表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少女達の白百合籠  作者: すもも 遊
1.無垢で愚かな少女は外道な道化に恋をする
4/19

2話 厄介なヤツ


入学式はつつがなく終了し、新しいクラスメイトと親睦を深めるという先生の素敵なふざけた提案のもと、30分間の時間が与えられ、各自自己紹介や友人作りに充てろとの事だ。

大体が中等部からの繰り上がりだからそんなもの必要ないとは思うが……。まぁ、外部生も少なくないから仕方ないか。


ん?私か?私はお喋りに興じるクラスメイトそっちのけで読書だ。中等部からいるやつは勿論、外部生もある程度私の顔を知っている人間も多い。

それに、自分で言うのも少しアレだが、基本的に生徒間ではあまり不用意に私に近付いてはならない、というルールがあるらしい。恐らく普段の言動や態度からの物だろう。

そういう訳で、自分から話掛ける事もなく、また私に近付いてくるやつもいない。……1人を除いて。


ふむ、どうせ皆さんもその1人が誰なのかは大体わかっているだろう。そう、校門前で私を見ていたあの美少女だ。

ホームルーム終了後すぐに行われた席替えで、何の因果かばっちり隣の席に来やがった。それからは飽きもせず、他の生徒に話しかける事もせずじーっと私を眺めている。

正直、とても居心地が悪いが……、さっきの粘ついた視線じゃない分まだマシだと思っとこう。


……それにしても、と彼女を横目でこっそり観察しながら思う。

この奇行を抜きにすれば完璧と言っても差し支えのない容姿なのに、と。

くりりと大きな愛嬌のある瞳に、白い肌と薄く紅をさしたような頬、桜色の形のいい唇が全てバランスよく配置されている。セミロングの色素の薄めな黒よりは茶色に近い髪の毛も、手入れが行き届いているのか艶やかだ。

本当に勿体無い。奇行(ガン見)がなければきっと男女問わず、大勢に囲まれてちやほや楽しく過ごしていただろうになぁ。

ほら、今もこちらをちらちら見る生徒がいる。

凛音(主人公)で遊んでたら無駄に長くなってしまいました。大半が意味のないおふざけなので流し読んでいただいて大丈夫です。


評価、お気に入り登録ありがとうございます。

誤字脱字、不自然な文章等ありましたらご指摘願います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ