あたしには来ない
全然あっちっちじゃないよぉ
これ、恋ってとこ以外実話だし…
名前もほとんど似‼なのです
もし本人さん見ちゃっても、恋はしてないよぅ
大好きメールはほしいけど
好きになってほしいけど
憧れてほしいけど
でもでもっ
恋じゃないからぁ~~
後輩らぶ。
ずっとなかよくしようね
「あぢぃ…。
これ、40度くらいあんじゃないの…?」
「あああ~…。」
灼熱の太陽の下、すっかり小麦色になったあたし達は2リットルのペットボトルを抱えて
今日も部活に向かう。
「久住先輩がね~…」
「えっ、ずるーい!!!」
部活の話題で盛り上がりながら、やっとの思いで私立・山樹学園に到着した。
ここは女子中・高で、都会のど真ん中にある学校。
あたしも周りの子もそこそこ可愛いわけだけど、彼氏なんて言葉でてくるわけもなく。
相変わらず女子の世界を過ごしてもう1年ちょっと。
「おはようございます、おはようございます…」
何度も何度も挨拶を繰り返す声が後ろで聞こえてきた。
これは間違いなく… パッと後ろを見ると、やっぱり。
同じダンス部の後輩である。
あたしは思う。
挨拶は、気持ちをこめてするもんじゃないのかなって。
だから、1回、元気に凛々しく気持ちを込めて「おはようございます」「こんにちは」
これでいいと思う。
なのに山樹学園の部活は全て、何度も何度も暗く挨拶する。
先輩が目の前を通り過ぎるまで。
でも、やっぱり…。
あたしはニヤリと笑みを浮かべる。
「挨拶されるのって悪いもんじゃないね!」
隣にいる沙希と美波にいうと、うんうんと満足げに頷いた。
そう、この子たちは初めての後輩!!!
「あああ。暑すぎるよ!」
今日は8月15日。
この前から、20日経った。
それでも、ごく普通でなにも変わらない日々。
ただ部活に行き先輩に怯えて踊り憧れる。そして夏らしく遊ぶ。
楽しいけれど、なにか優越感を得られる何かが欲しかった。
「ていうか、聞いて!
あたし、後輩の野上さんとメールしてんだけど、大好きですってハートマーク
大量についてメールがくるの★
今、かなり仲いいんだ~
あたし先輩より後輩かも!」
美波がいうと、沙希も続いて
「うちも、野上さんとか石林さんとメールしてて…。
美波とおんなじメールくるし!超ほめてくれるの!
後輩かわいい♪♪」
と自慢した。
「え!?!?
なにそれ!!!
ずるい~~、2人だけ!あたしもメアド欲しい!
てか、いつのまにぃー…。」
あああ、いいなぁ。
今まで後輩なんてなんも想ってなかったけど、なんか急に。
もしかして、あたしが望んでる優越感って、これのこと?
後輩にメアドをもらって早や数週間。
だけれど、一度もそんなメールは送られてこない。
優しい、それしか。
優しいって何?
あたしはただ、後輩に好かれたいから優しくしてんだよっ!!!
野上さんー…
石林さんー…
はやくメールちょうだいよ?
君たちからのメールを、首を長くして待つ。
女子校だから、彼氏いないからって。
君に、後輩に、恋をしてしまうほどなの?媚びるほどなの?
おもしろくないかなあ
中2じょしです
シンチョウ145
タイジュウ… 知りたければ?
バス○… 感想をっ
ヒッp… かいてねぃ
うふ♡
嘘かもね^p^
まぁまぁ、まずはかいてみんさいぃ