表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/20

第一幕.5話 無駄な時間

「なぁんでだよ〜!!!!」

「仕方なかろう能力(スキル)を使ったのはお主だ諦めい」

 今の状況をお教えしよう。今からおよそ2分前の話だ

「いつまでその姿でおるのだ。」

「え?」

「いや、いつまで我の姿でいるのだと聞いておるのだ。」

 確かに今思ったら目線も下がってないしやたら地面が揺れると思ってたけどそういう事か。ってか

「……戻り方わからん」

「それは困った」

 え? 俺これからこの姿で生きるの? いやいや、嫌だけど? さすがに人として生きたいよ?

 助けを求めようとヴァルスへ声をかけようとすると、

「わしも能力スキルによる効果をどうすれば良いかわ詳しく知らんからな。自分の能力(ちから)なら自分でどうにかせい」

 そんなジト目で見ないでくれ、てゆーか俺は解く方法がわかるまでこのまま、つまり……?

「家に帰れない、ってかまずここから出られない……?」

「まぁそうだなそうなる」

 平然とした顔して言い切っちゃったよこの兎!

 とりあえずなにか方法を考えよう。

「あ、そうだヴァルスが言ってた姿変える魔法ってやつ、あれの使い方教えてくれよ。上から重ねればどうにか……」

「ふむ、ここでひとついいことを教えてやろう。魔法より能力(スキル)の方が強制力が高いぞ、んま一部の能力(スキル)は例外だかな」


「何か方法があるとすれば能力(スキル)自体に記録されているのでは無いか?」

能力(スキル)自体に記録?」

「うむ。試しにわしを鑑定してみるといい、特別に全て公開(見れるように)してやる。」

「ありがとう。それじゃいくぞ《鑑定》」

 てかこの世界にはステータス的なものはないって……あ

【特別に似たようなもの作っといてあげる^^】的なことを神様が言ってたな、とりあえず成功したみたいだな、どれどれヴァルスのはっと…………


 ―――――――

 天龍ヴァルス・ディファース

 天龍 (ヴァルラビル)

 魔力値(推定) 5240000

 《能力(スキル)

  龍激砲(ドラゴンブラスター)

  転化(チェンジ)

  反逆(リベリオン)

  魔素変換(エーテル)

  分析(アナライズ)

  龍我星天

 [称号]

  天龍 神転 祖龍の子 七龍 反逆者 知恵の者

 [???]

  【????】

 ―――――――


 魔力……5240000……

「どうだ? 我は凄かろうぞ」

 歯向かったら……機嫌を損ねたら……死ぬ!

「めちゃくちゃすごくて強いってことがわかった」

 てか、かなり綺麗なもの作ってくれたな。ありがたやありがたや。

「ん? 称号ってなんだ?」

「む? 称号? なんだそれは」

 知らんのかい

「んじゃいいや、とりあえずステータス的なものがちゃんと働くことがわかったからな」

 能力(スキル)《鑑定》

 さて、俺の鑑定結果はと……


 ―――――――

 アルレルト・グレア (天崎 時雨)

 人

 魔力値(推定) 2540

 《能力(スキル)

  模倣(コピー)

  鑑定(かんてい)

  詠唱破棄(マナブレイク)

 [称号]

  転生者 神の子 知恵の者

 [???]

  【奏者】

 ―――――――

 ん? なんだこれ【奏者】?

「どうじゃ、見れたか?」

「あ、ああ見れたよ。てか、俺の知らない能力がある。《詠唱破棄(マナブレイク)》?」

「《詠唱破棄(マナブレイク)》その名の通り詠唱を破棄するスキルだな、歴代の勇者が持っていたとされるスキルだ。」

 詠唱破棄ってことは……無詠唱で魔法打てるってことか! やったぜ! わざわざ頭の中でめんどい術式を構築する必要が無いってことだ!

「って違う違う目的は模倣(コピー)の方だった」


 ―――――――

 アルレルト・グレア (天崎 時雨)

 人

 魔力値(推定) 2540

 《能力(スキル)

  模倣(コピー)<{能力(スキル)名《模倣(コピー)

     対象ノ能力及ビ姿ヲ模倣スル

     魔力切レ、又 本人ノ任意デ解除}

  鑑定(かんてい)

  詠唱破棄(マナブレイク)

 [称号]

  転生者 神の子 知恵の者

 [???]

  【奏者】

 ―――――――

「あの、ヴァルスさん……怒らないでね?」

「ふむ、わしは懐が広い。言ってみろ」

「……本人の任意で解除可能だって」

「」

「」

「あのーヴァルス……さん?」

「死ねい!」

「うぉおい! ちょいちょい! 人間の耐久力じゃあんたの蹴りは耐えられませんて!」

「知らんわ! わしの時間を……返せ!!!」



「お騒がせ致しました。(土下座)」

「全くじゃ。ほれ、人の姿に戻れたのじゃったら急いで離れる準備をせい。」

「え?なんで?」

「さっき他の人間の声がしおった。ここを見られるとまずいからな。何しろ、ほれ、門を壊して出てきておるからな。準備出来次第行くぞ」

 他の人間の声が聞こえたって、いくらうさぎの姿だからってそんな遠くまで聞こえるわけが無いわけで……それってかなり近くにいるってことでは?

「う〜んと、ヴァルス、もう手遅れな可能性があるかも」

「なんだと?」

 赤い瞳の一本角を生やしたうさぎがこちらを見たのと木の影から10人ほどの鎧をきた兵が出てくるのはほとんど同時であった。

「そこの者! 止まれ!」

 うぉい、やっぱ思った通りやん。

「我々はフラグレオ王国の国王 フラグレオ・フィン・アルヴァーナ直属、王立騎士団第一軍『竜殺し(ジークフリート)』である! ここで何をしていたか、なぜ遺跡が破壊されているのか、いろいろと事情聴取をさせてもらおう!」



 ……本格的にめんどくさい事になってきたな。

ちなみにこれまでの出来事全ての時間をあわせて地球時間だと7:30から18:30までです。


これまでのストーリーはチュートリアルみたいなもんです(?)


面白い!

続きが気になる!

と少しでも思われましたら

広告下ポイント評価欄をMAXに!

【★★★★★】

ブックマーク登録、いいねもよければ

よろしくお願いします! 

私が救われます。更新頻度も上がるかも……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ