艦隊司令おじさん
最後は病で死んじまったが、満足のいく人生だった。最後の一年は、死の恐怖より死後の世界の興味の方が勝っていたかもしれん。
しかし気付けば私は新たな生を受けていた。
実に興味深い世界に、だ。
宇宙時代。
そう評する人間は私だけだ。
かつて、重力に縛られた時代を知る私だけ。
故に私は努力した。
才も容姿も、寿命すら遺伝子工学の発達で思うがままの時代に、私は宇宙への渇望から努力を積み重ねた。
私は新たな人生を謳歌している。
星星を征く、船に乗って。
しかし気付けば私は新たな生を受けていた。
実に興味深い世界に、だ。
宇宙時代。
そう評する人間は私だけだ。
かつて、重力に縛られた時代を知る私だけ。
故に私は努力した。
才も容姿も、寿命すら遺伝子工学の発達で思うがままの時代に、私は宇宙への渇望から努力を積み重ねた。
私は新たな人生を謳歌している。
星星を征く、船に乗って。
プロローグ
2024/12/21 23:37
(改)