表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

ニート、執事になります?

前までならぐだぐだとネット見て、テレビ見て、ご飯は気が向いたら食べての気が向くままの生活だった

それがたったアルバイトのせいで



「おい!燐斗、紅茶を早く出せ」

「はっ、はい坊ちゃん!今すぐに!」


こんな毎日が忙しくなるなんて、あのぐだぐだな日にいた俺は思いもしなかった


-某日 自宅-

「はぁ、こんなにもニートが楽しいだなんて!!」

僕、ひいらぎ 燐斗りんとは昨日退職届を出して、現在仕事なしいわゆるニートである

(これからはあんな上司や同僚になにも言われない、あー楽)

部屋の天井を見つめ、考える


(これからの生活どうしよう...)


「考えても仕方がない!とりあえず行動、行動」

部屋着から普段着に着替え財布と携帯を持ち出かけた


-某日 街-


適当にフラフラと歩いていたら小さな書店を見つけた


(こんなところに書店なんてあったか...?)


気になりその書店へ入ってしまった

カランっと鈴のなる音


とてもシックな雰囲気で少し高級感がある書店だった

本を手に取ってみるととてもずっしりとしたもので、ペラペラとめくると英国のものらしく、日本語ではなかった


(店の人は見当たらない..な、裏にでも行ってるのだろうか?)


キョロキョロと見回してみると本棚に異物があった

求人雑誌だった、それも日本製。

ただの雑誌でこの書店に似合わない表紙だった


(発効日は...今日?!そんなものかこんなところに...)


僕は迷ったが、持っていくことにした

どうせ、仕事ないし、適当においてあるようだから持っていっていいのだろう、値段も書いていないし、持っていっていいものだろう、よくある”ご自由におとりください”だろうと思って


カランっとまた心地いい音が鳴り、僕は外に出た。

外にはまだ日が高く昇っており、少しだけ暑いと感じる


その後は適当にぶらぶらと歩き、某有名カフェへ行った


-某日 カフェ-

見つけた求人雑誌をペラペラめくった


(...ん?)


あるページで僕は止まった、そこのページにはドでかく

”一年間、仮執事を募集中!!”との文字


(きゅ、求人雑誌に執事募集?!...インチキくさい)


とりあえず気になったので見ていると、「一年間働くと仕事の出来では、次のお仕事を紹介します」の文字

これほどおいしい話はあるだろうか、一年間は高額収入の仕事ができ、次はもしかしたらいい仕事を紹介してもらえる、現在ニートの僕にとってはこれほどのおいしい話があるか?ないな。


(とりあえず、適当に書いて送ってみるか...)


珈琲のいい匂い、カチャンというコップの心地いい音の中名前、生年月日、学歴等書いていく


(あっ、証明写真...帰り撮っていくか、適当に今日だすか~、めんどくさいし)


珈琲を飲み終わり、丁度書き終わったので外へ出ることにした


-某日 自宅-

コンビニにある証明写真撮るやつで撮り、コンビニのポストに入れてきたのが現状である

あと一週間ぐらいたてば不採用通知がくるだろう


(その間、何してよう...)




通知が来たのはなんと次の日だった









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ