕事をして、余暇の時間を創作に向ければいいのですがね。
そうすれば誰だって、とはいいませんが、それなりに多くの人が一流レベルの小説が書けますよね。
情報弱者は何でもいいので、一流レベルのモノにも救われます、
でもそれは、幾らでも代替可能な、幾らでも変わりがある、
やっぱり真に頂点、商業でガンガン売れるような、超一流の作者に至らないと、どうせ大して意味や価値も実感できないので、自分は絶対にしませんがね。」」
「ねえねえ、誰それ?」
「お前だろうが。
お前は、ほとんど生活保護受給者と変わらんだろうが。
日本という先進国で暮らし、そこでの高レベルな娯楽を毎日25時間貪り食ってやがる。
社会に世界に、滅私奉公しないで、自分の為だけに生きてる奴だろうが?」
「そうかなぁ?」
「そうだろうが、お前の意見なんて、少なくとも俺は絶対に聞かんからな」
「「まあ、なにわともわれ、自分は日本語の無駄遣いをしている自覚があります。
多くの人が同じ穴のムジナだと思います。
誰かを救ったり、役に立っている、そう思っても、それは幾らでも代替可能。
貴方が助けなくても、他の人が幾らでも助ける。
なんて結論にはなりませんから、安心してください。
貴方はどう考えても正しい、自分は害悪なのでしょうか?。
でも、その正しさを得る為に、どれだけのリソースを消費しましたか?
この場で正しく貴方があることで、この場における娯楽の供給総量値、発見確立とか色々が上がってますよね、幾らかでも。
でも、でもです、その正しさを得る為に払ったリソース以上に、リソースを新たに創造しなければ、普通に駄目ですよね。
つまりは根本的には正しくない、自分は自分を害悪だと確信はしてません。
ここで多少害悪でも、ここで得たリソース以上に、他で代償すれば、自分が正しいのですから。
もちろん、ここでの明確な正しさを得る事はできませんので、ここでは貴方には勝てないのですが。
いやそれも早計ですね、貴方以上にここでの正しさを表明する方法があるんですよね。
そうです、自分が小説を書いて、貴方の言う小説を、そしてより高度に正しい、正しさを得られればいいのですから。
ライバルじゃないですが、少なくとも自分は貴方を競い合える相手、まあ同程度の見識くらいでしょうから、良い相手です。
ただただ、己の世界を広げたいから、自分という読者が求める小説を書いているのです。
自分という読者が読めれば、それでいいんだっという視点が強過ぎて、そういう配慮を忘却していたみたいです。
次からは、自分以外の読者の視点も考慮して、皆が多少なりとも読めるような文章を書きたいと思いました。
まあでもですよ。
自分の書いた文書、小説を、面白いと言ってくれて、好きに成りましたっとか感想で言われた事があるので。
まあこれでもいいのかなぁーと、楽観的に気楽に書き過ぎていた、いろいろと誤解していたのですね、かもしれません。」」
「疲れてきたんだが」
「だろうね、お疲れ様」
ありがたい事に、飲み物を持ってきてくれた。
「しょうがない、頭を撫でてやるよ」
「触ったら、怒るよ」
「どうしてだ、前は褒めて、撫でて、て言った」
「ツンデレだからさー、あたしって」
「死ね」
「「さて、このセンテンスが最後ですよ、最後まで読んでよろしく。
その人の書く小説は、ハッキリ言って、幾らでも代替可能なモノ、所詮は暇つぶし程度の内容だと、個人的には思えますので。
そしてもちろん、長くやっていれば、その人だけの価値や意味を、オリジナリティーみたいな代替不可能な唯一無二性のようなモノ、
長く見てくれる人が、もし仮に居れば、見出してくれる、少なくとも見出してくれ易くなる、
まあそういう構図もあるので、一概に自分は否定するような間違いは犯さない、というのは自分も自覚する所なのですがね。
まあ、なにわともわれ、自分は日本語の無駄遣いをしている自覚があります。
ただただ、己の世界を広げたいから、自分という読者が求める小説を書いているのです。
自分という読者が読めれば、それでいいんだっという視点が強過ぎて、そういう配慮を忘却していたみたいです。
次からは、自分以外の読者の視点も考慮して、皆が多少なりとも読めるような文章を書きたいと思いました。
まあでもですよ。
自分の書いた文書、小説を、面白いと言ってくれて、好きに成りましたっとか感想で言われた事があるので。
まあこれでもいいのかなぁーと、楽観的に気楽に書き過ぎていた、いろいろと誤解していたのですね、かもしれません。」」
「本当に疲れた、もう終わりだ、くそが、三時間も時間を無駄にしたじゃないか、俺はもう不貞寝して、寝る」
「おやすみなさい、良い夢を」
そんな感じの俺の今日だった。