表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

崩れ、壊れ、残骸となりて。

作者: 紫蘭

足元から崩れる。


目の前で壊れる。


何が、どれが?


それが、あれが。



それは崩れる。

失った心と一緒に崩れる。

宵闇を彷徨ってなお、

足元から、崩れる。


あれは壊れる。

曖昧にした心と共に壊れる。

未来を夢見てなお、

目の前で、壊れる。



失ったのは、何時ですか?


もうずっと前。


壊れたのは、何時ですか?


つい最近のこと。



どうして君の言葉は危ういの?


それが花だから。


紫色した、花だから。


どうして君は花になるの?


それが見えたから。


紫色に濁ってて


言葉さえ、真っ直ぐに紡げずに。


薄ら笑いを浮かべるから。



なんでなの?


わからない。


どうしたの?


わからない。


どうするの?


わからない。


ほらまた、一つ。

音を立てて崩れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ